作品情報 | その他の作品のレビュー

カナリア (2004)

光一(岩瀬光一)は、母(甲田益也子)が傾倒するカルト教団「ニルヴァーナ」の施設で妹とともに数年を過ごしたが、教団が崩壊後、関西の児童相談所に預けられた。そこへやってきた祖父(品川徹)は、光一を残して、妹の朝子だけを引き取り、東京に戻ってしまった。


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  • 「カナリア」
    prisoner's BLOG
    2006年8月21日
    オウムの子供たちのうちの一人をフィクションとして主人公にして、ウリに近い真似をやっている少女との旅を描いているのだが、いったんカルトに染まったらああ「普通」に振舞えるだろうか、と思う。 あれくらいの苛立ちは、むしろ当然みたいなものだ。 逆説的に少年の祖父に代表される「普通」の側の意識の不寛容・硬直ぶりを突いているのかもしれないが、人間同士の断絶ぶりを改めて描いても始まらない気がする。 カルト側も世間側もどっちも息が詰まっているよう。なんか、もういいよという気分。 えんえんといかに閉塞状況を描いた末に最後 ...[外部サイトの続きを読む]
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