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大地真央
『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』
『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』大地真央単独インタビュー

取材・文:小林陽子 写真:FLIXムービーサイト

ディズニー超大作『ナルニア国物語/ライオンと魔女』の白い魔女役に大地真央が起用された。なんと芸能生活32年目にしてアフレコ初挑戦だと言う。大地ふんする"白い魔女"は"ナルニア国の女王"と名乗り、反抗する者すべてを石像に変えてしまう恐ろしい人物だ。プレッシャーを感じながらも、楽しくて仕方がなかったという大地さんの作品への思い、初のアフレコについて語ってもらった。

■最初からぶっつけ本番

Q:初めてのアフレコとは思えないくらいお上手でした。

そうですか(照れ笑)? ありがとうございます。実は昨年に録り終えてしまっていて、今日は久しぶりにアフレコをやってみたんですけど、やっぱり難しいですね。

Q:どんなところが難しかったですか?

アフレコは映像とのタイミング、呼吸、あとは決められたタイムの中で感情を込めながら映像のイメージを壊さないようにやらなければいけないので、その辺が難しかったです。しかも今日は緊張もしました(笑)。でも、画面とうまくシンクロしたときは面白いなって思いますね。

Q:画面とバッチリ合っていましたよ。吹き込む前は何度か作品をご覧になったのですか?

何度もは観ていません。監督と相談しながら、何回か練習したあとに本番をやってみたり、最初からぶっつけでやってみたりもしました。

■悪役は意外?

Q:ぶっつけでやるなんて、さすが大地さんですね。ところで、今までの大地さんはお姫様役とか情熱的な女性の役を多くやられてきたので、今回の悪役はとても意外でした。

すごく楽しみにしていたんです。このお話を頂いたときに、作品を観せてもらったんですが、魔女役がとてもカッコイイなと思ったんですね。どこか寂しげで威厳があるというか、ナルニア国を100年も仕切ってきた女王らしさにすてきだなと思えて、単なる悪役とは思えなかったんです。お声をかけてもらったときは、すぐにお返事させて頂きました。

Q:魔女役のティルダ・ウィンストンさんは大地さんから見ていかがでしたか?

演劇的に演じてらっしゃるところや、淡々とやってらっしゃるところなど、メリハリがありますよね。あとは、何ともいえない目の鋭さを感じました。役者さんとして、とても興味深いです。あとは、彼女のイメージを壊さないようにわたしが持っている一番低い声のトーンを使うなど、かっこよくクールになるよう意識しました。

■『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』が好き

Q:『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』はディズニー史上空前の超大作と言われていますがプレッシャーは感じましたか?

そういわれてみればそうですね(笑)。もちろんプレッシャーはありましたけど、初分野なのでチャレンジできてよかったです。それと、ディズニー映画はよく観るんですよ。『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』のようなアドベンチャー的なものも好きなので、今回の『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』も大好きな映画のひとつですね。

Q:ファンタジーな世界がお好きという大地さんですが、もし魔法が使えたら何をしたいですか?

うちの猫にしゃべらせたいです(笑)。何気なく見ていて思うんですが「なんかしゃべったらいいのにな」っていつも思うんですよね。

Q:本編では、衣装ダンスを開けたらナルニア国へつながっていました。大地さんならどんな国へ行ってみたいですか?

寒いのあまり好きじゃないので、南国の暖かい国がいいです(笑)。

■戦いはあってほしくない

Q:それは意外ですね。大地さんは色白で透明感があるので、雪の国のお姫様みたいですから、寒い所でも大丈夫かと思っていました。では、ナルニア国が実際にあったら?

あってもいいですね(笑)。ただあまり戦いはあって欲しくないですね。平和な国なら行ってみたいですし……。でも、アダムの子とイヴの子がいれば悪い人たちをやっつけてくれる訳ですから、あってもいいのかな(笑)。

Q:いくつか悲しい場面に遭遇して、涙を流してしまう人も多いと思うのですが、大地さんはいかがでしたか?

わたしはやっぱり魔女役をやるんだって思っていましたので、その辺は割り切っていましたね。職業病なのかも知れませんが、違った角度から作品を観ているので悲しいとか涙とかはありませんでした。でも、できあがったものを後で観て、一旦アフレコから離れたら、そういう感情になるかもしれませんよね。といっても、初めて観たとき、あまりの面白さに吸い込まれてしまいましたけど……(笑)。

Q:動物好きの大地さんとしては、アスラン(ライオン)と戦うところはつらかったんじゃないですか?

そうですね。でもアスランはカッコよかったですね。あとわたし、ビーバ夫妻も好きなんですよ。あの子たちなかなか良い味出してるわ……って思いましたもの(笑)。
動物好きなので、戦うシーンは「かわいそうだな」と思いつつも、そこは割り切って悪役に徹しました。監督もわたしの悪役っぷりに「コワー」って言うんですよ(笑)。「これじゃ、子ども泣いちゃうよ」なんて言われたときはうれしかったですからね~(笑)。

■子どもが泣き出してくれればうれしい?

Q:劇場でお子様が泣き出しちゃったら?

アハハ。そうであるとうれしいですね。やっぱりわたしは悪役ですから怖い存在であってほしいです(笑)。

Q:普段はさすがに怖い話し方はしないですよね(笑)

いや! 猫を叱るときは怖いですよ(笑)。一匹すっごくやんちゃな子がいるんですけど、何度言っても言う事聞かないんですよ(笑)。

Q:ちなみに何匹ですか?

5匹です! だから、魔法が使えたら猫たちに何か話して欲しいんです。でも、何となくですが猫と会話できますよ(笑)。表情とかしぐさとか泣き方を見て、今何したいかっていうのが分かるんです。

Q:それでは、最後の質問ですが、もし『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』の舞台化があったら?

それは、面白いかもしれないですね(笑)。ぜひやってみたいです! もちろん魔女役で(笑)。
でも、まずは映画で。これは年齢を問わず誰でも楽しめる作品なのでたくさんの人に観て頂きたいと思います。のめり込んでしまう面白さです。

白い魔女を意識して真っ白なロングのドレス姿で、その落ち着いた物腰は、魔女役をやっているとは思えないほどの優雅さだった。そして1つ1つの質問にゆっくりと丁寧に答えるしなやかな姿と、息をのむほどの美しさを目の当たりにし、魔法に掛けられたかのような錯覚を覚えた。これからも新しい分野にチャレンジしていきたいと熱く語る大地に、今後もますます注目が集まることだろう。

『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』は3月4日より全国にて公開。

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