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ポール・ウォーカー来日独占インタビュー

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 モニカを独立した女性像にしたかったの
Q:始めに、この映画のモニカという女性はとても凛々しいヒロインでした。彼女のような女性をどう思いますか?
エヴァ:私は、彼女のキャラクターが大好きよ。私の中のモニカ像はタフってだけじゃなくて、独立した女性だったから、ただ主役のポールに助けてもらうっていうのはいやだったの。最初の脚本では、モニカはいわゆるヒーローにピンチの時に助けられるようなタイプの女性に書かれていたから監督と話し合って、脚本を変えてもらったの。たとえば、当初この映画のラストでは、ポールと私は結ばれて終わるって設定だったんだけど、私はそれが気に入らなかった。だって、そういうラストってよくあるじゃない?

彼女は、独立した強い女性だからこそ、一人で去っていってほしかった。二人の関係はその後、恋に発展するかもしれないけど、ポールに寄り添って去るのはいやだったの(笑)。だから、私にとってもすごく大切なラストになったわ。だって、小さい女の子がこの映画を見て、「私も男に頼らないで強い女になろう!」って思ってほしいじゃない(笑)? でも監督が私の意見を取り入れてくれたことは、すごくうれしかった。小さなことかもしれないけど、その変化がモニカの役にはとても重要だったから。

Q:日本でもそうだけど女性はどんどん強くなってってますものね。
エヴァ:その通りよ。だから、こういう女性像を描いた映画は、若い子にどんどん観てもらいたいと思うの。たしかに男の子に守られるのはすごく良いことだと思うけど、彼らに頼って生きる必要もないし、この現代では女の子達はもっと強く生きてほしいと思うから。


Q:ガールパワーですね。
エヴァ:そう、ガールパワーよ、みんな!

 恋人と別れた時はとても悲しかったけど…

Q:あなたの私生活でのポリシーでもあったりします?
エヴァ:かなりね。実は、何年も付き合ってた彼がいたんだけど、別れてしまったの。それは、とても悲しくて寂しくて、すごくつらい経験だった。でも、その時に、一人になって、自分自身と向き合って考えた時間がとても貴重だったわ。それから、誰にも依存してない独立した女性であることがとても誇らしくもあったし、そんな自分をとても好きになれた。失恋はつらい出来事だけど、それを乗り越える強さがあってこそ人って成長できると思えたわ。私はラテン系だけど、結構男のそばにいて、尽くさなくちゃいけないような古い考えの持ち主が多いのね。でも私は、それを信じたくない。そんな必要はないって思ってるわ。


Q:この映画のモニカは、自分の愛していない男のそばにいなくちゃいけませんでしたよね。仕事だから仕方ないんですけど、彼女は強い女性とはいえ女にとってはとてもつらいと思うんですけど。
エヴァ:ええ。ホントにつらいと思う。モニカはラテン系で、恋人のふりをしていた相手の男もラテン系だったでしょ? さっきもいったとおり、ラテン系の世界では女は男のそばにいてつくさなきゃいけないっていうのが普通なの。それが、好きでもない男に、あれだけ独立したモニカがそのふりをするのはとても大変で、その微妙な感情を出すのはとても大変だったわ。

 マスタングに乗ってたのよ。車が大好きなの

Q:この映画に出る前から運転に興味はあったんですか?
エヴァ:とっても。といっても、この映画の中じゃ私は全然運転させてもらえなかったんだけど。車は大好きなの。初めての車は1966年型のマスタングだったのよ。


Q:かっこいいですね。
エヴァ:でしょ? 私も大好き! 昔のクラシックカーが大好きなのよ。だから、この映画が決まったときは、うれしくて! 監督に「私のシーンは思いっきりぶっ飛ばせるのにしてね!」ってたのんだの。そのときは、監督もノリノリで「いいねー! もちろんだよ」っていってたくせに。結局、運転シーンなし! ひどいでしょー! もうレースシーンに時間割きすぎで私まで、回ってこなかったのよ。橋を飛ぶシーンに思いの外時間がかかって、ほかのシーンをカットしなきゃいけなくって、で、カットされちゃったわけ。

Q:それじゃあ、ポール達のように、レッスンは?
エヴァなし。受けられなかった! めちゃくちゃ悲しかったわよ。だってこの映画って、車の映画でしょ? それなのに、運転できないなんて!


Q:ホントに、残念でしたね。もともとカーレースにも興味はあったんですか?
エヴァあったわ。ただ、すごく危険なのは知ってるから、行ったことも、見たことも、勿論参加したこともなかったけど、実生活で体験できないことを体験できるのがこの仕事の一番素晴らしいところだから。すごく楽しみだった。


Q:ロスに育ったと聞いたので、一度くらいは観たことがあるのではないかと思ったのですが。
エヴァ:そうなのよ。なんでかっていうとね。ああいうレースって夜遅くに行われるでしょ? うちは両親が相当厳しかったから、夜遊びが全然できなかったの。夜家を出れないくらい。

 うちは門限が厳しかったの

Q:門限があったのはいつまで?
エヴァ:高校、大学、働き始めた21までずっとよ! いまでも、そう! 私が夜遅く家に帰ると、留守電に「まだ帰ってないのー?」って母からメッセージが入ってるんだから(笑)。 もうほっといて! ってかんじ。
でも、まあ、いいんだけどね。それに、今回の来日だって、飛行機乗るとき、日本に着いたとき、毎回連絡入れなくちゃなのよ(笑)。


Q:でもこれだけきれいな娘だったら、親も心配ですよね。
エヴァ:ありがとう! でも、両親には本当にすごく大切にしてもらってて、それってとっても幸せなことだし、感謝してるの。たまに、男の子も女の子も同じように育てるべきだなんて言う人もいるけど、そんなことはないと思うわ。やっぱり、女の子は大切に育てられるべきだと思う。特に思春期は、ある程度厳しくする必要があるはずよ。男の子は、ほったらかしでも良いかもしれないけど(笑)。


Q:この映画の男の子達は、やんちゃな人が多かったですものね。
エヴァ:そう! あのどぎつい車に、マッチョな男達……。わたしマッチョなのは嫌いなんだけど……。っていってもある程度はマッチョな方がいいんだけど(笑)。ほら、マッチョに見えるのと、マッチョに見せてる男とは違うじゃない? でも、タイリースにせよ、ポールにせよ、この映画の男達は、体はマッチョでも、すっごくスイートなのよ。女の子に対してもとっても紳士だったから、わたしはすごく感謝してるわ。

 ポールはキュートで本当にステキな人!

Q:それじゃあ、ポールとの共演は
エヴァ:ポールは本当にステキなひとよ。ただただ、彼のことは尊敬してる。いつでもすごくポジティブで楽観的。誰に対してもフレンドリーで、すぐ仲良くなれるし。彼ってサーファーでしょ? 多分あれは西海岸のサーファーボーイ独特なんだと思うんだけど、いつもリラックスしてて、ゆったりのんびりかまえてるのよね。そのスタイルが私は大好き。


Q:しかも、超キュート!!!
エヴァ:って私も今それをいおうとしてたとこー!!! 彼ってめちゃくちゃホットでしょ!


Q:ワイルドスピードは男同士の友情を描いてますけど、今日のインタビューでガールパワーを思いっきり感じました。女同士の友情も負けてられませんよね。

エヴァ:女同士の友情が一番よ! 男の友情には楽勝よね。子供の頃を振り返っても私の一番の思い出は女友達との思い出だし、今も落ち込んだときや不安になったとき、私を助けてくれるのは女友達。やっぱり恋も大切だけど、一番大切にしなきゃいけないのはいつだって女友達だと思うわ。昨日も、日本について、一番の親友に電話したんだけど、彼女の声聞いただけですごくほっとしたもの。この映画でタイリースとポールはブラザーな関係だけど、女友達だってシスターな関係になれるわよ!
(インタビュー・文/森田真帆)

 

 

 

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