女学校を卒業して就職先を探していた葉子(池脇千鶴)は、文藝春秋社社長の著名な作家・菊池寛(西田敏行)の私設秘書に採用される。下町育ちの葉子にとって、菊池を取り巻く世界はまばゆいばかり。日本の大衆文化の創造に乗り出す菊池にあこがれつつ、葉子は朝鮮の貴族出身の編集者・馬海松(西島秀俊)にも惹(ひ)かれていく。
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