968年、西日本一帯で食用油カネミライスオイルを摂取した人々に甚大な健康被害をもたらした戦後最大の食品公害事件、カネミ油症事件。1万4,000人以上といわれる被害者を出し、後にPCBとダイオキシンが混入していたことが明らかになる。40年以上経過した今も症状に苦しむ被害者たちに密着し、被害の全貌と彼らの人生を映し出す。