シネマトゥデイ

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トゥ・ザ・ワンダー
(C) 2012 REDBUD PICTURES, LLC
英題:
TO THE WONDER
製作年:
2012年
製作国:
アメリカ
日本公開:
2013年8月9日
上映時間:
配給:
ロングライド
カラー

チェック:『ツリー・オブ・ライフ』などの巨匠テレンス・マリックがメガホンを取り、愛の移ろいを圧倒的な映像美とともに描いたヒューマンドラマ。エンジニアの男性を主人公に、シングルマザーの女性との恋が生まれる瞬間や心の擦れ違い、学生時代の女友達との間に抱く安らぎを繊細につづる。主演は、『アルゴ』などのベン・アフレックをはじめ、オルガ・キュリレンコ、レイチェル・マクアダムス、ハビエル・バルデムが共演する。はかなく美しい愛の物語と、フランスのモン・サン・ミッシェルなどを捉えた流麗なカメラワークに陶酔する。

ストーリー:エンジニアのニール(ベン・アフレック)は旅行で訪れたフランスのモン・サン・ミッシェルで、シングルマザーのマリーナ(オルガ・キュリレンコ)と出会い付き合うことになる。アメリカで一緒に暮らし始めた二人だったが、やがて心が離れていくように。そんなある日、ニールは学生時代の友人ジェーン(レイチェル・マクアダムス)と久しぶりに会い、やがて彼女に心の安息を感じるようになり……。

トゥ・ザ・ワンダー
(C) 2012 REDBUD PICTURES, LLC

映画短評

  • 清水 節
    時代状況にまみれることのない詩人の強靱な意志と繊細な魂
    ★★★★
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     テレンス・マリックは『ツリー・オブ・ライフ』に続き、深い絶望を抱く内面を露わにする。物語ることを放棄し任意の時間や場所に舞い降りて、感情の赴くままキャメラを流麗に操り、愛を囁いたかと思えば、やがて苦しみにもがき彷徨う。父との関係を軸に家族の在りように思い悩み、神に問いかけ始原にまで遡って生と死を見つめた前作に対し、『トゥ・ザ・ワンダー』は愛の軌跡を顧みる。これは、情愛と孤独の狭間で揺れる魂の詩だ。
     
     幸福だったひととき。男は、モン・サン=ミシェルで失意のどん底にいた女性と出会って愛を誓い、オクラホマへ移り住むが、長くは続かない。別れ、そして新たな女性との出会い。言葉にしてしまえば俗世の事情と何ら変わりようもない愛の遍歴が、説明を排し俳優の即興表現によって、神の前で愛の永続性を貫けず煩悶する精神の漂流へと昇華する。
     
     映画の現在に抗い、演劇性さえ拒否している。抽象的すぎると斬り捨てるのは容易だが、ここには、時代状況にまみれることのない詩人の強靱な意志と繊細な魂がある。

動画

映画『トゥ・ザ・ワンダー』特報
映画『トゥ・ザ・ワンダー』予告編

写真ギャラリー

Magnolia Pictures / Photofest / Zeta Image

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監督・脚本:

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