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こはたあつこの写真でレポート スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐

映画コメンテーターとしてそのキャラクターが多く映画ファンに愛される、こはたあつこさん。日本より一足先に公開した『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』のロスでのお祭りさわぎをレポートします。日本からも会社を休んで駆けつけたファンいたほどの熱狂ぶり。こはたさんもそんなファンにまじりライトセーバーをかまえたりと現地での熱さをそのままお伝えします。

取材・文・写真:こはたあつこ

★公開の10日前から列が……

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公開6週間前から歩道にテントを張って並ぶファン。みんなファミリーみたいななごやかな雰囲気。この写真は公開日10日前のもの。

みなさん、こんにちはー。映画の街、ハリウッドで映画三昧の生活をしているこはたあつこでーす! さあ、日本でもいよいよ公開の「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」。前売り券もグッズもばか売れで、公開前からかなり盛り上がっているようですね。もちろん、2か月早く公開されたアメリカでもさすが本場、そのフィーバーぶりは、すごかったんですよ!

「なんと公開日前の6週間も前からファンが並んでいた!」

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なんと、パソコンも装備して並んでいます。彼らの独自のサイトを作って、この列の様子を動画で配信しています。世界中のファンからアクセスが。

うわさには聞いていたけど、本当なんです。この目で実際に確かめるために、アメリカで映画が公開される10日前、ハリウッドのチャイニーズ・シアター付近の一角に、デジカメ持参のいつものスタイルで行ってきました。

そしたら、ほんとうにいるんです! 20人ほどの人たちが、歩道にテントを張って、楽しそうに雑談したリ、本を読んだりしているではありませんか!

「ハー イ!」と声をかけると、コンピューターに向かって何やら打ち込んでいる青年が快く対応してくれました。彼の名前はマイケル。天文物理学を学ぶ20歳の学生。ここに集まっている人たちの出入りの時間をコンピューターに打ち込んでいるそうです。列にずっと並んでいなくても、この場所にいた総合時間で順位が決まるというシステムなんですって。

★このイベントのため異国から引越してきた人

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誰でも並べば入れる、このグループ「ライニングアップ・ドット・ネット」の身分証明書。色は赤、青、緑と3色あります。赤は「今回の作品の情報は何も知りたくない人」。青は「公式に発表してある情報だけ知りたい人用」。緑は「すべてを知りたい人用」。赤のカードの人を見たら、皆その人の前で映画についての情報は話さないのがエチケット。逆に「XXの雑誌は読まないほうがいいよ」と映画の記事が載っている雑誌の忠告をしてあげることも。

「あら、日本から来たのー?」ともう1人話しかけてきてくれたのは、3人子供がいる主婦のステファニー。また、このイベントのために3年前にフィリピンからアメリカに引越してきちゃったという、30歳の映画のポスター店のオーナー、カールもいすを寄せてきました。

意外だったのは、みな年齢も、性別も国籍も本当にさまざまだったこと。国籍だけでも、オーストラリア、ノルウェイ、イギリス、日本、と幅広い。また、職業もまちまちで、その日会った人たちだけでも、学生、ビデオ製作のプロデューサー、ダンサー、本屋さんのアルバイトなどなど。さすがにサラリーマンは、会社を休めないので、自営業の人が多かったですけどね。

★スター・ウォーズは生活の一部

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この列のナンバーワンだったブライアン・リー君。カリフォルニア州立大学ノースリッジ校でグラフィック・デザインを専攻している、19歳のコリアン・アメリカン。4月2日からまったく家に帰っていないそう。終ったら「家のベッドで寝たい」ですって。テレビの取材を受けたり、ちょっとした有名人。映画の後にもう一度話す機会があったけど、「本当に色々な人と知り合えた。この体験は僕の19年間の人生の中でかけがえの無い思い出となった!」と熱く語ってくれました。これぞ、まさしく青春!

ちなみにこの列のナンバーワンだったのは、カリフォルニア州立大学でデザインを学ぶ19歳の学生、ブライアン・リー君。学校には勉強とシャワーを浴びに行くぐらいで、後はすべてこの場所で寝泊りしているんですって。「ここに来ると、スター・ウォーズのすばらしい世界をみんなとシェアーできるから楽しいんだ。親はあきれているけどさ」と、かわいい。主婦のステファニーも「最初は夫も心配したのよ。ここでテント張って、寝泊りすることに。でも、みんなが優しいんで、今は安心しているわ。娘と一緒に週末に来るわよ。」と楽しそう。また、パックン似のダンサー、ネイサンは「子供の頃から、スター・ウォーズのファンなんだ。あの世界観や哲学にはまってしまったよ。もう生活の一部になんだ。」とジェダイのケープを翻す。

まるで恋人について話すみたいに、スター・ウォーズを語る彼らを見てたら、なんだか私も早く見たくなったぞー。

★8つのスクリーンでオールナイト上映!

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主婦のステファニー。18歳、15歳、12歳のお子さんがいるそうです。ご主人はバスの運転手さん。大人の女性なんだけど、目が子供みたいに生き生きしていた。

真夜中の12時丁度のチケットは残念ながら、とうに売り切れ。やっと真夜中12時半のチケットを手に入れ、私も夜の10時ごろにハリウッドのアークライト・シネマという映画館に繰り出しました。

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夜もふけてきましたが、まだみんな起きています。でもよく見ると、片隅で寝袋強いて寝ている人も。

いや、はっきり言ってすごかったです。いつもは、夜の10時ぐらいだったら、人もまばらなのに、今回はさすがに違います。まず、映画館の前の通りには、一体何事? ってくらいにアメリカのテレビ局の中継車がアンテナを高く立てて、ずらりと並ぶ。

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これが主婦、ステファニーのテント。街のライトが明るすぎて、最初はあまり眠れなかったそう。

また、映画館の付近の広場には、大勢の人たちに混じって、います、います、コスプレファンたちが。あっちにはダース・ベイダー、こっちにはジェダイの騎士、あれはアミダラで、親子でコスプレしている人たちもいる。こんなに多くの人たちがライトセーバーを持っている光景って見たことが無い。さすが、国民的映画だけあるなあー!

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お手製のスター・ウォーズ・カー。R2D2装備で手が込んでいます。今にもR2がピコピコイ言いそう。

そして、ありゃりゃー、あれは何?! ジェダイの格好をした男性が、道に寄せているのは、なんと、ハイテクなスターウォーズ・カーじゃないですか!しかもR2D2ロボットまで後ろに乗せて。

★お手製の小道具がいっぱい

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お手製のライトセーバー。器用な人が多い。

「これは、一体どこで買ったんですか!?」と質問すると、彼はニコニコしながら、「自分で作ったんですよ」と答える。えー!? 実は彼、映画の小道具を作る仕事をしているんですって。・・・・・・どおりで。でも、そうゆう仕事をしている人がこんなことやってるってのもハリウッドらしいですよね。横には、奥さんが誇らしげに彼のことを見ていました。夫婦でコスプレなんて、うーん、やっぱり、ハリウッド。

ある、コスプレ男性は「明日の朝は当然会社は休みますよ」と、オールナイトで映画を見る気満々。「いいんですか」と聞くと、「許してもらいますよ。なんてったって、スター・ウォーズですから!」ですって。

★日本から会社を休んできた人も!

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会社を休んで来てしまった日本人ファンの島方さん。「この歴史的なイベントを本場のハリウッドで体感したかった」そうです。

日本から来たファンの人たちもいましたよ。そのうちの1人は、なんと博報堂を休んできちゃったというのだからすごい。

「今頃会社の僕の出先表には『スター・ウォーズ』と書いてあるでしょうね」と苦笑する島方さん。上司もスター・ウォーズファンであることを祈ります(笑)。

![Photo]26.jpg "この由緒あるチャイニーズ・シアターでシリーズ最初の「スター・ウォーズ」が公開されました。エピソード1と2もここで公開。でも、今回はここでは上映されず、そこから歩いて30分ほどのところにあるアークライト・シネマになると聞いて、並んでいたファンは怒った。アークライトはコンピューターでチケットを購入するシステムのため、並んでいても意味が無いからです。結局、映画会社側がアークライトのチケット前方座席をこのグループのファンたちに贈呈することで一件落着。liningup.netのみんなは当日までチャイニーズ・シアターのそばに並び、夕方、そこからアークライトまでコスプレをして練り歩いたのです。日本でもその映像は報道されてましたよね。" right)

これだけ多くの人たちが20年以上続いたスター・ウォーズ・シリーズの最後の作品を見に、世界中から集まってきたと思うと、なんだか感慨深いものがありました。皆、うれしそうに騒いでいるけど、どこが、この作品に敬意を払っているような、そんなあたたかい雰囲気が感じられました。

次は上映開始!!世紀の一瞬です→

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