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呉さんの包丁 (2013)

中国・廈門からさほど離れていない台湾の金門島は、中国共産軍と国民党軍の戦いの最前線にあった。20年以上にわたり激戦の舞台となった島には無数の砲弾が撃ち込まれ、その砲弾を材料に包丁を作る職人・呉増棟さんの人生は島の苦難の歴史と共に刻まれていった。中台間の緊張緩和により現在は大陸からの観光客も島を訪れ、皮肉なことに呉さんの包丁を次々と買っていく。


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