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実写『シティーハンター』新宿・歌舞伎町本格ロケもトラブルなし 関係各所の全面協力で実現

日本映画ロケの流れを変える? 新宿での本格ロケを敢行した『シティーハンター』
日本映画ロケの流れを変える? 新宿での本格ロケを敢行した『シティーハンター』 - (C)北条司/コアミックス 1985

 鈴木亮平主演で北条司の人気漫画を実写化したNetflix映画『シティーハンター』。裏社会ナンバーワンのスイーパー(始末屋)・冴羽リョウの活躍を描く本作では、リョウが拠点とする東京・新宿の街も主役といえる。エグゼクティブ・プロデューサーの高橋信一(Netflix)が、昼夜問わず多くの人が行き交う歌舞伎町におけるロケ実現の裏側とそのこだわりを語った。

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 本作は、信頼する相棒・槇村秀幸(安藤政信)の死の真相を追うリョウが、槇村の妹・香(森田望智)と出会い、パートナーとなっていく、 “はじまりの物語”。観客を『シティーハンター』の世界観に誘い、リョウと香が令和の新宿に本当に存在している感覚を掴むためにも、現地ロケは必須だった。

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 通常なら、新宿の街中で大規模な撮影の許可が下りる可能性は極めて低い。高橋も「日本の映画界、ドラマ界で働く皆さんなら、基本的に(新宿・歌舞伎町で)撮影許可が下りるはずがないと考えるのが当たり前だと思います。私も、歌舞伎町が出てくる作品でも最初から交渉せず、代わりのロケーションを手配するのが当たり前だったというか」と振り返る。

 しかし『シティーハンター』では、シネシティ広場やゴジラロード、歌舞伎町一番街など、現代の新宿を象徴するロケーションでの撮影が実現。雑多な街の空気感が、世界観に絶大なリアリティーをもたらしている。

 この結果に「製作チームが一丸となって、長期間にわたる交渉の末に成立した稀有な例」という高橋は「『シティーハンター』であれば、関係各所の皆さんに協力いただけるのではないかという期待はありました。それから1年ほど時間をかけて、どうすれば撮影が成立するのか、丁寧に交渉を重ねた結果、歌舞伎町の地元商店街、新宿行政関係者、警視庁・新宿署など関係各所の皆さんから許可をいただけた。それはやはり、多くの方々が『シティーハンター』であれば『ぜひやりましょう』と言ってくださったから」と感謝する。

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 実際の撮影では、周囲に迷惑をかけないように最大限の配慮がなされた。「主演の亮平さんや何百人というエキストラの皆さんがどうお芝居をしてどこに移動するのか。それらを細かくコントロールしながらの演出でした。また、ここでも関係各所からお知恵を借りたことで、どうすれば一般の方々の迷惑にならずに撮影ができるのか、最大限の配慮ができたと考えています。結果として、私の知る限りでは一件の苦情もなく、トラブルも起きなかった。これは本当に素晴らしいことです」

 新宿の空気感にも助けられ、北条の生んだ世界観を見事に映像化した『シティーハンター』。高橋は、今回の試みが、今後の新宿における撮影につながることに期待する。「本当に建設的な交渉ができたと思っていますし、今後、新宿でも許可をいただいて撮影ができるんだと、作り手の皆さんに思っていただければいいなと。ただその際は、通行中の皆さんに迷惑をかけないというのが第一。最大限に配慮したうえで、こういった驚きのある作品が出てくるといいですね」(※冴羽リョウの「リョウ」は正式には漢字・けものへんに寮のうかんむりなし)(編集部・入倉功一)

Netflix映画『シティーハンター』は全世界独占配信中

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