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韓国映画史上最高の観客動員数を記録し、4人に1人は観たといわれる国民的映画『ブラザーフッド』がいよいよ日本でも6月26日から公開される。プロモーションに訪れたのは、前回に引き続きカン・ジェギュ監督とチャン・ドンゴン。そしてついに来日を果したウォンビンに加え、コン・ヒョンジンも交えた総勢4人。本国でもなかなかお目にかかれないチャン・ドンゴンとウォンビンのツーショットとあって、空港には2000人ものファンが待ち構え、警備員も170人が配備されるといった大掛かりなものになった。会見では少々緊張気味のウォンビンを、やさしく気遣うチャン・ドンゴンの姿や、ひたすら笑いをとっていたコン・ヒョンジンなど、親しみの持てる素顔を覗かせていた。

カン・ジェギュ監督(以下監督):皆さんにお会いできて光栄です。日本は梅雨だと聞いていたけど、今日はとてもいい天気なのでうれしい。今日の天気のように『ブラザーフッド』も日本でいい成績を残せることを期待しています。

チャン・ドンゴン(以下チ):こんにちはチャン・ドンゴンです。またお会いできてうれしいです。これからは韓国語で話します(日本語で)。今日はお忙しい中大勢の方に来場いただきありがとうございます。どうぞ多くの日本の方に『ブラザーフッド』を観てもらえるよう、お力添えをよろしくお願いします。

ウォンビン(以下ウ):こんにちは、お会いできてうれしいです。『ブラザーフッド』でいい結果を持って帰れるよう、見守って下さい。

コン・ヒョンジン(以下コ):韓国で記者会見するときは緊張しないのですが、今日は非常に緊張しています。また会場には美人が多いので、とても動揺しています。あと1つ驚いたことに、この会場のパネルには僕の写真が一枚もないことです(笑)。『ブラザーフッド』は皆さんの期待に十分答えることができる作品です。僕も早く日本で観たいです。

■ファンは僕らの家族

Q:空港で出迎えた2000人ものファンを見たときどう思いましたか?
チ:遠くの空港までわざわざ来てくれてうれしかったよ。空港では少ししか会えなかったので、申し訳なかった。いつか直接会う機会を設けたいな。ファンは俳優にとっていわば家族のような存在で、私にとって大きな力となっているんだ。撮影で辛いときなどは、ファンの皆のことを思い出すと、元気づけられるよ。

ウ:以前インタビューを受けたときに良い演技をして良い作品届けると約束していたから、今回その約束を果せて良かった。日本の皆さんは無条件で私たちを受け入れてくれ、空港にまで迎えにきてくれるなんて、本当にありがとう。感謝の気持ちでいっぱいだよ。

コ:俳優という仕事は観客がいなければ意味がないと思う。ファンの人たちの愛は偉大で、大きな幸福を感じるよ。皆さんが穏やかな気持ちでありますように!

Q:2000人という数字はトム・クルーズさんより多いそうですよ。
コ:それはきっと僕がいたからじゃないかな(笑)。

Q:ファンの人たちと交流する機会はあるのですか?
ウ:去年くらいに日本と中国のファンを中心に"マス"という集まりをしたことがあるよ。

チ:実はあまり機会がなくて、1年に1度くらいかな。韓国の場合は映画が公開される前に舞台挨拶をするんだけど、そのときに直接会う機会はあるよ。

■ジンソクは戦争と通して大人へと成長する/ウォンビン

Q:チャン・ドンゴンさんは怒りの表情を、ウォンビンさんは悲しみの表情を多く浮かべていましたが、どのように感情移入されたのですか?
ウ:戦争に行く前ジンソクは、純粋で心の澄んだ人間だったということを表現したかった。そして、戦場で変わっていく兄を見て、怒りや葛藤を覚えるんだ。か弱かった少年が戦争を通して大人へと成長する姿を、観客がどう見るか考えながら演じた。

チ:僕の演じたジンテは学も無いし、単純な性格なんだと思う。一見怒りの表情に見えるかもしれないが、良く観察するとそれは弟に対する葛藤や困惑の現れであることがわかると思う。実際にジンテだったらどうするかということを考えながら演じたよ。

■かっこいい弟がいるのはうれしい/チャン・ドンゴン

Q:実際2人が兄弟だとしたら、お互いのいい所悪い所はどこでしょうか。
チ:まず自分よりかっこいい弟がいるっていうのはうれしいことだよね。良くない点といえば、彼は無口なので、一緒にいると僕のほうが愛嬌をふりまかなくてはいけないところかな。彼とは撮影や実生活を通して、本当の兄弟のような間柄だと思っているよ。

ウ:『ブラザーフッド』のような大作で、大先輩のチャン・ドンゴンさんと共演できて本当に光栄だった。私にとっては心強い兄貴分。あと、僕も愛嬌をふりまいているんだけど、なかなかわかってもらえないんだよね(笑)。

■軍隊にいた経験が役立った/コン・ヒョンジン

Q:銃の取り扱いで苦労したことはありますか?
監督:韓国の俳優は軍隊での兵役経験があるから、比較的早く適応したと思う。一番神経を使ったのは銃のシーンよりも、爆破のシーンだね。俳優たちの身の安全に関して、かなり気を使ったんだ。

チ:僕は今までにも銃を使った撮影の経験があったから問題はなかった。監督も言ったように、爆破のシーンは危険だったので、その側で感情的な演技に集中するのは大変だったね。どのタイミングで爆破するのか、常に頭に入れておく必要があったよ。

ウ:1か月くらい前から銃の取り扱いについてみっちり習ったし、あまり使うシーンもなかったから大丈夫だった。

コ:僕は軍隊にいた経験があるから、特にプレッシャーは感じなかった。でも危険だったことは確かだね。

■兵役に就く前のいい訓練になった/ウォンビン

Q:ウォンビンさんは今後軍隊に入隊されるそうですが、どのような気持ちですか?
ウ:とにかく良い気持ちで兵役に望みたい。『ブラザーフッド』の出演が軍隊に入る前のいい訓練になったと思う。プレッシャーはあるけど、国民の義務だからね。

Q:イラク戦争への韓国軍派遣についてはどう思いますか。
ウ:今まで特に考えたことはなかったけど、この映画を通して戦争はあってはならないことだと感じたから、少し否定的な気持ちを持っているよ。

Q:コンさんがこの世でどうしても許せないことはなんですか?
コ:わざわざ私に質問してくれてありがとう。韓国の俳優はチャン・ドンゴンやウォンビンだけじゃないよ(笑)。人が生きていれば不本意ながら憎むこともあるだろうけど、本当に許せないということはありえないと思う。常に相手の立場にたって物事を考えるようにすればケンカはなくなるはずだよ。

■家族愛の大切さが描かれている

Q:朝鮮戦争を通して、日韓問題についても考えさせられました。日本の若者に対して何かメッセージはありますか?
監督:映画を作る際、韓国の十代にアンケートを取ったんだけど、朝鮮戦争について知らない若者が数多くいた。友人の早稲田大学教授にも聞いてもらったが、クラスに1人ほどしか知っている生徒はいなかったよ。だからこそこの映画を観て、戦争の暴力性や悲惨さを思い起こしてほしいと思う。

チ:この作品に出演し、改めて映画の力に驚かされよ。これほど朝鮮戦争に人々の注目を集めさせた政治家も思想家もいなかった。いままでの戦争映画で感じた感情以上のものが、この映画にはあると思う。日本の若者もこの作品を観て、2度と戦争を起こしてはならないということを感じてほしい。

ウ:僕自身も朝鮮戦争についてはあまり知らなかったんだ。でも今回間接的ではあるけど、戦争を経験し、その悲劇を知った。戦争は地球上のどの国にもあってはならない。また、家族に対する愛情、家族の大切さを感じてほしいと思う。

コ:もしまた戦争が起こったとしたら、これ以上の不幸はないと思う。この映画にはそういったメッセージが込められているんだ。そして家族について考え、お互いがより親しくなるきっかけになってくれればいいと思うな。

(取材・文:FLiXムービーサイト)
『ブラザーフッド』は6月26日より日比谷スカラ座1他にて全国ロードショー


↑落ち着いた大人の雰囲気を醸し出していたチャン・ドンゴン


↑緊張した面持ちのウォンビン

↑ウォンビンが自分のサングラスをチャン・ドンゴンに貸してあげていた。


↑本国でも貴重な2ショット!ウォンビンもやっとリラックスした様子


↑韓国映画界を代表する3ショット


↑全員集合

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