2003年の春、記録映画の監督やマルチ映像のパイオニアとして知られる演出家の山岸達児が脳梗塞(こうそく)で倒れた。入院先で車椅子生活を送りながら、山岸は東京オリンピックや大阪万博での仕事を振り返り、かつての仕事仲間たちも山岸について懐かしく語る。それらのインタビューを通して、ドラマやイメージ映像で山岸の内面的な世界を映し出す。
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