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 ゴシカ
ハル・ベリー来日記者会見

全国松竹系で2月28日から公開の『ゴシカ』に主演した、オスカー女優ハル・ベリーが緊急来日した。日本滞在はたったの1日だという過密スケジュールの中、記者会見と前夜祭プレミアに出席するためだ。記者会見では気分の悪そうなカメラマンを見つけたハル・ベリーが、自分用の水を手渡すために席を立つといった、心やさしい一面を垣間見ることが出来た。


ハル・ベリー(以下H):東京に戻って来ることができて、とてもワクワクしているのよ。前回007シリーズの時に初来日をして、とても楽しかったことを覚えているわ。今回の『ゴシカ』は、今までの私の作品とは一味違った作品で、日本では2月28日公開されるのよ。皆さんぜひ、楽しんでね。共演者のロバート・ダウ二―Jrとペネロペ・クルス、そして監督のマシュー・カソヴィッツも一緒に来日したかったんだけど、それぞれ別の仕事があったから私が1人で来たわ

Q:SF作品に好んで出られているようですが、何か特別な理由があるのでしょうか。

H:いいえ、そんなことないわ(笑)。私の作品選びの基本は、毎回違うジャンルの映画に出演することなの。今回のように心理サスペンスとスリラーが混ざった作品は、初めてだったから出演したのよ。だから私にとって新鮮だったし、ヒロインに関してはとても強い女性だと感じたわ。次回作の『キャットウーマン』も素晴らしい役なのよ。私はオスカーを受賞したからといって、オスカー女優の型にはまった役しか演じないようにはなりたくないの。オスカーのいい面は役を選ぶときに自分の意志が反映されて、自由がきくということね。そのことを生かして、いろいろな役に挑戦していきたいと思っているわ。答えが長くなっちゃったかしら、次からは短くするわね(笑)。

Q:今回の役どころでは、超常現象を信じない精神科医の役ですが、ご自身はいかがですか? 実際に不思議な体験をされたことはありますか?

H:ええ信じているし、信じたいと思っているわ。私は人間は死んでも魂は残っているんだと、信じるだけの広い心を持っていると思うの。確かに亡くなった後も、近くにいるような気配を感じることはあるわね。それは私の気のせいかもしれないけど、そのことによって癒されるわけだから、いいことじゃないかしら。


Q:ノーメイクに髪もボサボサで演じられていましたが、女優として何か抵抗はありませんでしたか?

H:ノーメイクのボサボサ・ヘアーで演じるということは、女優としてやりがいがあったし、この役の素晴らしいところだと思ったの。私が演じたミランダはそうあるべきで、きれいにお化粧なんかしていたらリアリティに欠けるでしょ? だって精神病院に入れられた女性の話なんですもの。今回のように身なりかまわず演技をするという経験は、自分を解放できてとても良かったわ。特にハリウッドという男も女もルックスにかかわる世界にいると、余計に貴重な体験だったわ。またヒロインの場合は、とてもパワフルで知的な女性なので、内面からにじみ出る美しさを表現したかったの。

Q:確かにとても美しかったですが、その美貌を保つ秘訣はなんでしょうか。

H:秘訣? わからないわ(笑)。何かしら、両親からの素晴らしい贈り物のお陰なんじゃないかしら。私は何にもしてないわ(笑)。


Q:マシュー・カソヴィッツ監督とのお仕事はいかがでしたか?

H:彼との仕事はとても楽しかったわ。知ってのとおり彼はフランス人だから、ヨーロッパの雰囲気が作品に反映されて面白い作品に仕上がったと思うわ。ハリウッドのホラー界に新風を吹き込む意味でも、意義のあることなんじゃないかしら。



■少なくても2回は席から飛び上がっちゃうことを保証するわ!

Q:日本のファンはホラー作品に対して非常に目が肥えているんですが、アピール・ポイントはなんでしょうか。

H:日本にはホラーファンが多いと聞いて、とてもうれしいわ。この作品で自慢できる点は、観ている最中に席から飛び上がっちゃうほど怖いということね(笑)。脚本を読んでいただけでも、何度も「ワォ!」と思ったぐらいなのよ。これだけは保証するけど、少なくても2回、もしくは4回は座席から飛び上がっちゃうわよ(笑)。

Q:日本のホラー映画をご覧になったことはありますか?

H:ごめんなさい、観たことないの。でも皆が面白いって言うから仕入れて帰って、勉強するわね(笑)。

Q:オスカー受賞後世界各国のファンと接する機会があるかと思いますが、そのことに関してどう思われますか?

H:私は自分のことをただの普通の女優だと思っているんだけど、世界中にファンがいて私の作品を温かくサポートしてくれるのには驚いたわ。特にインターネットはすごいわね。http://www.hallewood.com/という公式サイトを持っているんだけど、それを通じて世界各国のファンと交流しているの。もちろん日本からのファンも大勢いるし、ヨーロッパにもいて私にとってとても励みになっているわ。

Q:役作りの際、実際に精神を病んだ患者さんと会われたのですか? また、そこから学んだことはありますか?

H:1対1で会って話すということはしなかったわ。でも、私の母親は35年も精神病院で働いていたの。だから小さいときからそういう環境にいたことが、私の中に蓄積されていたと思うわ。そもそもこの役に引かれたのも、母の仕事のことがあったからだと思うしね。つまり母を通じて、自分の過去から学んだことがあったと思うわ。



■アカデミー賞では友人のレ二―に取ってもらいたい。



Q:もうすぐアカデミー賞授賞式ですが、オスカー予想はいかがですか?

H:もう一度私がもらいたいわ。冗談よ、冗談(笑)。実は『キャットウーマン』の撮影がずっと入っていて、しかもそれが『ゴシカ』のプロモーションの2日前に撮り終わったばかりなの。だから、ノミネートされた作品をあまり観ていないので、何とも言えないわ。ただ、私の友人でとってもとっても素晴らしい女優として活躍している、レ二―・ゼルヴィガーが助演女優賞にノミネートされているの。彼女にはぜひ取ってもらいたいと思っているわ。


Q:ロバート・ダウ二―Jrとペネロペ・クルスと共演した感想をお聞かせください。

H:人って会った瞬間に友達になれると感じることがあるでしょ? ペネロペとはまさにそんな感じだったの。彼女はとても美しい女優として有名だけど、今回はその美しさをかなぐり捨てて非常に深い役に挑戦しているのよ。しかも観客が共感するように、悩み多き女性を演じた演技力は素晴らしかったわ。ロバート・ダウ二ーJrも完璧なキャスティングだと思うわ。彼は一見「隣のおにいさんタイプ」なんだけど、何か普通と違うものを臭わせる存在よね。そうゆう意味では今回のピーター博士にはぴったりのキャスティングだったわ。


Q:撮影中になにか不思議な現象は起きませんでしたか?

H:超常現象のせいだとは思わないけど、撮影中に腕を折ってしまったの。ロバートが私を誘惑するシーンだったんだけど、腕をちょっと捻ったら折れちゃったのよね。2ヶ月間ギブスをしたまま撮影していたわ。撮影中にそんな大怪我をしたのは初めてだったから、不思議な現象と言えばそうよね。

Q:お気に入りのシーンはどれですか?

H:私の演じたミランダが病院を抜け出して追われる最中、水中に潜って隠れるシーンがあるの。あのシーンはとても楽しく撮影できたわ。それにスクリーンで観ても、とてもよく撮れていたから気に入っているシーンなの!

Q:水は冷たかったんですか?

H:いえ、温かかったわ(笑)。

Q:好きな恐怖映画を3本教えて下さい。

H:うーん、『シャイニング』ね。次は『エクソシスト』、あとは……『ハロウィン』シリーズの第1作目ね。どれも、座席から飛び上がってしまうような怖いシーンがある映画なのよね。特に『シャイニング』は今観ても怖いと思うわ。

(文・取材:FLiXムービーサイト)

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