シネマトゥデイ

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イマジン
(C) Adam_Bajerski
英題:
IMAGINE
製作年:
2012年
製作国:
ポーランド/ポルトガル/フ ランス/イギリス
日本公開:
2015年4月25日
(シアター・イメージフォーラム)
上映時間:
提供:
ダゲレオ出版
配給:
マーメイドフィルム
配給協力:
コピアポア・フィルム
後援:
ポーランド広報文化センター / ポルトガル大使
カラー/デジタル

チェック:ポーランドの新鋭アンジェイ・ヤキモフスキが監督を務め、リスボンを舞台に視覚障害者の男女の淡い恋を描くラブストーリー。盲目の子供たちを導こうとする教師と、彼に影響されて心を開く女性と心の交流を細やかに映す。『もうひとりのシェイクスピア』などのエドワード・ホッグが勇敢な教師を演じ、ヒロインを『ラッシュ/プライドと友情』のアレクサンドラ・マリア・ララが好演。音を通して世界を知る主人公たちの姿や、カフェでの冒険に心が躍る。

ストーリー:ある日、イアン(エドワード・ホッグ)はリスボンにある視覚障害者たちのための診療所を訪れる。彼はインストラクターとして、診療所の盲目の子供たちに“反響定位”を伝授するための授業を行う。一方、隣室で引きこもっている女性エヴァ(アレクサンドラ・マリア・ララ)は、目が見えないにもかかわらずつえなしで動けるイアンに興味を持ち……。

イマジン
(C) Adam_Bajerski

映画短評

  • 轟 夕起夫
    難解な作品にあらず。これは真の“ヒーロー映画”だ
    ★★★★★
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     本作の主人公は、かの座頭市と並ぶ異能のヒーローである。見聞をもとに子母澤寛が書いた掌編を膨らませ、勝新太郎の“市”が生まれたようにこの映画にもモデル、ベン・アンダーウッドがいる。自分の発した舌打ちの反響音で人や物の位置、形を判別し、白杖に頼らぬ行動を可能にした盲人だ。
     構成もヒーロー映画的であり、さすらい人として登場し、“市”の居合い抜きもかくやのワザを披露、数々の障壁と格闘することに。リスボンの街並み、いや、世界を音を通してフェティッシュに切り取り、カメラが超俯瞰になってからは神展開! ラストは『アラビアのロレンス』の名高いドリーミーな奇観を彷彿とさせ、口から感嘆符が飛び出した。

  • 森 直人
    「見えるもの」を揺さぶる傑作――もっと自由に、感覚を解放せよ
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    これは凄い! 幻視というナチュラルなエフェクターにより、リスボンの街が別の風景へと変換される感覚というべきか。盲目の恋人たちを主人公としつつ、俗流の「感動作」とは遠くかけ離れている。

    視覚障碍診療所の教師イアンは、施設内の立場は違うものの“自由への扇動者”という点で『カッコーの巣の上で』のマクマーフィー(J・ニコルソン)と印象が重なる。そして我々観客も彼の導きによって、通常の「見えるもの」とは次元の異なる不思議な世界へ誘われるのだ。

    ヤキモフスキ監督による極めて繊細かつ大胆な“音×映像”の立体的な設計に驚嘆。視覚、聴覚、想像力。本作が映画と人間、両方の本質にタッチしているのは間違いない。

  • なかざわひでゆき
    想像力を働かせれば見えないものも見えてくる
    ★★★★
    »読む«閉じる

     反響定位という特殊な技術を使い、杖や盲導犬に頼らず街を歩くことができる視覚障害者の男性が、新しく赴任した診療所で様々な波紋を広げていく。
     木々のざわめきから雑踏の靴音まで、日常生活のあらゆる音を巧みに配置する一方、カメラは主人公たちの周囲を極力見せないようにすることで、観客にも視覚障害者と同じように世界を“想像”させる。
     そう、音は聞こえても目の見えない彼らは、その足りない部分を想像力で補う。そして、その想像力で色付けされた世界は、時として健常者が見落としがちなものをも映し出す。世の中の様々な苦難や対立、誤解も、想像力を働かせれば解決できるかもしれない。それこそが本作の核心だろう。

動画

杖を使わない視覚障害者の男性と隣に暮らす女性の恋模様!映画『イマジン』予告編

ポスター/チラシ

  • 映画『イマジン』ポスター
    ポスター
  • 映画『イマジン』チラシ
    チラシ
  • 映画『イマジン』チラシ
    チラシ

前売券特典

  • 映画『イマジン』特製エコバック(一般券のみ)
    特製エコバック(一般券のみ)

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

脚本・監督・プロデューサー:
アートディレクター: ジョアン・トヘス
音響・録音: ヤツェク・ハメラ
衣装デザイナー: アレクサンドラ・スタシュコ
共同プロデューサー: マイク・ダウニー / サム・テイラー
アシスタントプロデューサー: カシャ・クチャ
協力: 松田高加子

キャスト

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