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『嘘喰い』でスクリーンデビュー!櫻井海音、さらなる飛躍に期待

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『嘘喰い』櫻井海音(さくらい・かいと)【第162回:イケメン調査隊】

 今後さらなる活躍が期待される新世代俳優の素顔に迫る本企画。今回は、迫稔雄によるコミックを実写映画化した『嘘喰い』で、闇ギャンブル倶楽部“賭郎”の頂点に君臨する謎の男・切間創一を演じた櫻井海音さんを徹底解剖します!

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【櫻井海音 PROFILE プロフィール】

生年月日:2001年4月13日
出身地:東京都
趣味・特技:サッカー、フットサル
芸歴:幼少期は有名サッカークラブのジュニアユースチームに所属。2019年からKaito名義でバンド「インナージャーニー」のドラムを担当している。2020年5月から、個人での活動では櫻井海音と改名し、モデル業、Instagram、YouTubeチャンネルの開設など、幅広く活動。ABEMA「オオカミくんには騙されない」(2020)への出演で注目を浴びる。以降、NHKの連続テレビ小説「エール」(2020)や、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」(2021・TBS)など数々の作品に出演し、俳優としても活躍中だ。

【PRIVATE 素顔に迫る一問一答】

Q:好きな映画を教えてください。

中学生のときに観た『海よりもまだ深く』(2016)。僕にとって、映画を観た記憶の中で一番古いものです。個人的に、作品の持つ質感がものすごく好きで、今でも印象に残っています。

Q:憧れの俳優は誰ですか?

いっぱいいますけど……役所広司さんです!

Q:ファッションのこだわりは?

オーバーサイズが好きです。色は黒。

Q:苦手なもの、克服したいものは?

虫がダメですね。爬虫類を飼っていて、エサとして虫を与えたりするので、克服したいです。

Q:自分の身体で好きなパーツはどこですか?

ふくらはぎのヒラメ筋です。

Q:言われたいのは「かわいい」or「かっこいい」?

かわいい! 理由はないです、なんとなく(笑)。

Q:自分にキャッチコピーをつけるとしたら?

小心者、とかですね(笑)。

Q:小さい頃の夢は?

サッカー選手。

Q:生まれ変われるなら、何になりたいですか?

サッカー選手のリオネル・メッシになってみたいですね。

Q:好きな匂いは?

お香。香りについてくわしいことは全然わからないまま、焚いています。

Q:必ずやっている習慣は?

毎朝、エナジードリンクを飲んでいます。中学生くらいからのルーティンになっていますね。

Q:休日の過ごし方は?

リアルでは、朝起きて、マッサージを受けたり、温泉に行ったり、フットサルしたり……身体のコンディションを整えることをしています。理想は、すべてを忘れて、日本の地方に旅行に行きたいですね。行ったことのないところなら、どこでも行きたいです。

【INTERVIEW 作品について】

Q:映画初出演となる本作のオファーを聞いたときの気持ちは?

俳優として演技を始めてから間もない頃にオファーをいただいたので、本当に未知の世界で。ある意味、怖いもの知らずな状態で現場に向かったんです。『嘘喰い』の後、いろいろなドラマ作品での経験を重ねていくにつれて、映画ならではの規模の大きさや撮り方など、改めて本作に出演したことのすごさに気づきました。

Q:ジャパニーズホラーの第一人者でもある中田秀夫監督の印象は?

見た目はちょっとコワモテな感じだったので、めちゃくちゃ厳しい監督さんなのかな? と最初は思っていたんです。でも、実際の撮影現場では、お芝居について、すごく丁寧に指導してくださって。怖そうなイメージは一気になくなりました。むしろ、とても優しくて、かわいらしい方だなぁという印象に変わりました。

Q:日本の政財界や裏社会をも支配する闇のギャンブル倶楽部・賭郎のトップ、切間創一を演じる上で大切にしたことは?

あの若さで賭郎の頂点に君臨していること、世襲制で受け継がれてきたもの……そういう重みを引き受けている人間だという部分は、一番意識しました。切間はそうでなければならないですし、要所要所で迫力のある芝居ができれば、と思っていました。

Q:芝居の経験がほとんどなかった時期に、大勢のベテランキャストの中で、その頂点に立つ人物を演じるというのはすごいことですよね。

本当に難しいというか、僕に務まるのだろうか……というのが最初の気持ちでした。でも、切間創一として僕がオファーをいただけたことには、なにか意味があるんだろうなと感じていたので、そこは真摯に向き合おうと思って。新人の自分がやれる最大限のことをしよう、と心がけていました。

Q:オファーを受けてから、どのような役づくりをしたのですか?

まずは台本をいただいた後、原作を読んで。切間創一の仕草、たとえば、座り方や足の組み方などは、もう原作という正解があったので、役づくりのうえで参考にさせていただきました。内面的な部分では、切間が背負っているものをしっかり汲み取れるようにしました。

Q:立体パズルを自在に操る様子もかっこよかったです。

動かすときはスピード感を大切にしていて、最後はピタッときれいに止めたいと思っていたので、移動中や休憩時間も練習できるように、常に持ち歩きながら生活していました。腱鞘炎になりかけるくらいまで、ずっとやっていたので、スクリーンで観たときは「あぁ、練習したかいがあったな」と感じましたね。

Q:切間創一のビジュアルも、原作にとても似ていましたね。

衣装合わせでは、顔にかかる髪の長さをどうするかなど、細かいところまで監督と話し合いました。実際に髪型やメイクをやってみて、スタッフの方々からも「お屋形様にそっくり!」と言っていただけて。本当にメイクさんや衣装さんのおかげだなぁと感じています。

Q:主人公の斑目貘を演じる横浜流星さんとの共演シーンはいかがでしたか?

僕は役としては、絶対に貘に負けちゃいけなかったので、流星さんと対峙するシーンでは、流星さんが貘として放つオーラや気迫に動じない強さが必要で。とにかく、なんとか食らいついていこう! という思いで精一杯でした。

Q:撮影で印象に残っているエピソードは?

賭郎の立会人・夜行妃古壱役の村上弘明さんと、休憩時間にお話しさせていただいたときがあって。夜行のヒョンと上がった眉毛が、「地毛か? つけ眉毛か?」という話になったんですよ。村上さんが「これ地毛だよ」とさらっと言うので、あ、地毛なんだ! いつから伸ばしていたんだろう、と感心していたら、そばにいたスタッフさんが「かわいそうだから、やめてあげてください」って村上さんに言って。嘘だった、っていうことがわかりました。簡単にだまされちゃったので、やっぱり俳優さんって、すごいなぁと思いました(笑)。

Q:完成した映画を観たときの率直な感想は?

映画というものに自分が携われていたんだ、という実感がやっとわきました。このタイミングで『嘘喰い』に出演できたのは、本当に光栄なことだと思いました。当時の自分としては、なんとか作品の世界にがんばって入り込んだんじゃないかなぁと思います。

Q:バンド「インナージャーニー」のドラマーとしてデビューしたときから、役者の仕事をすることは考えていましたか?

いや、まったく考えていなかったですね。音楽だけをずっとやっていくと思っていました。でも、2020年にコロナ禍になって、ライブができなくなったとき、なんか止まっている感じが自分の中ですごくもどかしくて。世の中が大変なときだけれど、自分は常に動いていたいなと感じて、個人の活動を始めるようになったんです。

Q:初めて芝居をしたときの感触はいかがでしたか?

ここまでできないのか、っていう悔しさや敗北感がありました。それまで、わりとスポーツでもなんでも、なんとなくこなせるタイプだと思っていたんですけど、こんなにできないんだ……とお芝居で痛感して。そこで、ちょっとスイッチが入った感じです。これだけできなかったら、10年後、20年後の伸びしろはどれくらいあるんだろう? と思って、逆に自分の中でワクワク感に変わりました。だから、役者としてがんばろう! というのは、昨年のはじめには決意していました。ちょうどこの映画の撮影と重なっている時期ですね。

Q:俳優業のどんなところに魅力を感じますか?

音楽活動ではライブでファンの人たちと接する機会があるのに対し、俳優業は視聴者や観客の方の生身の姿は見えないですよね。その中にはファンじゃない人もいるし、もしかしたら僕のことを嫌いな人もいるかもしれない。そういう幅広い層の人たちが観ることを想定しながら、芝居をして、作品を作り上げていくという感覚が、すごくおもしろいです。もちろんチームで作品を作っているんですけど、同時に自分と向き合っている時間でもあって。俳優は自分との闘いというか、わりと個を感じるところがあります。両方の感覚を味わえるのは、贅沢なことで、本当にありがたいなと思っています。

Q:俳優業が忙しくなることで、音楽活動の時間がなかなか取れないなど、ジレンマを感じることはありますか?

まさに昨年が、両立の難しさをすごく痛感させられた1年だったので。どうやったら、両立できるのかを常に考えています。でも、ラジオをやったり、テレビ番組に出たりすることも含め、いろんなお仕事をさせていただけていること、すべてが自分にプラスに働いている感じはすごくあります。

Q:俳優として、今の目標を教えてください。

今はまだまだ未熟な部分が本当に多いので、もっともっといろんな作品に携わって、いろんな役を演じてみたいです。こういう作品に出たい、こういう役をやりたいと自分で言えるくらいになるまで、コンスタントに経験をしっかり積み重ねていくことが、一番近くにある目標です。

(取材・文:石塚圭子 写真:奥山智明)

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【MOVIE INFO インフォメーション】

「週刊ヤングジャンプ」で連載された迫稔雄のギャンブル漫画を、『スマホを落としただけなのに』シリーズなどの中田秀夫監督が実写映画化。「嘘喰い」の異名を持つ謎の天才ギャンブラーが、大金と生死を懸けたギャンブルバトルが行われる闇組織の頂点を目指す。主人公・斑目貘を『きみの瞳が問いかけている』などの横浜流星、彼と出会い人生が一変する青年・梶隆臣を『小さな恋のうた』などの佐野勇斗が演じる。

『嘘喰い』は2月11日公開

(C) 迫稔雄/集英社 (C) 2022映画「嘘喰い」製作委員会

公式サイトはコチラ>

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