『ブリジット・ジョーンズの日記』特集

１　新年の決意

最悪な形で新年を迎えてしまったブリジットは、新年の目標“日記をつけて、体重とお酒と煙草を減らして、ステキな恋人を見つける！”を打ちたてる。ショックなことがあると、やけ食いして、大酒をあびて、煙草もぷかぷか吸っちゃうなど目標を守れないこともこともあるけれど、それはご愛嬌ってもんでしょう。しかし毎日書いているわけじゃないけれど、持続して日記をつけるブリジットは尊敬に値するね。

２　緊急集会

ちょっとショッキングなことがあったりしたら、すぐに仲のいい友達――シャザ（原作ではシャロン）、ジュード、トムに電話で緊急召集をかける。もちろん３人の方から電話がかかってくる事だってある。そして集まれば、どんなことがあったのかを話し、悩みを相談し、あれこれ議論する。そこには当然お酒が付き物で、みんなで飲んだくれてしまうこともしばしば。

３　お酒がだーい好き！

友達との緊急集会ではもちろん、家にいる時だって飲んでしまう。特に最悪なのは、落ち込んだとき。また普段ダイエットのためにお酒を制限するように努めているけど、その反動もあってか、一度たがが外れると底無しで飲んでしまう。おかげで翌日は、二日酔いで最悪な１日を迎えることに……。

４　ヘビースモーカー

お酒と同様に控えたいと思っているのが、１日に20本も30本も吸っている煙草。新年に決意をしてから、かなり吸う本数を減らしている。でも、１本も吸わない日もあれば、なぜか２時間で20本以上吸ってしまう異常な時もある。これって、ストレスが溜まるとつい吸ってしまうということ？　そしてたいがい煙草を吸っている日は、お酒も結構飲んでいるのよね～。ブリジット頑張れ！　目標は禁酒禁煙だ！

１　部屋で熱唱

落ち込んだとき、元気を出したいとき、やる気を出すための活力剤として、映画のブリジットは音楽をかける。でも、原作では部屋で聴いている音楽については触れていない。ま、音楽ってのは活字では表現しにくいから、映画ならではの要素として取り入れたのかも。でもひょっとしたら原作でのブリジットも、映画同様に気分に合わせてステキな音楽を聴いて、調子っぱずれの歌声で一緒に熱唱していたのかもしれないけどね。「オール・バイ・マイセルフ」（映画冒頭でレニーが熱唱）なんかを！

２　愛読書

原作と映画の双方に、友達と頻繁に行う緊急集会などでいろんな自己啓発本の話が出てくる。「この本にはこんなことが書いてあった」「こっちにはこんなことも記されていた」という具合に。ただし映画では、本棚に並んでいるその類の本を取っ払ってインテリさを匂わせるものに置きかえるシーンと、緊急集会で軽く話に上がるぐらい。本では、かなりの数の自己啓発本を読破していることがうかがえる。それと同じく多数読んでいるのがダイエット本。ブリジットはいろんな方法を勝手にブレンドして、ダイエットを実戦しているのだ。でも、それが本当に効果 があるのかは疑問なんだけどね。

３　インスタントくじ

一種のギャンブルとしてストレスを発散しているのかどうかは分からないけど、原作ではよくインスタントくじを買っている。ひどいと一度に、10ポンド以上買ってしまうことも！　原作ではインスタントくじを買ったかどうかを、体重、煙草の本数、飲んだお酒の量 、カロリーなんかと一緒に日記に書きとめている。だけど映画では全く買っていないので、どうやらブリジットはインスタントくじを買うのを止めたのかも？