シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
フィルス
(C) 2013 Lithium Picture Limited
英題:
FILTH
製作年:
2013年
製作国:
イギリス
日本公開:
2013年11月16日
(シネマライズ)
上映時間:
配給:
アップリンク / パルコ
カラー/シネマスコープ

チェック:『トレインスポッティング』の原作者でもある作家、アーヴィン・ウェルシュの小説を実写化したクライムコメディー。頭脳明晰(めいせき)ながらも、酒や麻薬に溺れ、さまざまな不正行為を働く刑事が、留学生殺人の捜査に乗り出したことから思わぬ事態に遭遇する。『つぐない』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』などのジェームズ・マカヴォイが、下劣を絵に描いたような主人公を怪演。次々と繰り出されるブラックでシニカルな笑いに加え、ジェイミー・ベルやジム・ブロードベントといった実力派たちの共演にも魅了される。

ストーリー:スコットランド警察の刑事、ブルース・ロバートソン(ジェームズ・マカヴォイ)。優秀な頭脳を誇り、活力あふれる彼だったが、その裏ではアルコールとドラッグの依存症に陥り、売春や不倫に手を出し、残業の不正申告を欠かさないという、刑事の風上にも置けない人物だった。そんな中、日本人の留学生が殺されるという事件が発生。目撃者ゼロという、この難事件を解決すれば出世コースに乗れると張り切るブルースだが、捜査を進めれば進めるほど自身の問題アリな過去も噴出するようになり、精神的に追い詰められていく。

フィルス
(C) 2013 Lithium Picture Limited

映画短評

  • なかざわひでゆき
    恐るべき罰当たり刑事のヤケッパチ大暴走
    ★★★★
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     基本的には、昇進のために殺人事件の解決に勤しむ刑事の話である。ただ問題は、このジェームズ・マカヴォイ扮する主人公がとんでもない罰当たり刑事ってこと。普段から酒びたりのコカインまみれ。しかも女と見りゃ見境なしのヤリ○ンで、それでも飽き足らず自宅ではAV三昧、出張先では売春三昧。勤務中の違法行為や暴力行為も当たり前。そればかりか、気弱な正直者は虐めまくり、職場のライバルには失脚工作しまくり、ついでにゲロしまくりのオナラしまくり。要はろくでなしのクソ野郎なのである。

     で、本作はそんな彼の心の闇へと入り込み、めくるめく狂気と暴力の世界へ観客を誘う。その混沌から浮かび上がるのは、ささやかな幸せをも奪われた人間の悲痛な魂の叫び…というかヤケッパチの雄叫び。唯一残された希望の光“昇進”に向けて暴走し、やがて崩壊していく主人公の姿に妙な共感を抱かずにはいられない。

     キューブリックやギリアムに影響されたという監督の演出はシュールでドリーミー。もうちょっと過激でもよくない?と思いつつ、こんな毒気まみれのお話にデヴィッド・ソウルやビリー・オーシャンなどの爽やかな懐メロを散りばめるセンスは大好きだ。

動画

映画『フィルス』予告編

ポスター/チラシ

  • 映画『フィルス』ポスター
    ポスター
  • 映画『フィルス』チラシ
    チラシ
  • 映画『フィルス』チラシ
    チラシ

前売券特典

  • 映画『フィルス』やばいね!ステッカー3枚
    やばいね!ステッカー3枚

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

監督・脚本:

キャスト

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