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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)

公式サイト:http://www.whitegod.net
ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)
2014 (C) Proton Cinema, Pola Pandora, Chimney
英題:
WHITE GOD
製作年:
2014年
製作国:
ハンガリー/ドイツ/スウェーデン
日本公開:
2015年11月21日
(新宿シネマカリテほか)
上映時間:
配給・提供:
シンカ
提供:
ミッドシップ
後援:
ハンガリー大使館
製作会社:
Proton Cinema / Pola Pandora / Chimney
シネマスコープ/カラー

チェック:第67回カンヌ国際映画祭・ある視点部門賞を受賞した異色のドラマ。心ない人間に対する強い怒りを抱えた一匹の犬が、施設に送られた犬たちと一緒に人類への反乱を起こす姿を見つめる。メガホンを取るのは、俳優業も務めてきたハンガリー出身のコルネル・ムンドルッツォ。『ハヌッセン』などのシャンドール・ジョーテールらが出演。センセーショナルな物語に加え、数百匹の犬が市街地を疾走するビジュアルにも圧倒される。

ストーリー:とある町で、雑種犬に対して重税をかける法律が制定される。ハーゲンという犬をかわいがっていた13歳の少女リリ(ジョーフィア・プソッタ)だが、父親にハーゲンを捨てられてしまう。突如として飼い主と引き離された悲しみを抱えたままさまようハーゲンと、その行方を必死になって追い掛けるリリ。やがてハーゲンは、人間に裏切られ、虐げられた果てに、保護施設に放り込まれた犬たちと出会う。その姿を目にして憤怒に駆られ、施設から犬を引き連れて人間への反乱を起こすハーゲンだが……。

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)
2014 (C) Proton Cinema, Pola Pandora, Chimney

映画短評

  • なかざわひでゆき
    怒れる犬軍団の反逆が現代ヨーロッパの混沌を映し出す
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     反抗期の少女と愛犬の友情を軸としつつ、人間に虐げられ続けた犬たちの復讐と反逆を描くハンガリー映画。
     身勝手で思いやりのない大人たちよって、無理やり引き離されてしまう少女と愛犬。この両者が苦難を経て再会するまでのお話か…と思わせておいて、後半は施設から脱走した数百匹の犬軍団が街に解き放たれ、次々と傲慢な人間どもに襲いかかるという『ドッグ』のような動物パニック・ホラーへと変貌。その意外な展開に驚かされる。
     現代ヨーロッパに蔓延する差別や格差への痛烈な批判が込められていることは明らか。あまりにも酷い人間しか出てこない点は引っかかるが、それだけヨーロッパ社会も殺伐としているってことなのか。

  • 相馬 学
    人間と動物のヌルい友情を描いた作品ではありません!
    ★★★★★
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     少女と犬の友情の話……から想像される甘っちょろいイメージは、食肉用の牛を解体する冒頭の生々しい描写によって打ち消される。不穏な空気は全編を覆い尽くし、どんどん意外な方向へと発展する。

     理不尽な社会への反抗をベースにしつつ、引き離された少女と犬のそれぞれの逆襲を活写。少女は孤独に震え、犬は怒りを爆発させる。青春劇とスプラッター・ホラーの側面が共存するのはある意味、奇跡的だ。

     見ていて思い出したのがPet Shop Boysのヒット曲“Suburbia”。チンピラのガキどもと犬たちが夜の街を走る……という歌詞と妙にシンクロする。作り手は意識したのか否か、大いに気になるところ。

  • 森 直人
    ヒューマニズムの欺瞞、あるいは大人の都合に牙を剥く傑作
    ★★★★★
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    サミュエル・フラーの『ホワイト・ドッグ』は人種差別主義者に調教された攻撃犬を扱っていたが、GODとDOGという皮肉なアナグラムを題した本作では雑種犬が差別の対象そのものとなる。

    そのブロックを試みるのが父親や教師から抑圧を受ける少女リリで、彼女は孤独な“被差別者”同士の意識で犬と連帯する。だが結局リリは人間側であり、大人(人間中心のルール)と子供(無垢)に引き裂かれた中間的存在である事がサスペンスの核となる。

    『トムとジェリー』のオスカー作品『ピアノ・コンサート』から犬の暴動への流れは鮮烈だが、同時にあらかじめ敗北の苦味を含むのが切ない。凡百の動物映画と一線を画すリアルな認識が本作の肝だ。

  • くれい響
    250匹わんちゃん大行進
    ★★★★★
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    車が放置状態の高速など、人っ子一人いない市街地を全速で駆け抜ける一台の自転車。そこに突如として現れる250匹の犬・狗・戌…。まるでゾンビ映画のようなオープニングが、怒涛のクライマックスに繋がっていく。基本的な流れは「名犬ラッシー」で、メッセージ性も強いが、決して泣かせに走らず。ブローカーからトレーナーの手に渡り、闘犬の道を歩む姿はバイオレンス・アクションであり、やがて動物パニックに突入。一方で、トランペット奏者のヒロインとオーケストラが奏でる「ハンガリー狂詩曲」がキーワードであるように、ジャンルの垣根を超えたミスマッチ感に圧倒。昨今の猫ブームにモノ申す、刺激的な一本である。

動画

映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』予告編
映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』冒頭映像
ワンコたち迫真の演技!『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』本編映像

写真ギャラリー

Magnolia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

ポスター/チラシ

  • 映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)』ポスター
    ポスター
  • 映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)』チラシ
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    少女と犬の仲良しトートバック

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  • ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ) (2014) ★ from どんくらの映画わくわくどきどき (2016年7月13日 2時34分)
    虐げられた雑種犬の群れが横暴な人間に対して反乱を起こす。DVDで観た。  冒頭、人気がなく車が乗り捨てられている都会の道路を少女がひとり自転車で走っている。やがて少女の背後におびただしい数の犬が現れ少女を追い始める。  犬にどのように演技させたのかとにかく見事。 ハーゲン役は2頭の犬が分担したらしい。 □ 離婚した母親と愛犬のハーゲンと暮らす少女リリは音楽学校でトランペットを習... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」見てきました from Elwood覚書(ブログ版) (2015年12月31日 1時7分)
    今日は旧友との再会の予定があり、その前に時間が合ったこの作品を見ましたが…ちょっと残念な映画でした。あっ、あらかじめ書いておきますが、映像として不快なもの(無駄にグロ)があります。  飼い主である少女と引き離された一匹の犬。必死に犬を探す少女と数奇な… ...[外部サイトの続きを読む]
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