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ハリソン・フォードインタビュー

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脚本をもっとも重視する究極のスーパースター
 

ハリソン・フォード
HARRISON FORD

『ホワット・ライズ・ビニース』
12月9日よりお正月ロードショー、日本劇場ほか全国東宝洋画系
配給:20世紀FOX


『ホワット・ライズ・ビニース』のゼメキス監督は、ハリソン・フォードのことを「究極のスターそのものだ」と表現する。彼がこの映画に出演することに決めたのは、脚本が素晴らしかったからだ。つねに脚本にポイントを置く作品選びこそが、ここまでのキャリアを築いたのだ。彼が気に入った脚本さえ完成すれば、インディの帽子とムチを身につける日も近い。

 


ロビン・リンチ Robin Lynch
訳 清水清美 Translated by Kiyomi Shimizu
(C)Norman Jean Roy-CORBIS OUTLINE/IPJ
(C)2000 Twentith Century Fox

【ミッシェル・ファイファー インタビューを読む】


Q 『ホワット・ライズ・ビニース』を観て、みんな悲鳴を上げていますよ。怖い映画ですね。ところで、子供の頃、一番怖かった作品は何ですか?
F

 ハリソン・フォード(以下F) 今まで観た中では、『バンビ』だろう。

Q どうして『バンビ』なんですか!?
F

親を失うというテーマのせいかな。僕は恐怖映画の大ファンというわけじゃない。心底怖いと思える映画にはまだ出会ってないよ。

Q 『エクソシスト』も怖くなかった?
F

特別怖いとは感じなかったね。

Q 『ジョーズ』はどうですか?
F

全然。素晴らしい作品だとは思うけれど、怖くはないね。でも、『ホワット・ライズ・ビニース』には何度か驚かされた。ゼメキス監督が編集の段階で手を加えて、僕たちが演じていたときよりも、さらに緊迫感あふれる展開になっていたんだ。ドキッとさせられる場面 が3~4ヵ所はあったよ。

Q どうしてこの映画を初めてのスリラー出演作に選んだのですか?
F

実際、これが最初のスリラー作品というわけではない。でも、確かにあまり縁があるジャンルではないがね。

 
Q 何が出演の決め手になりましたか?
F

何よりも脚本が素晴らしかったこと。それに、これまで高い評価を受けてきたゼメキス監督と一緒に仕事をする機会が得られるということかな。それにもちろん、ミシェル(・ファイファー)と共演できることもね。

Q スクリーンで観る2人は本当の夫婦のよ うに見えましたが。
F 撮影前に数ヵ月間一緒に暮らしてみるという試みに、彼女は心よくOKしてくれたんだ。実に寛大な女性だ(笑)。ミシェルは物語にリアリティを与えてくれたし、とても仕事がしやすかった。初日から親密なシーンの撮影があったが、お互いをよく理解し合っていたので、ごく自然に撮影することができた。
  僕は毎回テイストの違う作品を 選んでいるつもりだ
Q 彼女と丸一日ベッドで過ごさなければならないときもあったとか。
F 一日中ずっとということはなかった。そのくらい長く感じただけだよ。
Q どうしてそう感じたのでしょう?
F いやあ、彼女はとても素敵な女性だし、女優としてもプロ意識があって、演技も素晴らしいし……。
Q ベッドで横たわってるときにはどんな会話をするのですか? 子供のこと? 脚本のこと? それとも気まずくなってしまうとか。
F 撮影中、きちんと台本に沿って演技をしていれば、気まずくなることはない。実際 2人のムードがぎこちなくなったことはなかった。これまで仕事をしてきた中でも最高のクルーとの撮影だったから、順調に素早く終えることができたよ。
Q 今回はどうしていままでとテイストの違う映画を選んだのですか?
F 僕は毎回テイストの違う作品を選んでいるつもりだが。
Q でも、今回は本当に驚かされました。
F いいねえ。それが『ホワット・ライズ・ビニース』の狙いでもあるからね。みんなの予想を見事に裏切るというのが。
Q 今や世界的トップスターですが、『ランダム・ハーツ』のような興行的に振るわなかった作品をキャリアに加えることに関してはどうお考えですか?
F 『ランダム・ハーツ』がヒットしなかったと言われているかどうかは知らないが、まあ、これまでの出演作に比べれば多少残念な結果 に終わったかもしれない。でも、商業的に成功だったとは言えなくても、ドラマ的には素晴らしい作品だった。
Q 今後の予定について教えて下さい。
F まだ、決まってないんだ。2本ほど話は 来ているが、まだ企画の段階で、今の時点では、それが実現するかどうかは定かではない。
Q パラマウントと決別宣言をしたと聞きましたが、事実ですか。
F

ああ、パラマウント作品にはもう出ない。

Q その理由は?
F 脚本だよ、脚本。
Q 脚本のどこが気に入らなかったのですか。
F まあ、いろいろと問題点はあるわけだが、ここで取り上げるのはどうかと思うね。
Q パラマウント側が『パトリオット・ゲーム』『今そこにある危機』の続編でジャック・ライアン役にベン・アフレックを新しく起用するという噂も流れていますが?
F パラマウント側が何を言おうと何も感じないよ。
  『インディ・ジョーンズ』の新作を 作るなら、是非やりたいとは言ったよ
Q 『インディ・ジョーンズ4』について以前コメントを出していましたね。
F どんなコメントだい?
Q 『インディ・ジョーンズ4』に大変乗り気だとおっしゃっていましたよ。
F ああ、確かに『インディ・ジョーンズ』の新作を作るなら是非やりたいとは言ったよ。でも、きちんとした別 の脚本が用意されるとは考えにくい。君もそう思うだろう(笑)。
Q パラマウント側の態度をどう思いますか。
F パラマウント側の言い分は、信頼できないものばかり。まあ、わかり切ったことだが。
Q では、再び『インディ・ジョーンズ』シリーズに関わりたいと思わせるものは何でしょうか。
F そりゃあ、素晴らしい娯楽大作だからだよ。地道な作業の積み重ねがあったからこそあれだけの映画ができたんだと思う。
Q 俳優生活もずいぶん長いですが、演技の楽しさとは何でしょうか。
F 演技力を向上させるために努力すること、才能に恵まれた人たちと一緒に仕事ができることだろうか。
Q 多くの監督があなたのことを大変協力的な役者だと誉めていますが、監督から『今ここにある危機』や『インディ・ジョーンズ』の続編をやらないかと言ってこないのですか。
F もちろん言ってくるさ。でも、『今そこ にある危機』の続編はちょっと可能性が低いだろう。
Q 『インディ・ジョーンズ』に関してはいかがですか?
F 『インディ・ジョーンズ』の話が本格 化するなら、きっとパラマウントとも再び話し合いが持たれるだろう。スティーヴン(・スピルバーグ)やジョージ(・ルーカス)とはすでに十分話し合ったんだが……。
Q 3人で話し合ったことは脚本家の方へも 伝えられるのでしょうか?
F きっとそうだろうね。
Q そして、いよいよあの帽子をかぶるわけですね!
F 帽子がどこにあるかなんて知らないよ。
Q ムチも出さなければいけませんね!
F 僕は昔使った道具は所有していないんだ。おそらくジョージが持ってるんだろう。 

 

 

 

 

 

 

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