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シネマトゥデイ

ダーウィンの進化論、アメリカでは史実として認めない考えも…ダーウィン夫妻の道のり描く

2010年1月24日
ダーウィンを演じたポール・ベタニー
Photo:Nobuhiro Hosoki

 映画『ダ・ヴィンチ・コード』などで知られるイギリス出身の俳優ポール・ベタニーが、「種の起源」を執筆したチャールズ・ダーウィンの伝記映画『Creation』(原題)について語ってくれた。本作は、進化論を唱えたダーウィン(ポール)と、その妻エマ(ジェニファー・コネリー)を軸に、宗教観や社会的思想などを絡ませたドラマ。私生活でも夫婦であるポールとジェニファーが夫婦役で共演しているのが話題だ。

 アメリカでは、歴史上の事実としてダーウィンの進化論を学ぶが、その進化論に対して、聖書の教えを厳格にとらえる学校などでは、批判的な教育や見直しの主張がいまだ根深くある。「進化論について、学校側が反対して法廷で争ったのは、確かカンザス州だったよね? 僕はカトリック教徒で、サンデースクールにも通っていたけど、ダーウィンの『進化論』は、史実の出来事として学んだよ。アメリカでは宗教的な権限から、いろいろな主張があるみたいだけど、それが教育の妨げになるのは残念なことだね」とポール。

 数年前に本作の脚本を読んだ際は、駄作だと思ったそうだが「改稿されたものは、ガラパゴス諸島での研究から戻ってきて、家族と共に暮らしている所から、『種の起源』を執筆するまでを描いたストーリーで、家族を中心にした素晴らしいストーリーだと思って出演を決めた」と明かす。なおポールは実際にダーウィンと会話するとしたら「彼が研究中に出会ったというオランウータンのジェニーについて聞いてみたいね。僕も撮影中に出会ったオランウータンに親しみを感じたからということもあるけど(笑)」と意外な答えが。

 長身のため、インタビュー室に入ってきたときは威圧感を受けたが、インタビュー中はフレンドリーで社交的な性格に驚いた。今後も奥さんのジェニファーと共に活躍を期待したい。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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