シネマトゥデイ

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取材・文:渡邉ひかる 写真:FLiXムービーサイト




大都市ニューヨークの動物園で都会ライフを送ってきたライオンのアレックスら人気者の動物たちが、ひょんなことからアフリカのマダガスカル島でサバイバル生活を強いられることに……! 『シュレック』や『シャーク・テイル』を手がけたドリームワークスの最新作『マダガスカル』。その日本語吹替え版で、ライオンのアレックスの声を務めた玉木宏に話を聞いた。甘いマスクと低めのトーンの美声が魅力的な彼の演じるライオンとは……?

■楽しみながら取り組める
Q:『タイムライン』に続き2度目の声優挑戦となりますが、前回と今回では声優業に取り組む上での違いはありましたか?
--『タイムライン』は実写、『マダガスカル』はアニメということで、お芝居の仕方は全く違いました。『マダガスカル』の方がテンポが速いですし、掛け合いが多いですからね。自分の役がどこで喋っているのかを見つけるのがまず大変でした。実写の方が気持ちが作りやすいことは確かですが、楽しみながら取り組めるのはアニメの方かなとも思いましたね。

Q:"役づくり"はどのようにしましたか?
--お話をいただいた時は僕なりの話し方で自由にできるのかなと思いました。けれど、今回の作品では、オリジナル版でアレックスを演じられたベン・スティラーさんの声のニュアンスをあまり崩したくないとのことでしたので、本編を何度も観て彼の話し方を研究しましたね。

Q:アフレコ時の写真では玉木さんの髪の毛は金髪ですが、あれは……?
--役づくりです。気持ちの問題なんですけどね。アフレコがすべて終了した時、すぐに黒く戻しました(笑)。

■自宅でガルル……
Q:ライオンの声を演じるということで、抵抗はありましたか?
台本をいただく前は全く想像がつかなくて、自宅で「ガルルルル~」なんて練習をしていました。けれど、そんな声は必要なくて……。「ライオンの声なんだ」と意識しないで演じることの方がむしろ多かったですね。

Q:知らされていなければ、玉木さんの声だとわからない人もいると思います。声の出し方など、気をつけたことはありますか?
--僕が今まで出したことのない声を出しているシーンがたくさんありますからね(笑)。ベン・スティラーさんの声をシーンごとに聞いて、作り上げていったことが普段の僕の声との違いになっていると思います。

Q:アレックスのキャラクターをどうとらえていますか?
--ライオンというと、リーダーというイメージがありますよね。もちろん、アレックスにもリーダー的なところはありますが、すべてを頼れるリーダーではないところがアレックスだと思うんです。それに、彼はすごく優しい。アレックスを演じる際、自分自身と彼との共通点を見出すような方法は取りませんでしたが、"食欲より友情"というのは一緒かな(笑)。

■全員がボケ
Q:主人公の4頭プラスペンギンズの中で一番自分に近いキャラクターはどれですか?
--(シマウマの)マーティかな。あんなに口数は多くないですが、思ったら行動に移したいタイプということで似ているかなとは思います。狭い空間に閉じ込められて、いったん出たいと思い始めたら実際に出てしまう……。そのあたりは共感できました。

Q:アフレコで苦労したこと、苦労したシーンを教えてください。
--アレックスって、ずっと叫んでいるんです。なので、のどに負担がかかりすぎて声が出なくならないように、飲み物をたくさん飲んだりして気をつかっていました。普段出している声ではないですからね。とにかく声を潰さないように気をつけました。苦労したシーンはベン・スティラーさんのアドリブが多いシーンですね。アレックスがマダガスカル島に着いてからのシーンで、本当に何を言っているのかわからないところがあって……(笑)。少しずつ理解して、文字におこして、細かく撮りました。その時が一番大変でしたね。

Q:完成版をご覧になった感想を教えてください。
--自分の声を客観的に聞くことはできませんでしたが、他のボイスキャストの方々の声が入った完成版を聞いて、改めて作品の楽しさを感じました。全員ボケっぱなしで、ツッコミのセリフがあまりなかったんだなって(笑)。

Q:『マダガスカル』にはさまざまなテーマが詰まっていますが、どのあたりが玉木さんの心に響きましたか?
--やはり"友情"ですね。食欲よりも友情(笑)。

■動物園の思い出
Q:アニメは普段からご覧になりますか?
--ドリームワークスの作品はもちろん観ていますし、日本のアニメもよく観ます。ドリームワークスの作品では『シュレック』が好きですね。

Q:ところで、動物園には何か思い出がありますか?
--僕は名古屋市出身なんですが、名古屋には東山動物園という、コアラのいる動物園があります。小学生の頃には秋の遠足というものがあり、その時は毎 年必ず東山動物園を訪れていました。「何回行くんだろうな」っていうくらい(笑)。しかも、ハイキングコースというものがあって、1年生の時は短いんです が、学年が上がるにつれてどんどん長くなっていくんですよ。ですから、僕の場合、動物園といえば東山動物園。そして、コアラです(笑)。

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