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台湾人生 (2008)

1895年から1945年まで日本の統治下にあった台湾では、同化政策により学校教育は日本語で行われた。この時期に教育を受けた人々は「日本語世代」と呼ばれ、日本統治時代から戦後の国民党独裁時代を経て現在に至るまで、波乱に満ちた時代を生きてきた。日本語世代の5人の台湾人が、激動の歴史に翻弄(ほんろう)されたそれぞれの人生を語る。


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  • 「台湾人生」
    元・副会長のCinema Days
    2009年10月16日
    東洋史に少しでも興味を持つ者ならば必見の映画だ。日本統治時代の台湾で日本語教育を受けた老人たちの、日本に対するの複雑な思いを伝えるドキュメンタリー。単に親日だ反日だという次元を超えたような、切迫した意識が痛いほど伝わってくる。  劇中に“台湾は約50年間、日本の植民地だった”というナレーションが流れるが、それは間違いだ。植民地というのは通常“搾取の対象”である。かつて欧米列強はそのスキーム通りに世界中を食い物にした。しかし、日本にとっての台湾は“領土”だったのである。大した資源もない島に、日本は多額の ...[外部サイトの続きを読む]
  • 素晴らしい! 様
    ★★★★★
    2009年7月6日
    2回見に行きました。1度目は、台湾の日本語世代の方々の置かれたあまりに過酷な運命に圧倒され、鑑賞中はもちろんのこと、帰宅してからも30分以上涙が止まりませんでした。2度目に見たときは、その方々の日本に対する深い愛にとても感動しました。日本(政府)に対する厳しい発言も、日本に対する愛があってのことだと分かりました。とにかく素晴らしいドキュメンタリーです。台湾が大好きで、10回ほど行っているので、歴史をある程度知っているつもりでしたが、ご本人たちのお気持ちを聞いて、何も分かっていなかったと恥ずかしくなりました。
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