『ブラック・スワン』の振り付けを担当した天才ダンサー、バンジャマン・ミルピエ。同作の主演女優ナタリー・ポートマンの夫としても知られる彼が、パリ・オペラ座の芸術監督に迎えられる。演目「Clear, Loud, Bright, Forward」を制作しながら、オペラ座がおよそ350年にわたって培ってきた伝統や慣習に対する改革を図っていく。やがて、次世代のスターと目されているダンサーたちを配した演目を完成させるミルピエだったが、就任から1年半ほどしか経っていないにもかかわらず辞任が決定してしまう。