シネマトゥデイ

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チョン・ウソン
『Sad Movie サッド・ムービー』
愛する人とはすべて共有して
隠しごとはしない
『Sad Movie サッド・ムービー』チョン・ウソン単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ

8人の男女の「別れ」をテーマに描く涙なくしては観られない感動のラブストーリー『Sad Movie サッド・ムービー』。『私の頭の中の消しゴム』で一躍人気者となったチョン・ウソンをはじめ、『猟奇的な彼女』のチャ・テヒョン、『甘い人生』のシン・ミナなど韓流人気スターが出演している。愛情表現が下手な消防士役を演じたチョン・ウソンに、韓国映画が泣ける訳や自身の愛情表現について話を聞いた。

■愛する女性にプロポーズするなら……

Q:韓国映画といえば「泣ける」作品が多いですが、なぜだと思われますか?

映画のメインテーマは、年々変化していっていると思います。
最近は、多くの人々が泣けるラブストーリーを求めているからだと思います。映画の製作者たちは、観客の趣向を考えなくてはいけないので必然的に多くなったのだと思います。

Q:同じように韓国映画には涙を流す演技も多いですが、実生活でもよく涙を流されますか?

僕はあまり涙を流すほうではないんですが、泣くことに対して恥ずかしいとは思いません。場合によっては、こらえる必要がある涙もあるとは思いますが、感情的に涙が流れてくる場合は、あえて涙をこらえるという行動をとろうとは思いません。

Q:愛する女性になかなかプロポーズできない男性を演じられていましたが、チョン・ウソンさんは素直に愛を伝えられるタイプですか?

人が愛し合うとき、お互いをとても理解し合わなければいけないと思います。お互いを知る手段として「会話」はとても重要で、自分が思っていることをその会話の中で表現するべきだと思います。僕の場合、特別な人のことはすべて共有したいと思いますし、自分も彼女に伝えたいと思うタイプですね。

Q:すべてですか? 隠しごとはなしですか?

もちろんすべてを共有しようと思います。お互いが、気持ちを共有しようという気持ちを大事にして、愛していきたいと思っています。

Q:理想のプロポーズは? また女性から愛を伝えられるならどんな方法がいいですか?

あえて特別なシチュエーションを作ってプロポーズはしないと思います。プロポーズをしたいと思う相手には、いろいろな気持ちを共有している人だと思いますので、自然にプロポーズすると思います。

『Sad Movie サッド・ムービー』で僕が演じた役(ジヌ)も、特別なシチュエーションを作ろうとした訳ではないと思うんです。相手とのお付き合いの中で、相手がどういったシチュエーションが好きかを知った上で自然にプロポーズをしたと思うので『Sad Movie サッド・ムービー』も自然な流れだと思います。

■僕の恋愛アルバム

Q:日本のプロモーションでは「愛はどうして終わる瞬間に1番輝くんだろう」という文言があるのですが、どう思われますか?

とてもいいキャッチフレーズですね! 僕は別れた後でも愛は続いていくものだと信じています。多くの人は「別れ」という言葉に対してネガティブな印象を持っていて、なるべく経験したくないと思っているかも知れませんが、僕は別れを経験することによって、理解できる愛もあると思います。個人的には「別れ」というものは、写真のアルバムを変えるという行為に似ていると思っています。写真が増えていくように、たくさんの経験によって愛も増えていきます。「別れ」は1つのアルバムが終わること。「新たな恋の始まり」は新しいアルバムができることです。「別れ」というのは決して、アルバムがなくなってしまうことではないんです。

Q:日本でも大ヒットした『私の頭の中の消しゴム』では肉体労働系のたくましい男性を演じられていました。今回も、肉体派の消防士という役を演じられたのには理由があるのですか?

自分の出演する映画を選ぶとき、僕は常にキャラクターではなく、全体のストーリーを第一に考えます。幸運なことに、『私の頭の中の消しゴム』でも『Sad Movie サッド・ムービー』でも、少し危険であるにも関わらず、魅力的な仕事についている役を演じることができたと思っています。今回演じた消防士という仕事は、人から尊敬されるべき仕事だと感じました。

Q:消防士役を演じられて、撮影中危険だったことはありませんでしたか? 演じられた感想や、やりがいを感じた点は?

危険なことはなかったですね。ただ消防士という仕事を演じるにあたり、彼らの仕事を間接的にでも経験するために熱さを経験しました。撮影でも彼らの着る防火服などを着ましたが、とても熱かったです。やはり消防士の仕事を経験したことはやりがいのある経験でした。もちろん新聞やニュースでも活躍を知ることができますが、今回この役柄を演じたことによって、より彼らの仕事を理解でき、より尊敬することができました。

■監督業という新たなるチャレンジ

Q:現在拠点をアメリカに置かれているそうですが、なぜですか?

アメリカでは、休暇をとっています。ずっとひとつのことに集中し過ぎることはいいことだとは思っていないんです。休暇をとって自分の過去を振り返ったり、充電したりすることが必要だと思います。また、この期間は僕の近い将来への準備期間でもあります。

Q:海外の映画に出演される予定や希望がおありですか? 今後の目標など教えてください。

シナリオを読んだりはしておりますが、今のところ決定しているものはありません。今後もどんどん新しい経験をしていきたいので、特に韓国以外の映画でもシナリオがよければ出演したいですね。

Q:日本の作品に出演される可能性もあるのでしょうか? 興味のある日本の監督や俳優はいらっしゃいますか?

監督をするのは僕の夢で、間もなくそれは実現できると思います。韓国には多くの素晴らしい監督や俳優、女優がいます。でも、一緒に仕事がしたい人について言及することはできません。僕は監督として初心者ですから、すべてにおいて多くのヘルプとアドバイスを必要としています。今は来たるべき監督の仕事にベストを尽くすように準備をするだけです。

Q:最後に、本作のテーマでもある“悲しい別れ”が訪れたとき、チョン・ウソンさんはどうやって乗り越えますか? 悲しい別れを乗り越えようとしている人たちに向けてメッセージをお願いします。

ほとんどの人にとって、悲しみを乗り越えることは、とてもつらいことです。誰かを深く愛すると同じように、僕も心の底からその別れに心を痛めると思います。別れもまた、人との関係においてとても重要な役割をしていますので、僕は思い出をすべて記憶しようとするでしょうね。

自身の恋愛観について、男気あふれる語り口で正直に話す姿に、恋愛の酸いも甘いも経験した大人の男性らしい一面が感じられた。韓国を始め、アジアで絶大な人気を誇るスターであるだけでなく、映画業界全体を見据える確かな目を持っているチョン・ウソン。今後も俳優という枠組みを越えて、一映画人として世界を舞台に活躍していくだろう。

『Sad Movie サッド・ムービー』は11月11日より有楽座ほか全国東宝洋画系にて公開。

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