太平洋戦争末期の1944年、当時、松竹大船脚本部のシナリオライターだった32歳の新藤兼人(蟹江一平)は、召集令状を受け取った。妻を亡くし、半ばやけっぱちの彼は、帝国海軍二等水兵として呉海軍隊に配属される。そこで彼や仲間の植村(滝藤賢一)を待っていたのは、自分よりはるかに年下の兵長に殴られ、けられる毎日だった。
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