シネマトゥデイ

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ブランドン・ラウス
『スーパーマン リターンズ』
『スーパーマン リターンズ』ブランドン・ラウス 単独インタビュー

取材・文・写真:シネマトゥデイ

普段はクラーク・ケントという名で、新聞記者として働き、悪いことが起きると、回転トビラで回りながら変身して、さっそうと空に飛び立つ正義の味方。これだけ聞けば、きっと誰もが分かるであろう世界中のスーパーヒーロー、"スーパーマン"。今夏、ブライアン・シンガーが監督で、新しくよみがえった『スーパーマン リターンズ』。21世紀のヒーロー役に抜擢されたのは、まだ無名の俳優だった。彼の名前は、ブランドン・ラウス。前代スーパーマンであるクリストファー・リーヴにそっくり! とアメリカ中が驚いた、新しいスーパーマンに話を聞いた。

■今でもまだ実感がない

Q:これまでスーパーマンといえば、クリストファー・リーヴでしたが、これからの新しい世代には、スーパーマン=ブランドンになりますね。責任やプレッシャーは感じていませんか?

もちろん! プレッシャーというよりも、すばらしい責任だと思っているよ。クリストファーだけじゃなく、『スーパーマン』シリーズには70年近い歴史があるからね。僕は、この作品をアメリカの大いなる遺産だと思っているんだ。だから子どもたちが、スーパーマン=ブランドンとして育っていくことは、本当に最高な出来事で、まだまだ実感が湧かないんだ。なんだか、変な気分だよ。というのもクリストファーは、まさに僕のスーパーマンで、今でもそう。自分が子どものころにあこがれていた“スーパーマン”として、新しい世代の子どもたちに親しまれていくということは、とても光栄なことだと思っているよ。もちろん日本の子どもたちにも、楽しんでもらいたいと思っているよ。

Q:スーパーマンという役が決まってから、あなたの生活は変わりましたか?

全然変わらないよ! 僕は、自分で言うのもなんだけど、本当に素朴なやつなんだよね(笑)。別な言い方をすれば、"いい子"なんだよ。いっつも。たくさんの人が、自分を注目するようになって、ワイルドなことはできないね、とかよく言われるんだけど、もともとワイルドじゃないからさ!(笑) だから、特に変わらないよ。変わったことといったら、前よりちょっとだけ、よく笑顔でいるようにしていることかな。

Q:あなた自身、ヒーローっぽいことをした経験はありますか?

ヒーロー的なエピソード!? 自分の人生で!? えー! どうしよう(大爆笑)! 困ったなあ、何も出てこないよ……。 次の質問お願いっ!

■彼女はほめ上手

Q:スーパーマンは、強くて優しくてかっこいい、女性には理想の男性像だと思いますが、あなた自身は自分をパーフェクトな彼氏だと思いますか?

あははっ。そればっかりは、自分で判定できないなあ。僕の彼女に聞いてみなきゃいけないところだと思うけれど、僕の彼女はほめ上手だから、きっと「スーパーマンよりイイ男」ってすっごくほめてくれるはず!(笑) 僕は、自分自身でいることで彼女を幸せな気分にさせられる人間でいたいと思っているから、このままでいいと思っているよ。自分が自分でい続けることが、自分のためにも、2人のためになっていると思うんだ。

Q:クラーク・ケントは、ロイスに大きな秘密を持っていますが、あなたならこの秘密を言いますか?

彼は、いつか言わなきゃいけないとき来ると思う。僕自身も、そうしなきゃいけないと思うしね。近い将来、まだ約束はできないけれど、ロイスに自分の正体を明かすときが来るはずなんだ。オリジナルの2作目でのスーパーマンは、ちゃんと正体を明かしてるんだけどね……。彼女にも正直に話して、考えるチャンスを与えてあげないとダメだよね。……うん。(笑)ごめん! 自分がしゃべりすぎていると、なんかおかしくなっちゃうんだ(笑)。

■スーパーマンである前に1人の役者

Q:こんな国民的ヒーローを演じてしまったら、悪役はできなくなっちゃうのではないですか?

そうだね。それは、考えなきゃいけないところなんだ。やっぱり、自分自身もスーパーマンだけを演じるのはいやだし。なんといっても、僕自身はスーパーマンである前に、1人の役者だからね。僕にも、ほかの役を演じる権利はあると思うんだよ!(笑) でも、悪役をするには時間がかかるな。今は、悪役を演じるタイミングじゃないんだよね。

Q:ケヴィン・スペイシーや、ケイト・ボスワースとの共演はいかがでしたか?

最高だったよ! 彼らは本当にすばらしかった。プロフェッショナルで、何年もスターである彼らにとって、僕なんて、よそ者でしょ? きっとそう感じるはずなのに、彼らが僕と一緒に演じることを、歓迎してくれたことが自信になったよ。僕の初めての映画が、彼らと一緒だったなんて、いまでも夢のようだよ。

Q:ケヴィン・スペイシーから学ぶことはありましたか?

もちろんケヴィンからは、本当にたくさんのことを学んだよ。彼は、今まで何本もの作品に出演している大スターなのに、常に、周りを楽しませることを忘れない人なんだ。それから、自分がやっていること、つまり演じることに対して、いつも感謝をしている。そんな彼の姿を見ることは、とてもうれしいことだったよ。

■「スーパーマンの呪い」は信じてない。あるのは、ハッピーなことばかりさ。

Q:ハリウッドには、「スーパーマンの呪い」があるという、うわさがありますが、そんなものも吹っ飛ばす準備はできていますか?

あははは! そうだね。でも、壊す必要はないよ。というのも僕は、はなからそのうわさは信じていないんだ。悪い点ばかりを見てしまう人もいるけれど、僕にとって、スーパーマンにあるのは、たくさんのハッピーなことばかりで、すばらしい人生の目標でもあり、スーパーマンを演じることは喜びでしかないんだよ。だから、この役を大切にして、役者としてもキャリアをどんどん伸ばしていきたいと思っているよ。

ピカピカの白い歯をのぞかせて、微笑むその姿は、まさにスーパーマン! 身長も高くて、優しくて、本人が言うように本当に"ただのいい人"なブランドンは、優しすぎて女の人も逃げていってしまうのでは!? と心配してしまうくらい優しいスターだった。その誠実な姿と、汚れのない完ぺきな笑顔は、前代スーパーマンのクリストファー・リーヴを思い出させた。亡くなるまで、アメリカのヒーローであり続けたリーヴのように、すばらしいスターであり続けてほしい。

『スーパーマン リターンズ』は、8月19日より、サロンパス ルーブル丸の内ほかにて公開。

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