『理由なき反抗』『大砂塵』など数々の傑作を送り出したハリウッドの巨匠ニコラス・レイ監督は、1972年、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校映画学科に講師として招待された。学生たちと一緒に映画製作に取り組み、フィクションとドキュメンタリーが混在し、複数の画面を同時に映し出すなど、現代のビデオアートを思わせる実験的な映像が展開する。