シネマトゥデイ

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ちき&ありあの「ど~こ観てるのよん」シネマ副音声
森を見るよりついつい木を見てしまいがち。さらに葉っぱについてる虫を、さらにさらに木のウロの中に顔をつっこんで宝探し。それは映画も同じこと。そんな2人が話題の映画のすき間を観察中。たわごと上等、的はずれご容赦!
『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』を「バブルってこう! うんうん!」で観察の巻
現在の日本経済崩壊を食い止めるために、過去に起こったある事をやめさせようと、17年前にタイムスリップ! って、いいの? 「過去を変えてはいけない」っつーのが、タイムトラベラーの掟(おきて)だったのでは? な~んて、カタイことは言いっこなしですね。これは、SFものというより、カルチャーギャップ・コメディーとして笑える映画なんですから。
 
いやー、バブルの時代! 見事に再現された文化・風景・ファッション! 撮影隊自体がタイムスリップして撮ってきたのかと思えるほどです。でもね、『ALWAYS 三丁目の夕日』のような、甘酸っぱい郷愁をそそるものじゃない時代なんだな、とつくづく思い知らされますね。バブルの時代を生きていた人も、まだ生まれてなかった人も、今、見ると超笑える変な時代だなあって、きっと思いますよ。まるで紙くずのような1万円札、ピッチピチのボディコンミニ、キャリアウーマンのニュートラファッション、唇からはみ出すほどに塗った真っ赤な口紅、ワンレンと、とさかのような前髪立ち上げ、う、うわぁぁぁ!
 
現代からタイムトラベルした真弓(広末涼子)が「眉毛、太っ!」と絶句するメイクをしているのは、過去の自分役でカメオ出演しているタレントさんたち、っていうのも笑いのツボです。実際、その人たちは、当時、そういう格好してたんだよな~ってね!
逆に、いかにもフツーの真弓のファッションや言動が、過去の人たちにいちいちツッこまれる相互の価値観・流行の違い。そういうのが、これでもか、というぐらい出てきて笑いが止まりません。そうそう、腰履きジーンズ、昔の観点からみたら、「ズリ落ちてるよ」って注意してあげたくなっちゃうかもね。それに、「クラブ」「ヤバイ」etc. そういう言葉の意味すら違っちゃっているんですから、さすが、ふた昔近い過去なんですね。
 
タイムトラベルして見て来たバブル期の人たちとは別に、下川路役の阿部寛さん、真理子役の薬師丸ひろ子さんは、現代の姿が老けメイクなんですが、17年でここまで老けるのか、というぐらいジジババ度に気合が入っています。だけど、田島(劇団ひとり)、過去はあんなに歯並び良かったのに、なぜ老けたら超出っ歯になるの? あれって、合わない入れ歯? なんてね。
 
過去に行った真理子さんが行方不明になった、と聞いたとき、まさか時間のひずみに? なんて考えちゃいけませんってば。これは、そういう映画じゃないんだった、と、ふたたび言い聞かせてしまいました。って、言ってるそばから、過去の下川路が、タイムトラベラー真弓にエッチをもくろんだとき、そんなことしたら、「誰かが消えてしまうかも!」って、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に影響されすぎでした、反省。とはいえ、もし過去を変えてしまった場合、現在に戻ったとき、送りこんだ本人もそのことを忘れてしまっているのでは? なんて、余計な心配……は、必要ない映画です。
 
いや~、最初、タイトルは『バブル【で】GO!』かと思っていました。だって、タイムマシンが洗濯機で、洗剤入れてまわして、泡(バブル)まみれで出てくるのですから。って、やっぱり、バブル時代に行くためには、が必要だっていうことだったのかもね!
「絵は口ほどに物を言う」ちき観察官:おおやちき。「ダ・ヴィンチ・コード」よりも、巧妙で愉快な「ちき・コード」を仕掛けるパズル作家&イラストレーター。当代きっての超細密画は右に出る者なし。 「書くは一時の恥」ありあ観察官:きちんと完璧な映画はもちろん、つっこみどころ満載のすっとこ映画も同じぐらい大好きな映画中毒者。右利きなのに文を書かせりゃ鏡文字。
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