シネマトゥデイ

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The NET 網に囚われた男
(C) 2016 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.
英題:
THE NET
製作年:
2016年
製作国:
韓国
日本公開:
2017年1月7日
(新宿シネマカリテほか)
上映時間:
提供:
キングレコード
配給:
クレストインターナショナル
製作:
キム・ギドク フィルム
ワールドセールス:
ファインカット
カラー/1:1.85/5.1 SRD

チェック:『ブレス』『嘆きのピエタ』などの韓国の鬼才キム・ギドクが監督し、『容疑者X 天才数学者のアリバイ』などのリュ・スンボムが主人公を演じた社会派ドラマ。朝鮮半島を舞台に、スパイ容疑を掛けられた男が、南北双方の国家に翻弄される姿を描写する。心優しき警護官をテレビドラマ「恋にチアアップ!」などのイ・ウォングンが熱演。南北分断の悲劇が生んだ市井の人々の深い悲しみと、主人公の宿命に涙する。

ストーリー:北朝鮮の漁師ナム・チョル(リュ・スンボム)は、妻(イ・ウヌ)と幼い娘と共につましいながらも穏やかに暮らしていた。ある朝、いつものように漁に出た彼のモーターボートのエンジンに網が絡んで、そのまま軍事境界線を越えて韓国側に流されてしまう。チョルは韓国の警察に拘束され、警護官のオ・ジヌ(イ・ウォングン)が彼の監視にあたることに。

The NET 網に囚われた男
(C) 2016 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.

映画短評

  • 中山 治美
    正攻法のキム・ギドク
    ★★★★
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    ギドクと言えば観る者の神経に障るような、アクセル全開の暴力&性描写がウリ。
    だが今回は、ギドク基準では抑えめ。
    脚本を手がけた『レッド・ファミリー』でも南北分断をテーマに描いていたが、
    ユーモアで包んでいたのに対してこちらは漁師がうっかり国境超えという設定以外は全編シリアス。
    若干物足りなくもあるが、
    実際に行われているであろうスパイ嫌疑者への容赦ない取調を赤裸々に暴いてしまう図太さ。
    どちらかを糾弾するのではなく、
    統一を阻む憎悪や偏向、猜疑心といった人間の深い感情に迫っているところが、この監督の信頼たる部分である。
    イ・ウヌも役目をしっかり。そこはファンの期待を裏切らないだろう。

  • 森 直人
    魚を獲る男、受取国不明
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    「性愛」から「政治」モードへ――。水上の舟という『魚と寝る女』『弓』等でおなじみなギドクの原型的イメージを、南北分断の主題へと移行。『プンサンケ』『レッド・ファミリー』(共に脚本・製作)に続き三段跳びで頂点に到達した。北朝鮮の名もなく貧しく、だが家族想いで愛国者の男が悪夢的な運命に翻弄される。

    某伝説的クイズ番組のイグアス罰ゲームを彷彿させる(笑)、「うっかり」の境界線越えが事態の起点。悲痛な劇だが底流するのはブラックコメディの感触。両国家間の宙吊り状態から個の尊厳へとフォーカスしていくが、主人公だけでなく善意の青年も鬼畜の取調官も己の気持ちと信念を貫く。この鋭角性がギドクならではの味だ。

動画

キム・ギドク監督作!映画『The NET 網に囚われた男』予告編
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写真ギャラリー

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ポスター/チラシ

  • 映画『The NET 網に囚われた男』ポスター
    ポスター
  • 映画『The NET 網に囚われた男』チラシ
    チラシ
  • 映画『The NET 網に囚われた男』チラシ
    チラシ

前売券特典

  • 映画『The NET 網に囚われた男』「The NET 網に囚われた男」オリジナルカード
    「The NET 網に囚われた男」オリジナルカード

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

エグゼクティブプロデューサー・監督・脚本・撮影:
プロデューサー: キム・スンモ
美術: アン・ジヘ
メイク: イ・ソンミ
音響: コ・アヨン

キャスト

ナム・チョル:
オ・ジヌ:
取り調べ官:
北朝鮮の取り調べ官:
チョルの妻:
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  • 「The NET 網に囚われた男」 from ここなつ映画レビュー (2017年2月16日 12時40分)
    様々なことを考えさせられる。豊かさとは何か。自由とは何か。北と南とそれぞれのたぎるような愛国心。だが、その愛国心は個人の置かれている環境や、大切にするべきものに対する思いからのみ派生するものなのではないか。北朝鮮国境付近に居を構える漁師のナム・チョル(リュ・スンボム)。ある早朝、いつものように川に漁に出かけた所、境界線付近で網がスクリューに絡まりエンジンが焼き切れ、漂うままに南の(韓国の)領域に流れてしまう。南に流れ着いたナム・チョルは、南の当局に身柄を拘束される。ナム・チョルは北のスパイではないか、という ...[外部サイトの続きを読む]
  • ショートレビュー「The NET 網に囚われた男・・・・・評価額1600円」 from ノラネコの呑んで観るシネマ (2017年1月18日 0時5分)
    その網に囚われたら、もう逃げられない。 ここのところ、少し作風が変わりつつあるキム・ギドク。 北朝鮮スパイの疑似家族を描いたプロデュース作の「レッド・ファミリー」以来、理不尽な社会の仕組みと個人の対立をモチーフにした作品が目立つ。? 去年日本で公開された「殺されたミンジュ」は、凝った世界観のロジックが上手くストーリーに移し替えられておらず、終始ぎこちない凡作だったが、本作はなかなか... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「The NET 網に囚われた男」:心をえぐえる国家の暴力 from 大江戸時夫の東京温度 (2017年1月15日 0時22分)
    映画『The NET 網に囚われた男』は、これまでに無く描写に抑制の効いたキム・ ...[外部サイトの続きを読む]
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