シネマトゥデイ

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奪還者
(C) 2013 Rover Film Holdings Pty Limited, Screen Australia, Screen NSW and the South Australian Film Corporation
英題:
THE ROVER
製作年:
2013年
製作国:
オーストラリア/アメリカ
日本公開:
2015年7月25日
(ヒューマントラストシネマ渋谷ほか)
上映時間:
配給:
ポニーキャニオン
カラー/シネマスコープ/DCP

チェック:『トエンティマン・ブラザーズ』などのガイ・ピアース、『トワイライト』シリーズなどのロバート・パティソンが共演を果たしたバイオレンスムービー。世界経済が崩壊して鉱物資源を狙う荒くれ者がひしめくようになったオーストラリアを舞台に、強盗団に奪われた車を取り戻そうとする男とそのリーダーの弟の関係が描かれる。監督は、『アニマル・キングダム』などのデヴィッド・ミショッド。車の奪還劇に加え、男たちが育む絆をめぐるドラマにも注目。

ストーリー:世界経済が崩壊して10年。オーストラリアでは、鉱物資源を狙った無法者たちが暴虐の限りを尽くしていた。そんな殺伐とした世界で愛車だけを心のよりどころにして生きるエリック(ガイ・ピアース)だったが、その車をヘンリー(スクート・マクネイリー)がリーダーの強盗団に奪われる。彼らを追跡する中、強盗の際に負傷し置き去りにされたヘンリーの弟レイ(ロバート・パティンソン)を見つける。ヘンリーたちの足取りをつかむヒントになると思い、エリックは彼を連れて荒野を旅するが……。

奪還者
(C) 2013 Rover Film Holdings Pty Limited, Screen Australia, Screen NSW and the South Australian Film Corporation

映画短評

  • ミルクマン斉藤
    パラレルワールドマッドマックス!
    ★★★★★
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    いきなりテロップで「経済破綻10年後のオーストラリア」って、あの世界とほぼ地続き。「2」や「デス・ロード」とはややズレるが、「1」のその後と考えるとなんだかぴったりだ。突発的ではあるが、ためらいなく暴力の行使を惜しまない主人公G.ピアースもよほど“マックス”してるし、いまや気持ち悪さで変態監督に重宝されてるR.パティンスンも好演。不穏な空気に満ちみちてはいるが派手さは皆無、ノイジーで実験的(不意に挟まれる中国歌謡!)な音楽、35ミリフィルムによる空気感ある撮影、とD.ミショッドのいささか特異なスタンスは、美学的にも『アニマル・キングダム』より数等上の境地へ。ラストにはちょっと総毛立つ。

  • 森 直人
    荒野のデス・ロードを往くオールドスクール型秀作
    ★★★★
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    フリーキーに大爆発した本家『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に対し、79年のシリーズ第一作の世界観を正統に継承したのが気鋭監督デヴィッド・ミショットの本作だ。荒廃した近未来を舞台にしつつ、元祖『北斗の拳』的改造が加わる以前、米ニューシネマの味わいに通じる激渋オージー・アクションに仕上げている。

    『アニマル・キングダム』に続きミショットと組むガイ・ピアースが「全てを失った放浪者」というマックス的な主人公を好演。だが演者として目立つのはロバート・パティンソンの方か。肝となるのは凶暴性の裏に潜む繊細さだ。『シルビアのいる街で』以降、俄然注目の撮影監督、ナターシャ・ブライエの空間美も素晴らしい。

  • 山縣みどり
    一抹の希望も感じるディストピア映画
    ★★★★★
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    設定的に『マッド・マックス』風なアクションを想像していたら、いい感じに裏切られた。最初はややとっつきにくい。主人公が愛車を奪還したがる理由がわからない上、演じるガイ・ピアースの思い詰めた形相や常軌を逸した行動のせいだ。が、もうひとりの負け犬男が登場してからは人間ドラマ部分に深みが増し、一気に物語に引きこまれる。断片的に与えられる情報から二人の過去やこれからに思いを馳せたり……。利用するはずの男との間に徐々に絆めいたものを培う展開が主人公の孤独を際立たせて、切ない。最後に明かされる車奪還の理由も然りだが、彼の複雑な人間性がディストピアに一種の希望をもたらす気がした。

動画

俺の大事な車を返せえええええええええええええええええええ!映画『奪還者』予告編
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スタッフ

監督・脚本・原案:

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  • 奪還者 (2013) ★ from どんくらの映画わくわくどきどき (2016年7月22日 3時16分)
    無法地帯と化したオーストラリアの砂漠で愛車を取られた男が執念深く盗人を追っていく。 ガイ・ピアース主演、トワイライト(シリーズ)のロバート・パティンソン共演の近未来もの。DVDで観た。 □ 世界経済破綻の10年後。無法地帯と化したオーストラリアの砂漠。  強盗を失敗し、撃たれて死んだ1人を残しヘンリーたち3人は逃亡する。乗っていたトラックが動かなくなり、3人は近くにあった一匹狼のエ... ...[外部サイトの続きを読む]
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    インディペンデントな香りがプンプンと、緊張感がヒシヒシと、漂う作品なのであるが…。午後2時から始まる会議のように、寝落ちしそうになってしまった。何が悪いという訳でもない。もしかしたら緊張し過ぎたのかもしれない。緊張感漲りながらも淡々と進むので、時折かかる、ミスマッチの雰囲気さえ醸し出す音楽にビクッとしたりして。まるで急に発言を指名されたかのよう。何の準備もしていないのに。近未来、世界恐慌が起こって何もかも奪い去ってから10年、という設定で、荒れ果てたオーストラリアの大地が舞台。寂れた場所でその日暮らしをして ...[外部サイトの続きを読む]
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    覚書にアップするのが遅れましたが、先週の土曜にこの映画を見てきました。この夏休み時期、この手の骨太映画って少ないんでそれほど鑑賞意欲は高くなかったんですが、まずまずの作品でした。  この映画、自分の車を取り返すってのがテーマですが…別の映画なら女性… ...[外部サイトの続きを読む]
  • 奪還者 from 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 (2015年7月26日 0時21分)
    ROVER [DVD](ショートバージョン)世界経済の崩壊から10年。鉱物資源を求める無法者たちの巣窟と化したオーストラリアで、全てを失ったエリックは、唯一の持ち物で命より大切な愛車を ... ...[外部サイトの続きを読む]
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