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シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録 (2007)

2006年11月、春の新作公演に向け戯曲を執筆する劇団唐組の座長、唐十郎。完成した手書きの戯曲が団員に配られ、唐組の芝居作りが始まった。14人の劇団員は俳優だけでなく、制作・美術・照明・音響など、舞台製作にかかわるすべての仕事をこなす。40日に渡るけいこから公演初日まで、唐と劇団員たちの芝居への情熱を追う。


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  • 丸子 様
    ★★★★
    2007年12月13日
    華々しくシアトリカルな舞台からは想像のできない現実的な瞬間も多々ある。けれど、その大半はやはり羨望である。終わりや失速を怖がるように唐は吠え、劇団員たちはそれぞれの胸に誇りを持ちながら唐の紡ぎ出す光の周りで踊り、輝く夜行性の虫のようだ。光に近づきすぎて焼け死んでしまわないように気をつけながら。最後に映画自体は失速するように感じるが、大阪公演で唐が一人仏に向って挨拶する姿は圧巻。見る価値ありです。
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