ヒマラヤをはるかに望むネパールの密林地帯のさらに高い場所に、ヒンズー教の女神マナカマナを祭る寺院がひっそりと立っている。かつては3時間をかけて巡礼者が登った道のりを、今や片道たったの10分でケーブルカーが寺院まで運んでくれる。車内では人々が、ただ揺れに身を任せていた。