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相馬看花(そうまかんか) -第一部 奪われた土地の記憶- (2011)

2011年3月11日、14時48分、松林要樹監督は東京都内にあるアパートの室内で、黙ってカメラを回している。部屋中がこれ以上ないほどの大きな音を立てて揺れ続け、外では木々も根本からうねりつつ大きくなびいていた。ラジオからは緊迫した声で、東北地方で震度7の大地震が起き、大津波警報が出されているという報告が入ってくる。4月3日、松林監督は物資を運送する友人と一緒に、福島県南相馬市に向かっていた。


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  • 相馬看花−第一部 奪われた土地の記憶−
    映画とライトノベルな日常自販機
    2012年8月19日
    ★3.5“監督の温かみのある人柄が日常を失いながらも優しく強く生きる人々の姿を伝えます”映画を観て、住んでいた土地や日常を奪われた人々の怒りや悲しみをつきつけられたというより、人々の前向きなところや優しさに触れて暖かい気持ちになったというのが率直な感想です。 この映画に登場する人々の前向きな姿勢や優しさは、悲しみや怒りの気持ちを何かに振り向けることで紛らわせようという何かを逃避的なニュアンスではなく、非日常の中で、あたかも流れに身を委ねているかのような振る舞いから自然ににじみ出てくるような感じなので... ...[外部サイトの続きを読む]
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