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エド・スペリーアス
『エラゴン 遺志を継ぐ者』
自分がなりたい自分でいなければいけない
『エラゴン 遺志を継ぐ者』エド・スペリーアス 単独インタビュー

取材・文・写真:シネマトゥデイ

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素朴な農家の少年が、ある日ドラゴンの卵を見つけて、伝説のドラゴンライダーになる……。男の子なら、きっとワクワクしてしまうような物語『エラゴン 遺志を継ぐ者』が12月16日より公開される。本作の主人公エラゴンを演じるのは、エド・スペリーアス。なんと、約18万人もの中から大抜てきされ、本作が映画初出演となる超大型新人だ。エラゴンと同じく17歳で撮影に挑んだエドに、初めての映画出演、そして世界中が注目している大作『エラゴン 遺志を継ぐ者』を語ってもらった。

■とても特別な作品になる

Q:原作を読んだことはありましたか?

うん。第1巻は知っていたよ。第2巻は映画を撮り始めてから出版されたんだ。初めに第1巻を読んだときはこの映画を撮るなんて知りもしなかった。だから1巻は、僕にとってとても特別なんだよ。第2巻も好きだけどね。「エラゴン」第1巻から第2巻への展開は、すごく面白いよ。

Q:初めての映画出演が大作で大きな挑戦だったと思いますが、いかがでしたか?

素晴らしい経験だったよ。これ以上良い機会は、きっとこれから望んでもないと思うし。率直に、このチャンスを与えてくれた人たちにとても感謝しているよ。僕はまだ俳優として勉強中だから、カメラの前ではエラゴンを演じながら演技を学んでいる感じだったよ。

Q:撮影現場を初めて体験してみていかがでした? 印象に残っていることはありますか?

いつも映画用語を学んでいたよ。素晴らしい演技コーチに恵まれて、あらゆる段階で僕を助けてくれた。僕は(映画について)何も知らなかったので、奇妙な経験だったね。セットに行くと、ちょっとしたショックだったし。だって約200人が機材の周りを走り回っていたんだよ! メークやヘアの人たち、技術の人たち。あらゆるところに人がいるんだよ。「クレイジーだぜ!」って思ったね。セットもすごくて、僕の家よりずっと素晴らしいし、ずっと大きかった(笑)。信じられないほどすごかったよ。

Q:初めての演技はいかがでしたか?

映画は、最初のシーンから始めて、ラストまで撮影していったんだ。だから、カメラにどのように反応したらいいかといったコツやスキルを学んだよ。物語が進むにつれて僕も一緒に進化していったんだ。

Q:うまくやれないのではないかと心配した怖い瞬間はありましたか?

森での撮影中に、そういうことがあったよ。その日は僕の中で何かがうまくいっていなかった。監督の「カット」という声を聞いて、僕はその場から離れたんだ。スタッフ全員が僕を見ているのを感じて、目に涙がたまってくるのが分かったよ。負け犬のような気分だった……。監督がすぐに僕のところへ来て、何が起こっているのか気がついてくれたんだ。元気づけてくれて、乗り越えられるように助けてくれた。おかげでその日はそれ以降、すごく楽しかったよ。

■ジェレミー・アイアンズは指導者であり、父親であり、親友でもある

Q:映画の中でも、あなたの師であるジェレミー・アイアンズとの共演はどうでしたか?

演技のコツをいろいろ教えてくれたよ。彼は素晴らしいよ! 僕はずっとファンだったし、(演技をする上で)すごくたくさんのヒントをくれた。スクリーン上でも、スクリーンを離れても、本当に僕の指導者だったし、父親のような、親友のような存在だったよ。撮影中、自分の気持ちをどうやって抑えるか、それから自由時間には人に強いられることなくいろいろやっても大丈夫だということを教えてくれた。準備ができていなかったら、時間をかけて乗り越えるべきだとも話してくれたんだ。彼は、僕が演技に対して違うアプローチの仕方を見つけられるようにアドバイスしてくれたしね。撮影シーンについて話し合うときも必ず僕を入れてくれたんだよ!

Q:アクションシーンもかなり激しかったのですが、どのようなトレーニングをしたのですか?

撮影開始まで3週間しかなかったんだけど、毎朝1時間ジムで過ごしたよ。乗馬、アーチェリー、剣術もかなりやったね。同時に、コーチから演技指導も受けていたし。大変だったけど、すごく楽しかったよ。

Q:存在しないドラゴンと共演するのはどんな感じでしたか?

約4メートルほどの高さにあるオレンジ色のテニスボール(ドラゴンの代役)を相手に演技していることが多かったんだ。だから、頭の中で自分なりにドラゴンのイメージを作り出す努力をしなければならなかった。でも、実際にドラゴンに乗るシーンになったときには、ロンドンのスタジオに行って、ブルーのスクリーンの前で約7週間撮影したよ。空中6メートルくらいのところにあるドラゴンの代わりの電動式の装置にベルトで固定されて、毎日、ほうり上げられていたよ(笑)。それはドラゴンの動きと同じ動きをするすごい装置なんだ。今までの人生の中でも、かなりすごい経験だったよ! ドラゴンの背中を滑り落ちるシーンは、滑り過ぎて落ちそうになって、めちゃくちゃ怖かった。

■セレブスターにはならない

Q:この映画の出演で、突然セレブスターになってしまいますね!

そんな風にはならないよ(笑)。絶対ならないと思う。それも面白そうだけど……。僕はずっと役者になりたかったから、みんなが自分に良くしてくれたり、そんな風に言ってくれるのはうれしいけどね。自分自身は“セレブ”って感じじゃないし、有名になることに興味はないよ。ただ、自分がどんな道をたどってきて何者であるか、どんな人間にあこがれてきたかを忘れないようにしなければいけないと思ってる。自分がなりたい自分でいなければいけないと思ってるよ。

Q:まだ、あなたの周辺に変化はありませんか?

うん、まだないよ。まだね! 変わらないようにするよ。小さな変化は起こっているし、すっごいことも起こっているけど、それは起こるべきことが起こっているだけで、きっと自分が今いるべき状況なんだと思う。でも、特に何かが変わったと実感できることは起こっていないよ。

Q:これから俳優としてやっていく上で演技に対してどんな情熱をお持ちですか?

僕にとっては演技をすることは本当に情熱なんだ。学校でラグビーやサッカー、勉強もたくさんした。だけど、好きだったサッカーの試合中でさえ、興味がなくなり集中できなくなることがあった。でも、演技は大好きだから、そういうことは絶対に起こらないんだよ!

■日本の女の子はすごく特別!

Q:日本の女の子にとってもあなたはとても注目度が高いのですが、ガールフレンドはいるのですか?

うん、いるよ(笑)。でも日本の女の子は、すごく好きだよ。彼女たちは、すごく特別だと思う。だからもし彼女と別れたら、日本に来るよ(笑)!

寄宿制の高校に通っていたエド・スペリーアスに訪れた、突然のビッグチャンス。“農家の少年”だったエラゴンは、ドラゴンライダーという宿命を背負った。そして、退屈だった人生が突然変わる……そんな経験をしたエドが演じるエラゴンは、実物のエドと映画の中で見事にシンクロしている。彼自身が“エラゴン”なのだから、演技なんて関係ない。インタビューで、「YET(まだ)」という言葉に、大笑いしていたエドは、映画の中で「お前は“まだまだ”未熟者だからな。」とジェレミー・アイアンズ演じるブロムに何度も言われたセリフを思い出していたのかもしれない。“まだ”新人のエドが、これからどんな進化を遂げていくのか……大型新人の未来に期待したい!

『エラゴン 遺志を継ぐ者』は、12月16日より日劇1ほかで公開。

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