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『頭文字[イニシャル] D THE MOVIE』エディソン・チャン、ジェイ・チョウ単独インタビュー

取材・文・写真: FLiXムービーサイト

日本のみならずアジア各国で絶大な人気を誇るコミック「頭文字D」が、『頭文字[イニシャル] D THE MOVIE』となって完全実写で映画化された。9月17日の公開に先駆け、出演者6人がそろって来日を果たし、新宿で行われたイベント会場はアイドルコンサートのような熱気に包まれた。本作で主人公藤原拓海を演じ、映画主演デビューを果たした台湾のナンバーワンシンガー、ジェイ・チョウと『インファナル・アフェア』シリーズで注目を集めた香港トップスター、エディソン・チャン。アジアを背負って立つ、スター2人に話を聞いた。

Q:完成した映画を観た感想を教えてください。

ジェイ・チョウ以下J:とても興奮しました。僕は、役にどっぷり入ってしまうほうなのでやっているときは自分も豆腐屋になりたいなと思ったり、ハチロクがほしくて買ってしまったりしました。父親役のアンソニー・ウォンとは、親子のように仲良くなれたのでとてもうれしかったです。

エディソン・チャン以下E:素晴らしかった。この映画は、ハリウッドみたいに大金をかけて作られた物ではないけれど、ハリウッド的要素をたくさん含んだ作品だと思う。ジェイの映画デビュー作に参加できたことも光栄だった。この映画に携わった人全員が素晴らしい仕事をしたからこそ、ここまでいい映画になったと思っているよ。

Q:ジェイは初めての映画でしたが、緊張しませんでしたか?

J:もちろんしました。プレッシャーもすごくありましたし……。

Q:エディソンも、初めての映画が主演デビューでしたね。俳優としてのジェイはどうでしたか?

E:僕がデビューしたときは、すごくすごく大変だった。でも、ジェイは本当に、よくやったと思う。僕のデビューのときより、ずっと上手だったよ。

Q:エディソンは、ショーン・ユーとの共演がたてつづけにありますが、あきちゃったりしませんか?

E:そんなことはないよ。逆にたくさん共演できるからこそ彼が成長していくのもよく分かるし。彼がどんどん、いい役者になっていくのを見るのはとてもうれしいんだ。僕らが一緒に出ることを「あーまた、ショーンとエディソンか……」って具合に、つまらなく思う人もいるかもしれないけど、僕にしてみれば……それって今の香港に、僕ら以外にいい役者がいないからだと思うんだよね(笑)。僕と、ジェイと、ショーンこの3人しかいないってわけ。だから飽きちゃうかもしれないけど、がまんしてその壁を乗り越えて(笑)!

Q:とても不思議に思ったのですが、ジェイは北京語、鈴木杏さんは日本語、エディソンは英語、他の方は広東語とさまざまな母国語を話す中でセリフは統一されていたのですか?

J:ほとんどは広東語なんですが、最終的には吹替えだったので、それほど大変ではありませんでした。

E:全然苦じゃなかった。映画の中で日本語を話す必要はなかったけど、日本語は猛勉強しているところだしね。言葉の面では、『同じ月を見ている』のほうがはるかに大変だった。

J:あのね、エディソンは日本の女の子といっぱい知り合いたいから必死になって日本語の勉強してるんだよ(笑)。

Q:この映画に出たことで車の運転が荒くなったりはしませんでしたか?

J:なりました。でも、つかまることはなかったですよ。

Q:エディソンは、いろんな役に挑戦してきましたが、なりきりすぎて、暴力的になったり、ジェイのように運転が荒くなったりすることはないんですか?

E:いつもは、仕事と普段の生活とは切り離しているからそんなことは全然ないです。もし、暴力的になっていたり、車を早く走らせていてもそれは俳優である僕のせいじゃないはず。たぶん、別のところに理由があるのさ(笑)。

Q:ジェイは拓海と共通点があると思いますか?

J:イケメンなところが近いと思います(笑)。

Q:お2人はいま車を何台持っているんですか?

J:12台です。フォルクスワーゲンのクラシックカーがお気に入りです。もちろんハチロクも。

E:(日本語で)ボクハイチダイ。SL500に乗っている。

Q:エディソンは日本と香港と両方で仕事を経験していますが、違いはありますか?

E:日本は弁当が違う(笑)。すこしの差はあるかもしれないけど、みんないい映画を作ろうと思っているのは一緒だから、食事の以外は変わらないと思うよ。

Q:香港には弁当はないんですか?

E:(日本語で)アルケド……デモ モット アッタカイ。

Q:撮影ではどんなことが一番楽しかったですか。

J:プロの人たちの運転技術を見られたことがうれしかったです。

E:楽しかったというか、ちょっとだけ怖かったのはカーチェイスのシーンの撮影で実際に助手席に座ってドリフトを体験したときかな。もう二度としたくないと思ったよ。

Q:この映画にはたくさんの大物俳優がでていますが、彼らとの共演はいかがでしたか?

J:とてもいい雰囲気でした。でも、アンソニー・ウォンと2人のシーンはとても緊張しました。最初、彼からのアドバイスがなにもなかったので、逆にちょっと怖かったんです(笑)。

E:でも今じゃ、アンソニーはぼくらのゴッドファーザーなんだ。だから、僕とジェイは義兄弟なんだよ(笑)。

J:そう、僕の言うことをエディソンは聞かなきゃいけないんだ。

Q:じゃあ、エディソンにいつもごちそうしてあげているんですか。

J:そうですね。

E:(Jにむかってペコリ)謝謝。

Q:女の子が1人いたらどっちが声をかける役なんですか。

J:エディソン!

E:(またまたJにむかってペコリ)謝謝。

Q:日本の女の子はどうですか?

E:(Jが口を開く前に) ベスト!!

Q:主人公、藤原拓海は高校生ですがジェイが青春時代にした一番悪いことは何ですか?

J:同級生のお弁当を窓から投げたこと。

E:(隣で大爆笑)

Q:今日本では、反日運動がすごく話題になっています。それに対してプレッシャーを感じることはないですか。

J:特にないです。反日問題については、人によって、いろんな考えがあると思いますが、僕にとって一番大切なことは、日本の方々との友好、平和です。これからも、たくさん日本の方々と交流していきたいです。

Q:エディソンは、日本映画『同じ月をみている』で窪塚洋介との共演も果たしていますが、あなたにとってのゴールはなんですか。

E:ぼくにとってのゴールはほかとの「違い」を生みだすこと。すべての作品で「違い」を作っていきたい。役者としてだけじゃなく、歌手やデザイナーとしての活動も増やして行きたいし、日本だけで言うならもっとたくさんの映画に出たい。それが、僕自身を幸せにする一番の方法なんだ。

大の仲良しと公言している通り、2人のタイミングは絶妙。取材中も、ナンパに使う言葉を聞いて、「オレライケメーン 今晩どう?」と大はしゃぎで繰り返し「男の子」モード全開のキュートな一面を見せてくれた。お気に入りは、椎名林檎と下北沢というなかなかマニアな日本通のジェイと、まるで日本の俳優と話しているかと錯覚させられるほどの流暢な日本語を話すエディソンからは、心の底から「日本が大好き!」という思いが伝わってきた。かっこいいし、優しいし、ユーモアもたっぷり。3拍子そろった2人のスターから今後も目が離せない!

『頭文字[イニシャル] D THE MOVIE』は9月17日よりシネマミラノほかで公開。

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