シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
ヤクザと憲法
(C) 東海テレビ放送
製作年:
2015年
製作国:
日本
日本公開:
2016年1月2日
(ポレポレ東中野ほか)
上映時間:
映像協力:
関西テレビ放送
製作・配給:
東海テレビ放送
配給協力:
東風
カラー/HD

チェック:「暴力団排除条例」などの施行がもたらしたヤクザの暮らしや考え方の変化について、大阪の指定暴力団「二代目東組二代目清勇会」に取材したドキュメンタリー。1990年代から2000年代にかけて法律や条例が制定されたのを機に、銀行口座の開設不可、自動車保険の交渉がこじれたら恐喝で逮捕されるといった状況になっているヤクザたちの現実を活写する。監督は、『ホームレス理事長 ~退学球児再生計画~』を手掛けた土方宏史。ヤクザの人権という表立っては語られなかった観点で描かれた一作。

ストーリー:大阪府堺市の住宅街に位置する指定暴力団「二代目東組二代目清勇会」の事務所。以前のヤクザは賭け事の仕切りと祭りの露天商を稼業としていたが、覚せい剤の密売を行うようになり、昭和40年代前後に組同士の抗争が激しさを増す。「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴力団対策法)」「暴力団排除条例」が施行されてからは、ヤクザは銀行口座開設が不可能なため子供の給食費が引き落とせないといった問題も起きているという。

ヤクザと憲法
(C) 東海テレビ放送

映画短評

  • 中山 治美
    社会の構造がみえる
    ★★★★
    »読む«閉じる

    ”取材対象にタブーはない”と、遂にヤクザにカメラを向けた東海テレビ。
    さすがにカメラの前だ。法に触れる行為はしまい。
    これがすべてではないだろう。
    だが、ここから見える世界が確実にある。
    在日朝鮮人、貧困、恐らく家や学校で居場所がなかった青年。
    構成員の多くは、社会の片隅で生きてきた人たちだ。
    その彼らが暴力団廃止条例の施行でさらに排除されている。その家族もだ。
    ここにISISと同じ構造を見、行く末に恐怖すら感じるのは筆者だけだろうか。
    更生の道は? 
    いや、それ以前に、この組織に子や身近な人を入り込ませないようにするにはどうすべきか?
    本作が、今の世に投じた一石は大きい。

  • なかざわひでゆき
    暴力団対策法が違憲だと言われてもねえ…
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     大阪の暴力団事務所ののどかな日常と、そこに集う人々の人生模様を捉えつつ、ヤクザの人権というものにスポットを当てたドキュメンタリー映画。
     とりあえず、取材対象となった組員たちの生活が、『仁義なき戦い』や『アウトレイジ』とは程遠い平凡なものであるということは分かる。我々の普段あずかり知らない世界を垣間見るという意味では興味深い。
     しかし、だからといって、暴力団対策法は全ての国民に平等を約束した憲法に違反しているんじゃないのか、そのせいでヤクザとその家族が言われなき偏見に晒されているんじゃないかという本作の問題提起は、にわかに納得できるものではない。足を洗えばいいだけの話である。

ポスター/チラシ

  • 映画『ヤクザと憲法』ポスター
    ポスター
  • 映画『ヤクザと憲法』チラシ
    チラシ
  • 映画『ヤクザと憲法』チラシ
    チラシ

スタッフ

プロデューサー: 阿武野勝彦
音楽: 村井秀清
音楽プロデューサー: 岡田こずえ
撮影: 中根芳樹
音声: 野瀬貴弘
オーサリング: 山口幹生
TK: 河合舞
音響効果: 久保田吉根
編集: 山本哲二
法律監修: 安田好弘
監督:
ブログン投稿ブログに投稿
  • FC2ブログに投稿!
  • ココログに投稿!
  • gooブログに投稿!
  • so-netブログに投稿!
  • exciteブログに投稿!
  • Bloggerに投稿!

『ヤクザと憲法』の映画ニュース

楽天市場

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

  • 【映画】 ヤクザと憲法 from 別冊 社内報 (2016年4月18日 19時9分)
    出てくる構成員がお茶目。いわば「セーラー服と機関銃」(薬師丸バージョン)。清勇会の会長なんてちょっとしたイケメン俳優。反社会のレッテルで、弱者が逆転。顧問弁護士の悲哀も役者のよう。警察権力の恐ろしさがよく描かれます。どこまでホンマかは別にして。■ シアターキノにて ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「ヤクザと憲法」 from 元・副会長のCinema Days (2016年2月19日 6時39分)
    観る価値は十分にある注目作だ。ヤクザと人権問題に迫ったドキュメンタリー作品という触れ込みだが、それよりもヤクザを取り巻く環境、ひいては我々が住む社会の問題点をあぶり出している点が出色である。そもそもヤクザに“人権”があるのかどうかという、身も蓋も無い極... ...[外部サイトの続きを読む]
[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク
  1. 映画
  2. 2015年12月28日の週の公開作品
  3. 『ヤクザと憲法』