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喰女−クイメ−
(C) 2014「喰女−クイメ−」製作委員会
製作年:
2014年
製作国:
日本
日本公開:
2014年8月23日
上映時間:
配給:
東映
カラー

チェック:『一命』の三池崇史監督と市川海老蔵が再びタッグを組み、有名な歌舞伎狂言「東海道四谷怪談」を題材に描く衝撃作。柴咲コウがヒロインを演じ、虚構と現実の世界が交錯しながらもつれ合う男女の愛と狂気を浮き彫りにする。『悪の教典』などの伊藤英明や『ミロクローゼ』などのマイコ、『永遠の0』などの中西美帆らが共演。身の毛もよだつような戦慄(せんりつ)の物語に背筋が凍る。

ストーリー:舞台「真四谷怪談」の看板女優である後藤美雪(柴咲コウ)の推薦により、彼女と付き合っている長谷川浩介(市川海老蔵)が相手役に選ばれる。二人はお岩と伊右衛門にふんすることになり、鈴木順(伊藤英明)と朝比奈莉緒(中西美帆)らの共演も決定する。こうして舞台の稽古がスタートするのだが……。

喰女−クイメ−
(C) 2014「喰女−クイメ−」製作委員会

映画短評

  • ミルクマン斉藤
    作品構造的にも戸板返しをやってのけます。
    ★★★★★
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    さまざまな恐怖のスタイルを追求してきた三池だが、今回は古典演劇を現代的に読み替えた舞台演劇のその舞台裏、というメタフィクショナルな装い。映画化作品数あれど究極の傑作の座をいまだ譲らぬ中川信夫版に負けじとばかりのくっきりとした様式美と色彩に、えげつないにもホドがある戦慄シーン(柴咲コウ、よくやったな)や『オーメン』的なジャンル映画の記憶を誘うショットを織り込みつつ、「色悪」への「女の怨念」という肝要と、精神的な恐怖に生理的恐怖をがっちり組み合わせた原作の特殊性は、相当に屈折させながらもしっかり押さえている。三池ホラーとしては、あの『オーディション』以来のオソロシさではないかな。

  • 相馬 学
    情念の流れに気圧される、正しい怪談
    ★★★★
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     物語が劇中劇にシンクロするのは目新しいアイデアではないが、それでも本作の吸引力は凄まじい。

     劇中劇に登場する家紋の“まがたま”のように、簡単にはピッタリ一致しない恋愛関係。このような男女のピリピリした関係に観客を集中させる、巧妙な作り。最小限の表現、たとえば目線やちょっとした仕草だけで、“この男女はうまくいってない”という疑問を抱かせる、役者たちの好演も光る。

     “まがたま”からはみ出した気持ちは怨恨と化し、やがて凄惨なかたちで噴出する。二つの舞台を行き来しながらも、物語は情念の流れからブレることはない。柴崎コウの怪演も凄まじい、正しい怪談である。

  • なかざわひでゆき
    伊藤英明の怪演が光るサイコロジカルな恐怖譚
    ★★★★★
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     「四谷怪談」の舞台劇と出演俳優の私生活が奇妙にリンクしていき、やがて現実とも妄想ともつかぬ愛憎の惨劇が繰り広げられていく。
     下手に大風呂敷を広げたりせず、サイコロジカルな恐怖譚としてシンプルにまとめた演出は賛否分かれるかもしれないが、個人的には正解だと思う。役者という職業の因果、芸能という世界の特異を巧みに絡めつつ、人間の根源的な色と欲の性(さが)を浮き彫りにする。その嫌らしさが三池監督らしい。
     そして、最近いろんな意味で吹っ切れた感のある伊藤英明の怪演が白眉。この人、本当は2枚目役って肌に合わないのでは?そう思えてしまうほど生臭坊主がハマっているし、本人も楽しんでいるように感じられる。

動画

映画『喰女-クイメ-』予告編
映画『喰女-クイメ-』特報映像
海老蔵「サイテーと言われました」 映画『喰女−クイメ−』舞台あいさつ

ポスター/チラシ

  • 映画『喰女−クイメ−』ポスター
    ポスター
  • 映画『喰女−クイメ−』チラシ
    チラシ
  • 映画『喰女−クイメ−』チラシ
    チラシ

前売券特典

  • 映画『喰女−クイメ−』A.怨み、呪い、イライラ解消!クイメちゃんボール B.誘惑撃退!クイメちゃん魔除けマーク(いずれか一つ、選択可能)
    A.怨み、呪い、イライラ解消!クイメちゃんボール B.誘惑撃退!クイメちゃん魔除けマーク(いずれか一つ、選択可能)

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

監督:
脚本・原作: 山岸きくみ
イメージソング: 華原朋美

キャスト

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    喰女-クイメ-      監督: 三池崇史    キャスト: 市川海老蔵、柴咲コウ、中西美帆、マイコ、根岸季衣、勝野洋、古谷一行、伊藤英明 公開: 2014年8月23日 2014年8月27日。劇場観賞 難しいね…。 きっと、好みが凄く分れるだろうなと思った。 ものすごく変わ… ...[外部サイトの続きを読む]
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    映画『喰女 クイメ』は三池崇史が『四谷怪談』を現代アレンジで映画化したわけですが ...[外部サイトの続きを読む]
  • 『喰女−クイメ−』 (2014) from 相木悟の映画評 (2014年8月25日 14時28分)
    人間の愚かさを説く、妖しき普遍ホラー! トリッキーに醸成された世界観に陶酔すべき作品であることは、重々理解できるのだが…。 多ジャンルを手掛け、縦横無尽の活躍をみせる日本一忙しい監督、三池崇史。その腕前はホラー分野においてもいかんなく発揮され、ホラー映... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 喰女−クイメ− from ダイターンクラッシュ!! (2014年8月24日 17時16分)
    2014年8月23日(土) 14:45~ チネ5 料金:1100円(チネチッタデー) パンフレット:未確認 何だこれ。 『喰女−クイメ−』公式サイト 四谷怪談をベースにしている。 劇中劇で四谷怪談の稽古をしていて、その影響が役者の実生活に及んだとのことのようなのだが。 劇中劇が本編の3分の1以上は占めているだろう。最初から最後まで四谷怪談を完結。 影響受けている役者の私生活シーンは、怪しい場面は予告編で出て来たものが全て。 海老蔵のクビチョンパは、たちの悪いジョークだ。 舞台が実生活へどう影響し ...[外部サイトの続きを読む]
  • 喰女 クイメ from 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 (2014年8月24日 0時45分)
    四谷怪談をテーマに愛、裏切り、怨念を描くホラー映画「喰女 クイメ」。凝った美術には思わず見惚れる。劇団のスター女優・後藤美雪は、舞台「真四谷怪談」で、お岩役を演じるこ ... ...[外部サイトの続きを読む]
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