森の木々が語るのをやめるつかの間、客の来ない昼下がりに、店長(山本圭祐)は「ばぁ(りりィ)は自分と一緒に死ぬために森へ来たのではないか、あらかじめ父(田中泯)と約束していたのではないか」と思いを巡らせていた。父の後に姉と弟が来たのは、それが理由ではないか。店長はそんなことを考えながら、ギターをチューニングする。店長にとってその行為だけが、森の中で自分が自分でいるためのすべだった。
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