シネマトゥデイ

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ディーパンの闘い
(C) 2015 - WHY NOT PRODUCTIONS - PAGE 114 - FRANCE 2 CINEMA - PHOTO: PAUL ARNAUD
英題:
DHEEPAN
製作年:
2015年
製作国:
フランス
日本公開:
2016年2月12日
(TOHOシネマズ シャンテほか)
上映時間:
提供・配給:
ロングライド
提供:
KADOKAWA
シネマスコープ/カラー/5.1ch

チェック:『預言者』などのフランスの鬼才、ジャック・オーディアール監督がメガホンを取って放つヒューマンドラマ。内戦中のスリランカからフランスにたどり着いた他人同士の3人が、偽装家族として見知らぬ土地で新しい第一歩を踏み出す姿を丁寧に描く。スリランカ内戦の元兵士で、現在は作家のアントニーターサン・ジェスターサンが圧倒的な存在感で主人公を熱演。守るべき家族のために戦う男の無私の愛に胸が詰まる。

ストーリー:ディーパン(アントニーターサン・ジェスターサン)は“タミル・イーラム解放の虎”の兵士としてスリランカ内戦で戦うが、妻子を失い失意の底にいた。一方、女性(カレアスワリ・スリニバサン)は、移住許可を取りやすくすべく難民キャンプで孤児の少女(カラウタヤニ・ヴィナシタンビ)を探し当てる。海外渡航のあっせん事務所を訪れた彼女たちは、ディーパンと共に偽装家族として出国する。

ディーパンの闘い
(C) 2015 - WHY NOT PRODUCTIONS - PAGE 114 - FRANCE 2 CINEMA - PHOTO: PAUL ARNAUD

映画短評

  • なかざわひでゆき
    移民問題に揺れる欧州の今を生々しく切り取った作品
    ★★★★
    »読む«閉じる

     赤の他人と偽の家族を装い、内戦の続く祖国スリランカを逃れた男性ディーパンが、移住先のフランスで移民の直面する様々な問題にぶち当たる。
     住居として提供された郊外の団地は、移民の若者によるギャング団がのさばり、白昼堂々と銃撃戦が繰り広げられる無法地帯。再会した同胞からも武器密売を持ちかけられる。暴力から逃れた先で暴力に苦悩する皮肉。綺麗事では済まされない移民問題の醜い現実だ。
     移民政策の失敗が深刻な社会問題と化した欧州の今を背景に、やがて“家族”を守る父親としての責任に目覚めるディーパンを通して、他者との共存という難題を掘り下げていく。容易に答えの出ないテーマだけに深く考えさせられる作品だ。

  • 森 直人
    現実と映画が高度にリンクするオディアールの世界
    ★★★★
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    パリ郊外(バンリュー)の荒んだ光景を映画で初めて観たのは『憎しみ』だったか。本作も移民社会を描いた“新しいフランス映画”の系譜だ。奇しくも昨年11月のパリ同時多発テロ事件以降、ここで提示される現実の混沌はさらに関心を持たれる事と思う。

    それをフィクションならではの娯楽作へと昇華するのがJ・オディアール流。彼は複合的な主題を巧く編み合わせ、既成のジャンルやカテゴリーを突破する独自性の高い作劇を見せる。唯一無二のシネアストだ。

    主人公を演じるのは実際スリランカ内戦を兵士として体験した亡命作家。素人俳優を『狼よさらば』的なヴィジランテ・ムービーの父親像へと仕立てる技に震えるほど感動した!

動画

スリランカの内戦からフランスに逃れてきた赤の他人同士が家族として過ごし…!映画『ディーパンの闘い』予告編

ポスター/チラシ

  • 映画『ディーパンの闘い』ポスター
    ポスター
  • 映画『ディーパンの闘い』チラシ
    チラシ
  • 映画『ディーパンの闘い』チラシ
    チラシ

スタッフ

アート部門協力: エレナ・クロッツ
衣装: C・ブレック
ミキシング: シリル・オルツ
スクリプター: ナタリー・ヴィエルニ
エグゼクティブプロデューサー: マルティーヌ・カシネッリ

キャスト

ユスフ:
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  • 「ディーパンの闘い」 from ここなつ映画レビュー (2016年4月11日 18時36分)
    カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。内戦により国を追われたスリランカ人が移民先の地で暮らしていく様を描いた力作。スリランカでの内戦の爪跡、フランスでの移民問題だけでなく、「家族」の在り方も描いている。そしてそう、闘いはどこの地でも起こり得る、ということも。闘いはどこの地でも起こり得るんだ。それはラストに至るクライマックスのことだけを指しているのではない。自己との闘い、Yes、もちろんそうだ。人生は全て選択と闘いの繰り返しなのだ。あとから思い返すと、そのことがじわじわと効いてくる。兵士だった自分を捨て、異国 ...[外部サイトの続きを読む]
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    (原題:DHEEPAN )第68回カンヌ国際映画祭で大賞を獲得した作品だが、そのアワードにふさわしい内容かどうかは別にしても、楽しめる映画であることは確かだ。少なくとも、同映画祭で本命視されたトッド・ヘインズ監督の「キャロル」よりは求心力が高く、見応えがあ... ...[外部サイトの続きを読む]
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    公式サイト。フランス映画。原題:Dheepan。ジャック・オーディアール監督。アントニーターサン・ジェスターサン、カレアスワリ・スリニバサン、カラウタヤニ・ヴィナシタンビ、ヴァ ... ...[外部サイトの続きを読む]
  • ディーパンの闘い from 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 (2016年2月13日 2時32分)
    Dheepan [DVD]内戦下のスリランカを逃れた元兵士ディーパンは、フランスに入国するため、赤の他人の女ヤリニと孤児の少女イラヤルと共に、偽装家族を装い、難民審査を通り抜ける。団地 ... ...[外部サイトの続きを読む]
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    その男、危険につき。 昨年のカンヌ国際映画祭で、「サウルの息子」を抑えて最高賞のパルム・ドールに輝いた作品。 物語の背景になっているのは、現代ヨーロッパの移民問題である。 タイトルロールのディーパンは、スリランカで政府軍と長年に渡り血で血を洗う内戦を繰り広げたゲリラ組織、“タミル・イーラム解放の虎”の元兵士。 スリランカ内戦は2009年に政府軍の全面勝利で一応の終結を見たが、政府... ...[外部サイトの続きを読む]
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