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亀梨和也、映画初単独主演作で一人20役以上!「時効警察」三木聡監督の最新作『俺俺』!

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映画『俺俺』海外ビジュアル
映画『俺俺』海外ビジュアル - (C)2012 J Storm Inc.

 KAT-TUNの亀梨和也が、来年公開予定の映画『俺俺』で映画初単独主演を飾ることが明らかになった。「時効警察」で知られる三木聡監督の約3年ぶりの映画監督作となる本作で亀梨が演じるのは“オレオレ詐欺”をしたことがきっかけで“俺”が増殖してしまった主人公。<ミリタリーマニアの俺><巨乳の俺><全身タトゥーの俺>など、20以上の役柄に挑戦するという。

 何よりも三木監督作品に出演すること自体が「新しい挑戦」と語った亀梨は、自分が増殖していくという本作の設定について「本来絶対ありえない設定ですが、決して非現実的社会ではなく、ものすごく現実に近いところで起こる、奇妙さが面白いと思いました」とコメント。一人20役以上という試みにも「“俺”一人一人のキャラクターに個性があって、同じ部分や違う部分に注目してもらいたいです。役の中でも、自分自身と似ているところと違うところがあって、誰にでもひそむ可能性ということが一つのテーマになっていると感じています」と台本を読んだ印象を明かした。

 撮影は今月上旬より来月中旬にかけて行われる。「不安でもありながら、すごく楽しみで、撮影しながらも『どうなっていくんだろう』といろいろな発見があると思います」と意気込んだ亀梨は、「特殊なストーリーではありますが、どこにでもいる普通な人の役というのはほぼ初めてに近いので、非常にナチュラルな状態での自分、ということも楽しみに見ていただきたいです」と見どころについても触れた。

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 初対面時から亀梨の役者としての資質を高く評価したという三木監督も「制作を進めるうち、この不可解な主役を演じられるのは亀梨氏しかいないと思えた」とはまり役であることに太鼓判を押す。その一方で三木作品の特徴ともいえる小ネタについては「少なめです」とコメントしており、自身にとっても新境地をひらく作品になることを予感させる。

 第5回大江健三郎賞を受賞した星野智幸の同名小説を原作に、三木監督自身が脚本を手掛ける本作は、5月のカンヌ国際映画祭を皮切りに海外セールスを開始する予定。海外からも注目されている三木監督と亀梨の初タッグがどんな化学反応を起こすのか、楽しみだ。(編集部・福田麗)

映画『俺俺』は2013年公開予定

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