シネマトゥデイ

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『オーシャンズ12』来日記者会見

取材:竹内 詠味子

スゴ腕&チャーミングな窃盗団、オーシャンズが帰ってきた!『オーシャンズ12』の公開直前、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンという、ハリウッドのスーパースターが揃って来日し、記者会見を開いた。夢のスリー・ショットを逃すまいと、会場には4時間も前からマスコミ陣が集まり始め、熱気ムンムン。数日前にはブラッド・ピットの離婚ニュースが飛び込んだこともあり、一体どんな質問が飛び出すのか期待が高まったが、会見開始とともに、3人のジョーク合戦が始まった!

■“例の件”についてはご理解を!

ジェリー・ワイントローブ(以下JW):皆さん、こんばんは。日本に来られてとってもうれしく思います。どうぞこの映画を楽しんでください。

マット・デイモン(以下MD):前に会ってからまだ24時間しか経ってないね。(マットはこの日の前日、『ボーン・スプレマシー』の来日会見を開いたばかり) 1日に2度もプレスの皆さんに会えて、僕はラッキーだよ。この映画をぜひ楽しんでください!

ブラッド・ピット(以下BP):日本に戻ってこられて嬉しいよ。東京は本当に素晴らしい!(昨年は『トロイ』で来日したけれど)今回は、2005年の特別なハローを言いたいな。

ジョージ・クルーニー(以下GC):すでに最近のニュースを知っていると思うけど…どうか温かいご理解と、あまりしつこく聞かないでほしい……あ、これはもちろん、僕が首を痛めた話だけどね(笑)。

この日、まるで神父のように、白い包帯を首に巻いて登場したジョージ。ブラッドのニュースと自分の首について同時に笑い飛ばしてしまうところは、さすが切れ者! ブラッドもすかさず、

BP:ジョージ・クルーニー氏は今回、僧籍に入られました。今日はここで、皆さんに祝福を与えて欲しいと思います。(ジョージに向かって)神父様、ありがとうございます。

GC:(聖水をふりかけるかのようにペットボトルを振り回しながら)どういたしまして。

Q:2度目のプロジェクトを終えて、お互いにすごいと感じる点や、ここは負けないと感じる点は?

MD:ブラッドのお尻は最高だね。

BP:マットとは何度も会っているけど、いつもいい匂いがする。

GC:僕はふたりの関係については何も知らんよ(笑)。

Q:3人は、それぞれ演じたキャラクターのどこが魅力的だと思いますか?

GC:ラスティ(ブラッドの役名)は英語がうまく喋れたよな(笑)

BP:彼らはどんなひどい状況でものん気に構えていて、シリアスにならず軽く流している。そこが素晴らしいんじゃないかな。

GC:それから、ライナス(マットの役名)は自分が誰かわからなくて困っている……いやいや、それは別の映画(『ボーン・スプレマシー』)だったな。やれやれ、鎮痛剤が効いて頭がボッとしているみたいだ。

■ジュリア・ロバーツの妊娠と僕らは何の関係も……

Q:ジェリーさんは、プロデューサーとして今回一番難しかったことは?

JW:この3人と付き合うことさ(苦笑)。製作上、一番苦労したことといえば、みんなのスケジュールを合わせるとことだった。でも、全員この映画に出たい気持ちだったし、一緒に仕事したい気持ちが強かったので、実現できたんだ。

Q:前作から3年経ち、自分のキャラクターを演じる上で変えたところ、このキャラクターで一番注目して欲しいところは?

MD:僕はこの映画に参加する前にきちんと脚本を読んでいなくて、『ボーン・スプレマシー』を終えたばかりですごく大変だったし、ただ現場に現れただけなんだよ。

BP:マットは何も知らずに来たから、僕が全部教えてやったんだ。パート1では彼らの計画は上手くいったけど、今度はとても込み入っていて、マットがそれを理解したのは多分、撮影が始まって3か月近く経ってからだったんじゃないかな。

GC:しかも今回、妊娠して子供が生まれるという状態の人がいて……でも僕は関係してないよ。

BP:そう、ジュリア・ロバーツの妊娠は、ここにいる3人は何にも関係ないから! 彼女は実際、僕らと寝る前にすでに妊娠していたんだからね。(会場爆笑)

GC:ああ、それで首を痛めたんだ……。(さらに爆笑)

Q:出演した女性はみんなとてもグラマラスですが、3人にとって、グラマラスな女性とは?

GC:この映画に出ているジュリアとキャサリン、それからドン・チードルだろうね(笑)。ふたりの美女が出てくれて、本当にラッキーだ。ふたりとも気さくな人で、楽しく仕事ができたよ。

『オーシャンズ13』は日本で撮る!

Q:『オーシャンズ13』を撮る予定はありますか? もしあるのなら、日本で撮影するつもりは?

JW:まずは『オーシャンズ12』をヒットさせ、これから公開になる日本とイギリスで見届けてから、考えたいと思う。僕としては、日本での撮影はぜひやってみたい。

BP:『オーシャンズ13』を日本で撮るということを予告しよう! アメリカでもヨーロッパでも仕事にあぶれたら、ここしか働くところが無いだろう!

Q:撮影中に印象的だったエピソードは?

BP:遊んでいる暇は無かったよ。1日の仕事が終わるとすぐに翌日のリハーサルで、まあ、ジョージは酔っ払って別人を演じていたけど。そうそう、クルーニー神父は撮影中いつも役名で呼ぶように言っていたほど熱心だったね。それは今でも続いていて、ミスター・オーシャン、いや、オーシャン神父と呼んで、決して彼の目を見ちゃいけないんだ。

MD:(うつむき気味に)そう。恐れ多くて、僕は今も見ていないよ。

Q:本作は1作目よりも60年代的でしたが、60年代の映画やテレビで参考にしたものは?

GC:すべてはスティーブン・ソダーバーグ監督のヴィジョンで、彼は大いに60年代を意識して作った。60年代はいい映画がたくさんあって、そこから影響を受け、それを顕著に示そうとしたんだ。

■日本のイッキをブラッドに教えたい

Q:『オーシャンズ12』の仲間たちは、それぞれが何かのエキスパートですが、実際に得意なことは?

MD:俳優業じゃないことは確かかな(笑)。

GC:僕はサケをたくさん飲めること。そりゃもう、たくさんね。日本ではイッキ、イッキってやるだろ?あれ、とても面白いからブラッドにも教えておくよ。

BP:僕は実はダンスがうまいんだ。体で表現するダンスで、別名はポルノっていうんだけど…ま、それはいいか。

Q:撮影中、お互いにいたずらをしたそうですが、その痕跡は画面に現れているのでしょうか?

GC:(シリアスな顔で)僕たちはとても真面目な俳優だよ。キャラクターにすごく集中していたし、撮影中に冗談なんて、場違いだし、一切していないさ!

JW:今朝起きたら、僕の靴の中やポケットの中にチーズが入っていたよ。下着にはブドウが入っていて、今日は新しい服を買って出席しているんだ。

GC:それだけあれば腹はすかないよな(笑)。

BP:劇中、ダニー・オーシャンがモーニング・コールで起こされるシーンがあるけど、それはパート1の時にやったいたずらから取ったんだ。徹夜の撮影が終わった後、ジョージがジェリーの声を真似て「一時間後にまた撮影だ」ってみんなを騙したんだ。それが面白くて、今回映画に取り入れたんだ。

■ソダーバーグは撮影が早い

Q:実際にご自分が窃盗団だとしたら、今、何を盗みたいですか?

GC:どうかな。大統領の地位とか?

MD:僕はジョージのハートを盗みたいよ…(笑)。

Q:ソダーバーグ監督は、今回、ワンテイクで撮影を終わらせるようなことはありましたか?

JW:最後に素晴らしい質問だ! 彼は、他のどの監督に比べても撮影が早い。準備がきちんと出来ていて、ヴィジョンをしっかり持っているし、どう撮りたいかはっきりと分かっている。ここにいる3人を含め、俳優たちも優れているから、すぐに撮影ができてしまう。こういう才能のある俳優だと、1テイクか2テイク、多くても3テイクで撮れてしまうので、それ以上やるのは無意味だと思うよ。

さて、一体どこからどこまで本気にしていいのやら。やんちゃな男衆が揃って、思い切りはしゃいだ記者会見。ジョージが口を開けばブラッドが反応し、ブラッドが話しだせばマットが口を挟む。まさに通訳さん泣かせの会話劇が繰り広げられた。聞くところによると、他のどの国の会見も同じようにジョーク満載だったとか…。こんなやり取りは、本当に仲良くなければ出来ないこと。映画の中に負けないくらいのコンビネーションを見せてくれた。

『オーシャンズ12』は全国ルーブル系にて1月22日より公開。

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