シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
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悪童日記
(C) 2013 INTUIT PICTURES - HUNNIA FILMSTUDIO - AMOUR FOU VIENNA - DOLCE VITA FILMS
英題:
THE NOTEBOOK
製作年:
2013年
製作国:
ドイツ/ハンガリー
日本公開:
2014年10月3日
(TOHOシネマズシャンテほか)
上映時間:
日本語字幕:
吉川美奈子
後援:
駐日ハンガリー大使館
提供:
ニューセレクト / ショウゲート
配給:
アルバトロス・フィルム
カラー/デジタル5.1ch/シネマスコープ

チェック:ハンガリー出身のアゴタ・クリストフの小説を映画化し、第2次世界大戦下の過酷な時代を生き抜いた双子の日記を通して世界を見つめた衝撃作。両親と離れて見知らぬ村に預けられた少年たちが、日々激化する戦いの中で自分たちのルールに従い厳しい状況に追い込んでいく姿を描き出す。双子の新星アンドラーシュ&ラースロー・ギーマーントが圧倒的な存在感を発揮。大人たちの世界を冷徹に見据える兄弟の選択が心をかき乱す。

ストーリー:第2次世界大戦末期の1944年、双子の兄弟(アンドラーシュ・ギーマーント、ラースロー・ギーマーント)は、都会から田舎に疎開する。祖母(ピロシュカ・モルナール)は20年ぶりに戻った娘(ギョングベール・ボグナル)との再会にも不満顔。双子たちだけが農場に残され、村人たちに魔女とうわさされる祖母のもとで水くみやまき割りなどの仕事をこなしていく。

悪童日記
(C) 2013 INTUIT PICTURES - HUNNIA FILMSTUDIO - AMOUR FOU VIENNA - DOLCE VITA FILMS

映画短評

  • 相馬 学
    ホラーのトーンを徹底した堂々たる力作
    ★★★★★
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     傑作と呼ばれる小説を映画化することは、比較される以上リスクも大きいが、これは鮮烈なビジュアル化。緊張が高いレベルで持続する逸品となった。

     思いやりとは無縁の太った祖母の虐待、小児性愛の匂いを漂わせたドイツ将校との遭遇、そしてそれらを吸収して生き抜く術を学ぶ子どもたち。邪気が宿り、研ぎ澄まされていく彼らの姿はある種のモンスターにも思える。

     子どもが自力で戦時下を生き延びるのはヘビーなことであり、彼らの姿をとおして反戦が訴えられてはいるが、一方でこれは堂々たるホラー映画でもある。観客をその線上に置くことが本作の妙味と言えよう。

  • 山縣みどり
    戦時下だからむき出される人間の暗部にゾゾゾ~ッ
    ★★★★
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    第二次大戦中、東欧(と思われる)の田舎町に疎開した双子の視線を通して暴き出される人間の暗部が実に恐ろしい。幼い子供を容赦なく叩きのめし、他人に濡れ衣を着せ、お互いにだましあい……。戦火の下だからこそむき出しになる暴力や欺瞞、搾取、差別意識などに触れた双子が「強くありたい」と自虐的な鍛錬を繰り返す発想は実に独特で、ときに眉をひそめる行為もするあたりが生々しい。ただ陰惨な状況に流されることなく、両親が教えてくれた規範に従う姿には純粋さゆえの強さも感じる。映画を支えたのは力強いまなざしを持ったジェーマント兄弟で、以心伝心な演技は双子ならでは? ぜひ、この双子で3部作を完成させてほしい。

動画

映画『悪童日記』予告編

ポスター/チラシ

  • 映画『悪童日記』ポスター
    ポスター
  • 映画『悪童日記』チラシ
    チラシ
  • 映画『悪童日記』チラシ
    チラシ

前売券特典

  • 映画『悪童日記』オリジナルノート
    オリジナルノート

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

監督・脚本・製作総指揮:

キャスト

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『悪童日記』の映画ニュース

  • ## 彼はひとつの理論を追求した、宇宙論でも、そして人生でも モチーフは実在の“車椅子の天才物理学者”ホーキング博士だが、天才の伝記映画ではない。本作は、ひとりの人間...そこに流れる音楽の切ない美しさ。音楽は『悪童日記』『プリズナーズ』のヨハン・ヨハンソン。...

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    生き残るために(;゜Д゜)! ハンガリー出身のアゴタ・クリストフの小説を映画化し ...[外部サイトの続きを読む]
  • 悪童日記 (2013) ★ from どんくらの映画わくわくどきどき (2015年5月20日 2時45分)
    戦争のために親から離れて疎開させられた双子の少年が、自分たちを鍛えることで生き抜こうとする。訓練はエスカレートして自分たちにとって大切なものとも決別していく。 DVDで観た。 【背景】 第二次世界大戦でハンガリー王国はドイツ側(枢軸国側)として参戦した。1944年8月当時、ハンガリーはドイツ軍に占領されていた。ハンガリーの政府は親ドイツの傀儡政権だった。10月にはソ連軍がハンガリーに... ...[外部サイトの続きを読む]
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  • 悪童日記 from 映画三昧、活字中毒 (2014年11月14日 22時29分)
    ■ TOHOシネマズ シャンテにて鑑賞悪童日記/LE GRAND CAHIER 2013年/ドイツ、ハンガリー/111分 監督: ヤーノシュ・サース 出演: アンドラーシュ・ジェーマント/ラースロー・ジェーマント/ピロシュカ・モルナール/ウルリク・トムセン/ウルリッヒ・マテス 公式サイト 公開: 2014年10月03日 1944年08月。出征している父親が一時的に帰宅し、双子たち... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「悪童日記」 from 元・副会長のCinema Days (2014年11月10日 7時0分)
    (原題:A nagy fuzet)ピカレスク・ロマンとして退屈させない出来だとは思うが、重要な箇所が描かれていないこともあり、諸手を挙げての評価は出来ない。アゴタ・クリストフの同名ベストセラー(私は未読)を、クリストフの母国ハンガリーで映画化したものだ。  第... ...[外部サイトの続きを読む]
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