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週末に公開される話題の映画の中から、気になる人物をクローズアップしてご紹介します。今週は8月13日に公開される『七人の弔』のダンカン監督。本作が初監督作品ながら、きちんとした構成とオリジナリティでしっかりとした作品を作り上げた力量はさすが北野たけし監督を師とあおぐだけあります。そんなダンカン監督の横顔をのぞいてみました。

 一度聞いたら、忘れることの出来ないこの名前だがなぜ、「ダンカン」という名前になったのだろう。

 そのルーツはというと、元々ダンカン監督は立川談志師匠のお弟子さんだった。そのころ、「立川談かん」と名乗っていたのだ。その後、ビートたけしの門下に入ったが、名前は変えることなく「ダンカン」とした。……とここまでは結構知られた話なのだが、実は一度ビートたけしが、「やっぱりちゃんと名前をつけなおそう」といったことがあったらしい。

 決まった名前が「ふんころがし」。しかし、あまりに不憫に思ったガダルカナルタカなどが説得し、その話は立ち消えとなった。

 ダンカン監督といえば、テーマソングに聞えてくるのは六甲おろしというくらいの阪神ファン。

 
以前から、予言していた通り、息子に"甲子園"と名付けたことも今では阪神ファンの伝説となっている。また中野周辺に住んでいる芸能人で結成された中野猛虎会の会長でもあり、メンバーにはココリコ遠藤章造、千秋、松村邦洋らの名前も。

 今回、映画監督に初めて取り組んだのは、2年前の阪神優勝、星野監督胴上げの日に「"ちゃんと取り組めるものをやれ、監督をやれ"という声を聞いた。甲子園が、風が、カクテル光線がそう言った」からだそうだ。

写真提供:ダンカンが行く


 ダンカン監督が、毎週日曜に熱いトークバトルを繰り広げる「サンデージャポン」。この番組のひとつの見せ場になっているのが、ダンカンVS井筒監督VSテリー伊藤の壮絶な舌戦。

 「やっぱり、本当は仲悪いんですか?」との質問に、「いやいや仲いいですよ。番組上じゃ、そりゃ人によって持つ意見は違うから対立しちゃう事はあるけど、本当は仲いいです」と答えた通り、先日行われた『七人の弔』の完成披露には、お馴染みサンデージャポンのメンバーがそろって来場していた。

  『七人の弔』で監督として始めてメガホンをとったダンカン監督だったがやはり苦労は絶えなかったようだ。

 インタビューでは、「やっぱりセリフを覚えなきゃいけないのが。つらかったね。自分で脚本書いておいて、なんでこんな長く書いちゃったんだろうと。後悔の毎日でした。さらに監督という仕事は、30倍の労力を使いますから。とても厳しかったですね」と過酷だった撮影について語った。

 ダンカン監督は、家族には「あまりちゃんと仕事をしていない親父」と見られているそうで、この映画の公開のあかつきには父として立派に働いている事をアピールしたいそうだ。

写真は映画 『七人の弔』

 「あの頃は自分が監督やるなんて考えてもいなかったなあ」とインタビューで語った初主演映画。

 北野たけしがビートたけし名義で撮ったコント集のような映画。朝から晩までエッチな事ばかり考えている男(ダンカン)が、女の尻を追い掛け回していくうちに起きる騒動を描いている。

 また、この映画では今は渋い役者となった寺島進が何度も生き返ってくる血まみれヤクザをコミカルに演じている。ダンカン監督はこの映画を皮切りに、北野武はじめ様々な映画監督の現場におもむき、「俺ならこうするな…」と感じるようになって監督への興味を持ち始めたという。

 「最近、新聞を開けばよく"虐待"という言葉をみかけますが、実際ほとんどの親は自分の子供を大切に思っているはずだし、虐待をしてしまう親というのはごく一部のことではあるとは思います。

ただそんな親がこれからどんどん増えてくる可能性というのはなきにしもあらずで……。

実際、小説でもあり得ないような、リアリティのない事件が増えてきています。そんな最近の状態に対する警鐘というか、確認がしたい。今回、私はこういう映画を作って問題を改めて提示しました。皆さんはどう思われますか? 」

(FLiXムービーサイト編集部)

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