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イロイロ ぬくもりの記憶

イロイロ ぬくもりの記憶
(C) 2013 SINGAPORE FILM COMMISSION, NP ENTERPRISE (S) PTE LTD, FISHEYE PICTURES PTE LTD
英題:
ILO ILO
製作年:
2013年
製作国:
シンガポール
日本公開:
2014年12月13日
(新宿K's cinemaほか)
上映時間:
配給:
Playtime
提供:
ポリゴンマジック / アクシー
デジタル/カラー/1:1.85

チェック:アジア通貨危機下のシンガポールの中流家庭を舞台に、住み込みで働くことになったフィリピン人メイドと雇い主一家の交流をつづる人間ドラマ。本作で長編デビューを果たした新鋭アンソニー・チェン監督の幼いころを題材に、両親が多忙なため問題ばかり起こしている少年が、自分と真剣に向き合おうとするメイドとの間に家族のような関係を築いていく様子を描く。新人ながら卓越した演出力が話題を呼び、第66回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞するなど、世界各地の映画祭で高い評価を受けた。

ストーリー:1997年シンガポール、共に働きに出ている両親と暮らす一人っ子のジャールー(コー・ジア・ルー)は問題児で、母親の悩みの種だった。そんな折、住み込みで雇われたフィリピン人メイドのテレサに反発するジャールーだったが、真剣に自分と向き合おうとする彼女と次第に心を通わせていく。一方、父親はアジア通貨危機の影響でリストラされ、母親はテレサに対して嫉妬のような感情を持ち始め……。

イロイロ ぬくもりの記憶
(C) 2013 SINGAPORE FILM COMMISSION, NP ENTERPRISE (S) PTE LTD, FISHEYE PICTURES PTE LTD

映画短評

  • ミルクマン斉藤
    ここにも神の居場所はあるようだ。
    ★★★★★
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    物語だけ抜きだせば大層ハートウォーミングなものを連想させ、ま、結果的にそうではあるのだが、なんせ語り口が知的でクール。勿体ぶった心理描写や説明的台詞は注意深く避け、起こった事実のみを淡々と綴っていくスタイルだが、それだけで心理描写も過不足なく、いやむしろ雄弁なほどだし展開もスピーディだ。憎ったらしくてブサイクでわがままなガキが、故国に幼子を残したまま出稼ぎに来ているフィリピン人ハウスメイドと交わるうち、次第に可愛く見えてくる不思議。文化的・階層的な差別構造も、皮肉な嗤いを伴いながら浮き彫りにさせていく見事さもあり、いや、このシンガポールの新人監督は大変な才能かも知れない。

  • 相馬 学
    厳しい世でもがく一家の姿に、浮かび上がるリアル
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     家長としての責任感ゆえにリストラされたことを打ち明けられない父、妊娠中で精神的に不安定な母、そして問題児の息子。移民のベビーシッターが耐え忍ぶことで、そんな一家の溝を埋めてゆく物語は、安直な感動でごまかさず、多くのことを物語る。

     愛憎、反抗、不況といった不安な要素が渦を巻く現代。それでも踏ん張ることの意味はどこにあるのか?そこには確かに訴えるものがある。ドキュメンタリーのようなカメラワークは物語をリアルなものに仕立て上げ、他人事で片付けない。そんな潔さが魅力を放つ。

     大変な世界で皆、必死に生きている。当たり前だが大事な、そんなことにふと気づかされ、励まされたような気になる秀作だ。

動画

フィリピン人メイドと雇い主一家のドラマ!映画『イロイロ ぬくもりの記憶』予告編
第66回カンヌ国際映画祭カメラドール受賞作品!映画『イロイロ ぬくもりの記憶』特報

ポスター/チラシ

  • 映画『イロイロ ぬくもりの記憶』ポスター
    ポスター
  • 映画『イロイロ ぬくもりの記憶』チラシ
    チラシ
  • 映画『イロイロ ぬくもりの記憶』チラシ
    チラシ

スタッフ

監督・脚本・制作:

キャスト

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  • 「イロイロ ぬくもりの記憶」 from 元・副会長のCinema Days (2015年1月9日 6時39分)
    (原題:爸媽不在家)第66回カンヌ国際映画祭におけるカメラドール(新人監督賞)受賞作だが、正直それほどの映画だとは思えない。主要アワードを獲得した作品が、必ずしも良質であると限らないことを如実に示しており、出来としては“中の下”である。  ... ...[外部サイトの続きを読む]
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