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FAKE
(C) 2016「Fake」製作委員会
製作年:
2016年
製作国:
日本
日本公開:
2016年6月4日
(ユーロスペース)
上映時間:
制作:
ドキュメンタリージャパン
製作:
「Fake」製作委員会
カラー/HD/16:9

チェック:『「A」』『A2』などの森達也によるおよそ15年振りの単独監督作で、2014年のゴーストライター騒動で話題になった佐村河内守を追ったドキュメンタリー。聴覚障害を抱えながらゲーム音楽などを手掛け称賛されるも、ゴーストライターによる楽曲を自作として発表していた佐村河内の素顔に肉薄する。世間を騒がせた男に密着した森監督が、本作を通じて訴えたいことは何なのか期待が高まる。

ストーリー:2014年、聴覚障害を抱えながら「鬼武者」などのゲーム音楽や「交響曲第1番“HIROSHIMA”」といった作品により「現代のベートーベン」と呼ばれた佐村河内守が、実は耳は聞こえており、作品はゴーストライターの作曲だったと報道される。騒然とする状況で、自宅での撮影に応じた佐村河内は……。

FAKE
(C) 2016「Fake」製作委員会

映画短評

  • 清水 節
    思考停止をもたらす“わかりやすさ”という病へのショック療法
    ★★★★★
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    疑惑に満ちたペテン師の真実が明かされる――そんな期待を抱くなら、扇情的な週刊誌の見出しで社会を捉えている証左。これは、マスメディアが作り上げ思考停止をもたらす、“わかりやすさ”という病へのショック療法のようなドキュメンタリーだ。レッテルを貼られた男の人間味に触れ、妻との関係を通して愛おしささえ覚えたかと思えば、虚実の見分けがつかない事態に放置され、混沌の渦に包まれる。メディアリテラシーに応じて多様な解釈を呼び起こすだろう。善悪や真偽に単純化せず物事を見つめれば、確かなことなど何もない。一面的な見方にすぎない報道を疑ってかかり、自分の目を見開き耳を澄まして思考せよ、と映像は語りかけてくる。

  • 森 直人
    星、何個でも差し上げたい面白さ!
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    これ、大ヒットするんじゃないかな?

    舞台はほぼ佐村河内夫妻の自宅。言わば「疎外された空間」を拠点に、森達也監督が徹底して対象者に寄り添う。世間と対立する側に介入したカメラが呼び込むもの、という視座は『A』と同様だが、私見では今回のほうが遥かに大きな問題圏を掴んでいると思う。

    それは日本社会の、この世界の、人間の生々しい一断面だ(そこにメディア論も内包される)。謎かけ的なタイトルにちなんで言えば、現実は嘘と真実が幾層にも折り重なっており、信じる事も疑う事も、きっと我々が考えているよりずっと難しい。

    しかもベテランクルーの仕事だよ。その意味でも今年の「怒りのデス・ロード賞」最有力!?

動画

映画『FAKE』予告編
ゴーストライター問題で話題となった佐村河内守のドキュメンタリー!映画『FAKE』特報
今週のHOT MOVIES 2016.6.1-4

ポスター/チラシ

  • 映画『FAKE』ポスター
    ポスター
  • 映画『FAKE』チラシ
    チラシ
  • 映画『FAKE』チラシ
    チラシ

スタッフ

監督・撮影:
プロデューサー: 橋本佳子
撮影: 山崎裕
編集: 鈴尾啓太

キャスト

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