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帰ってきたヒトラー

公式サイト:http://gaga.ne.jp/hitlerisback
帰ってきたヒトラー
(C) 2015 MYTHOS FILMPRODUKTION GMBH & CO. KG CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH
英題:
LOOK WHO'S BACK
製作年:
2015年
製作国:
ドイツ
日本公開:
2016年6月17日
(TOHOシネマズ シャンテほか)
上映時間:
配給:
ギャガ
製作会社:
Mythos Film
製作協力:
Claussen Wobke Putz Filmproduktion / Constantin Film Produktion
カラー/ビスタサイズ/5.1chデジタル

チェック:ティムール・ヴェルメシュのベストセラー小説を実写化したコメディードラマ。独裁者アドルフ・ヒトラーが突如として現代に出現し、奇想天外かつ恐ろしい騒動を引き起こす。舞台を中心に活躍するオリヴァー・マスッチがヒトラーを演じ、「トレジャー・ハンターズ アインシュタインの秘宝を追え!」などのファビアン・ブッシュや『ビッケと神々の秘宝』などのクリストフ・マリア・ヘルプストらが脇を固める。21世紀の民衆が、知らず知らずのうちにヒトラーに扇動されていくさまに注目。

ストーリー:ナチス・ドイツを率いて世界を震撼(しんかん)させた独裁者アドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が、現代によみがえる。非常識なものまね芸人かコスプレ男だと人々に勘違いされる中、クビになった局への復帰をもくろむテレビマンにスカウトされてテレビに出演する。何かに取りつかれたような気迫に満ちた演説を繰り出す彼を、視聴者はヒトラー芸人としてもてはやす。戦争を体験した一人の老女が本物のヒトラーだと気付くが……。

帰ってきたヒトラー
(C) 2015 MYTHOS FILMPRODUKTION GMBH & CO. KG CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

映画短評

  • なかざわひでゆき
    移民排斥が高まる今の欧州をリアルに捉えたドイツ版「ボラット」
    ★★★★
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     ヒトラーが21世紀の現代にタイムスリップし、今度はテレビのモノマネ芸人として再びドイツ民衆の熱狂的支持を得てしまう。そんな原作小説のストーリーを軸に、ヒトラーに扮した主演俳優の突撃ロケによって一般市民のガチにリアルな声を汲み取った、まさしくドイツ版「ボラット」と呼ぶべきブラック・コメディ。
     注目すべきは、生身のヒトラーが数多のハリウッド映画などで描かれてきたような、見るからに分かりやすい悪人などではなかったということ。なぜ彼が大衆から熱烈に愛されたのか、どのようにして権力を手にしたのか。現代を舞台にしているからこそ如実に理解できる。混沌とした今の欧州の空気を捉えているという意味でも秀逸だ。

  • 山縣みどり
    歴史は繰り返すわけで、この人には帰ってきてほしくないね。
    ★★★★
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    シリア内戦やISの台頭による移民の大量発生で、反イスラムや移民排斥が起きているヨーロッパの状況は戦前と似ているという。なぜか現代に蘇ったヒトラーが“そっくりさん”として大衆を煽動していく『ボラット』的なコメディの形を取っているこの映画はまさに、現在の状況とだぶっていて不穏な空気さえ漂う。ヒトラーを封印したはずの我々は実は、心の中にいるプチ独裁者に支配されていると気づかされる苦い瞬間が多々。顔出しOKした劇中の素人さんは勇気があるというか、何も考えていないというか……。浅はかなリアリティ番組批判やSNSの危険性を示唆する展開は原作をも超えていて、世界の今を憂う意味でも必見でしょう。

  • 相馬 学
    笑いの一方で世界の“今”を見据えた意義ある問題作
    ★★★★
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     ヒトラーの一人称で語られる原作には、ひょうひょうとしたブラックユーモアが活きていた。映画版はそんな味を踏まえつつも、小説以上にヘビーな味わいが宿る。

     主演俳優を町に放り込んで人々の反応をカメラに収める『ボラット』にも似たどっきりカメラ的映像は笑いの要素。ヒトラー視点ではなく、第三者の客観的な目線がそこには宿り、同時にドイツの“今”も見えてくる。

     が、クライマックスは笑ってばかりもいられない。ヒトラーが選挙で選ばれたという歴史的事実はあまりに重く、異人種に対して排他的な傾向にある世界の現実とリンク。小説よりもブラックユーモアはキツいが、“今”見るべき作品であることに疑いの余地はない。

動画

映画『帰ってきたヒトラー』予告編
今週のHOT MOVIES 2016.6.17-19

ポスター/チラシ

  • 映画『帰ってきたヒトラー』ポスター
    ポスター
  • 映画『帰ってきたヒトラー』チラシ
    チラシ
  • 映画『帰ってきたヒトラー』チラシ
    チラシ

スタッフ

撮影監督: ハンノ・レンツ
キャスティング: ウルリケ・ムーラー
ラインプロデューサー: クラウス・スピンラー
セットデザイナー: ジェニー・ルースラー

キャスト

アドルフ・ヒトラー:
ファビアン・ザヴァツキ:
クリストフ・ゼンゼンブリンク:
カッチャ・ベリーニ:
フランツィスカ・クレマイヤー:
キオスクのオーナー:
ミヒャエル・ヴィツィヒマン:
ケルントナー局長:
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『帰ってきたヒトラー』の映画ニュース

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  • 亡き母にそっくりなオペラ歌手をめぐる感動作『生きうつしのプリマ』(原題:Die abhandene Welt)が、7月より日本公開されることが明らかになった。併せて予告編もお披露目...の顔と向き合うことになる悩めるゾフィを『帰ってきたヒトラー』のカッチャ・リーマンが演じる。(編集部...
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    笑えそうで笑えない場面が多過ぎる。実際にヒトラー役を一般の人々とまじえさせる場面も多用。民衆のリアルな反応がよけいに映画に怖さを与えます。その辺を除くと、つくりは「白ゆき姫殺人事件」に似てます。■ 札幌劇場にて ...[外部サイトの続きを読む]
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