シネマトゥデイ

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全米話題作2月
米ボックスオフィスのチャートを賑わす全米話題の映画を厳選して紹介します。
2007年2月のボックスオフィスは、ニコラス・ケイジ主演のコミック・ヒーロー映画『ゴーストライダー』が圧勝! エディ・マーフィの主演作や、『ゴーストライダー』に押され気味だったのが、本命と呼ばれていた『ハンニバル ライジング』! 愉快な映画が大好きな、アメリカらしさが出た2月のボックスオフィスです!
公式サイト
『ゴーストライダー』
全米初登場 1位 2/23-25順位 1位

英題:GHOST RIDER
監督・映画版原案・脚本: マーク・スティーヴン・ジョンソン
キャスト:ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ウェス・ベントリー
 
ストーリー

ジョニー(ニコラス・ケイジ)には17歳のときに悪魔(ピーター・フォンダ)に魂を売り、病気の父を救ったという秘密があった。30歳になった彼が最愛の女性 (エヴァ・メンデス)と再会したとき、再び悪魔が現れ、魔界の反逆者ブラックハート一味を捕らえるよう言い渡す。彼は魔力で“ゴーストライダー”に変身し、追跡を始める。
チェック!
超人気コミックの“ゴーストライダー”を製作したのは、かの有名な『スパイダーマン』シリーズを手掛けている敏腕プロデューサーのスタン・リー。彼がマーヴェルコミックを映画化すると必ず大きな金になる! というハリウッドの神話どおり、酷評続きだった前評判にも打ち勝ってボックスオフィスでは大ヒットを記録した。また、肩に「GHOST RIDER」というタトゥーまで彫ってしまうほど、コミック版からの大ファンだというニコラス・ケイジは、この役のために『ワールド・トレード・センター』の撮影に響いたほどの減量を強行。見事“ガイコツ”な顔でゴーストライダーを熱演した。ストーリーは、まさにコミックテイスト満載の本作だが、ガイコツ+炎という姿とユーモラスなヒーロー像に熱狂したのはアメリカのキッズたち。さらに原作ファンのお父さん世代も手伝って、2週連続の首位に立った。とにかく続編の製作を熱望しているニコラス・ケイジの望みはかなうのか!?
イケメンチェック!
<ウェス・ベントレー>
ニコラス・ケイジ演じるゴーストライダーと、死闘を繰り広げるのが、地獄の悪魔メフィストの息子であるブラックハート。父親からも見放されるほどの、悪魔でありながら、さらに札付きの悪であるブラックハートは、いつもちょっとイケメンな悪魔軍団と行動を共にしています。そんなブラックハートをセクシーに演じているのが、ウェス・ベントレー。本作では、ゴスなメイクをほどこして、ちょっと怖~い感じですが、本当はとってもハンサムな男の子です。しかも彼、英国アカデミー助演男優賞にノミネートされたこともあるほどの実力派なのです! 彼が、英国アカデミー賞の候補となったのは1999年に出演した『アメリカン・ビューティー』。お隣に引っ越してくる不思議な男の子リッキーを好演したウェスは、またたく間に注目され、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞ブレイクスルー演技賞を受賞するなど、多くの賞を受賞したスゴイ人。今度は、スッピンでお会いしたいものですね!
『ハンニバル ライジング
全米初登場 2位 2/16-18順位 7位

英題:HANNIBAL RISING
監督:ピーター・ウェーバー
キャスト:ギャスパー・ウリエル、コン・リー、リス・エヴァンス
 
ストーリー
 
若きハンニバル・レクターは、ルーマニアで生まれると、6歳で戦争に巻き込まれ、妹も脱走兵に惨殺されてしまう。ソ連軍によって孤児院とされたレクター家で、孤児として育てられていたレクターは、孤児院を脱走。孤独で破壊的な性格を持った青年に成長し、伯爵の家に引き取られる。そこで、彼の成長に大きな影響を及ぼしたミス・バイオレット(コン・リー)に出会い……。
チェック!
アメリカでも、ほとんどダーク・ヒーローとなってしまっているハンニバル・レクターシリーズの“序章”となる物語。知的でエレガントに残虐な殺人を犯していくレクター博士の出生の秘密が明らかになる本作は、公開前からその全ぼうが明らかにされることはなかったため、ファンの興味は最高潮に。また、レクター博士の青年時代に抜てきされた、フランス人俳優ギャスパー・ウリエルの美青年ぶりもアメリカ娘のハートをつかみ、公開当初から大きな話題を呼んでいる。しかしながら、やっぱり暗い映画よりは、“お笑い”を求めるアメリカ人は、エディ・マーフィのコメディ『ノービット』に足を運んでしまったようで、初登場1位を飾ることはできなかった。その後も、公開からわずか3週でランク外に……。不本意な成績にはなってしまったが、今回のテーマとなっている日本での公開はまだこれから。レクターファンも多い日本での公開に期待したい。
イケメンチェック!
<ギャスパー・ウリエル>
美しき青年殺人鬼の“ハンニバル・レクター”役を、エレガントに、スタイリッシュに演じるのは、フランスの期待の星ギャスパー・ウリエル。『アメリ』のオドレイ・トトゥ主演の『ロング・エンゲージメント』で、オドレイの婚約者役を演じて大注目を浴びた美少年! なんとこの役に抜てきされたとき、ギャスパーはまだ20歳! よだれが垂れるほどの美しさと的確な演技力をみせたギャスパーは、フランスのセザール賞で新人賞を受賞しちゃいます。その後もさまざまなフランス映画に出演したギャスパーでしたが、ついに本作『ハンニバル・ライジング』で、鮮烈なハリウッドデビュー! なんと役作りのために、葬儀屋さんで死体の勉強もしたという『ハンニバル・ライジング』では、今度は、殺人鬼レクターとして殺しまくります! まだ20代前半のギャスパーは、お顔だけじゃありません。役者としての力も十分! これからの成長が楽しみな、期待のイケメンくんなのです!
公式サイト
『ラブソングができるまで』
全米初登場 4位 2/23-25順位 6位

英題:Music and Lyrics
監督:マーク・ローレンス
キャスト:ドリュー・バリモア、ヒュー・グラント、クリステン・ジョンソン
 
ストーリー
 
1980年代に人気のピークを迎えた、“80年代ポップスター”であるアレックス(ヒュー・グラント)は、今では泣かず飛ばずのもの悲しい地方営業生活を送っていた。しかし、そんなアレックスに、またとないチャンスがやってくる。現在人気絶頂の歌姫であるコーラ・コーマンから、デュエット曲の作曲の依頼を受けたのだ。「これが当たればもうひと花咲かせる!」そう考えたアレックスだったが……。
チェック!
アメリカ人の大好きなラブ・コメディ映画が登場! しかも主演は、ラブコメの女王ドリュー・バリモアと、ラブコメのプリンス、ヒュー・グラント。そんな2人がそろったラブコメディなんて大ヒットまちがいなし!……のはずだったが、フタを開ければ全米第4位とふるわぬ結果に。なんといっても、エディ・マーフィ主演の『ノービット』が大当たりしてしまっている分、ラブコメディの入る隙間が小さくなってしまったようだ。強敵『ノービット』は結局越えられなかった第1週目に続き、第2週目も6位にランクダウン。やはり、コメディのキングであるエディ・マーフィの壁は、姫と王子の力をもってしても敗れなかった……。しかし、映画を観た観客からのネットレビューは上々。2人の息のあったコメディを観られる『ラブソングができるまで』は、アメリカのみならず、4月から公開される日本での観客の反応も楽しみだ。
イケメンチェック!
<ヒュー・グラント>
昔から日本人に大人気のヒュー様は、まだオックスフォード大学の学生だったころに出演した『モーリス』で、世界中の女子たちのハートをゲット! しばらくは、その美青年キャラで正統派路線をひた走りますが、だんだんと低迷期に陥ったヒュー様は、コメディ路線に方向転換! 天然オトボケキャラを生かした演技で『フォー・ウェディング』を皮切りに続々とヒットを飛ばす、コメディ界のプリンスとして君臨することとなりました。しかし、そんな天然なオトボケキャラは私生活でもそのまんまで、未成年の売春婦を買って、みだらな行為をしているところを警察に御用となったことも……。それでも、「超ダメだけど、憎めないヤツ」という、かなりお得なキャラで特に業界から外されることもなく、人気は今でもずーっと続いているのです。ガールフレンドだって、そんな問題オトコながら、キレイな女性ばかり! 世の男性たちの夢の女性であるエリザベス・ハーレーだって元カノなのですから、そのプレイボーイぶりは、計り知れないのであります……。
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『ゾディアック』
全米初登場 1位    

英題:ZODIAC
監督:デヴィッド・フィンチャー
キャスト:ジェイク・ギレンホール、ロバート・ダウニー・Jr、マーク・ラファロ
 
ストーリー

サンフランシスコで連続殺人事件が発生。犯人は、自らを“ゾディアック”と名乗り、現場に不可解な暗号や手紙を残していく。多くの手がかりを得ながらも、まったく犯人に届かない中、つぎつぎに殺人事件は起こり、事件を担当する4人の刑事たちは次第に“ゾディアック”に飲み込まれ、築いてきたキャリア、生活のすべてをめちゃくちゃに壊されていく……。
チェック!
実際に起こった連続殺人事件を基に作られたという身の毛もよだつストーリーを、スリリングに、かつドラマティックに描くのは、『ファイトクラブ』がアメリカでヒットを生んだデヴィット・フィンチャー。海外では不発だったにもかかわらず、全米では大ヒットとなった『ファイトクラブ』の効果でアメリカでのデヴィット作品の評価は高い。今回は『ブローク・バック・マウンテン』で演技力の高さを絶賛されたジェイク・ギレンホールが主演のうえ、実力派のロバート・ダウニー・ジュニアなどの骨太俳優が勢ぞろい。しかし全米初登場は、強敵コメディー映画『ワイルド・ホッグス(原題)』に抑えられて2位に。4人の刑事たちと、連続殺人鬼……と物語全体もタフに作られているため、フィンチャーファンでも好き嫌いがはっきりと分かれる作品かもしれない。そしてやっぱり笑いを求めるアメリカ人には、なんといってもコメディー映画が最強だということを見せつけた結果となった。
イケメンチェック!
<ロバート・ダウニーJr>
『チャーリー』では、鬼才チャーリー・チャップリンに見事になりきって、数々の賞を総ナメにしたロバート・ダウニー・ジュニアですが、このごろとんと彼の名前を聞いていなかった人も多いはず。ロバートは、自分の演技が絶賛されていた絶頂期にドラッグ漬けとなってしまった不幸な男なのです。これから飛躍という1996年、ロバートはドラッグ所持で逮捕されてしまいます。その後、何度も逮捕されて、しまいには実刑判決まで受けてしまったのでした。本当はイイヤツというロバートのため、多くのセレブが彼を助けようとしましたが、ドラッグの魔力から逃れられなくなったロバートは、みずからリハビリ施設へ……。長いリハビリ期間を経て、ドラマ「アリー・my・ラブ」で見事に復活を遂げました。最近ではアカデミー賞のプレゼンターとしても登場し、自らのドラッグ歴を披露する自虐ネタもオオウケ。せっかくのもう一度のチャンス、ロバートには頑張ってほしいですね!
今月はこの人に注目!『ナンバー 23(原題)』のジム・キャリー
全米初登場 2位 3/2-4順位 5位

英題:The Number23
監督:ジョエル・シュマッチャー
キャスト:ジム・キャリー、ヴァージニア・マドセン、ダニー・ヒューストン
 
ストーリー

妻と息子、3人で幸せに暮らしていたウォルター・スパロウ(ジム・キャリー)は、ある日、古本屋で「23」という本を見つける。その本を読んでいくにつれ、“23”という数字が、誕生日、住所など、自分の生活すべてに関係していることを知る。そして、「23」という本は、自分が書いたのでは!? という強迫観念にとらわれ、ウォルターの人格は徐々に壊れていく……。
ジム・キャリーってどんな人?
すっかり「コメディ映画はイヤ!」になってしまった(?)ジムが、今度は本格スリラーに挑戦。いつも大笑いさせてくれるジムが、初めての“R指定”映画に主演なんて、子どもたちもびっくりです。また、今回は美女とのハードなラブシーンもあったり、とにかく見たことがないジムが続々……。『マジェスティック』『エターナル・サンシャイン』など、演技の幅を広げてきたジムですが、今回のジムは本当に怖いんです! 本作のポスターも一瞬観れば、あのジム・キャリーとは分からないほどの鬼気迫る表情。“23”という数字に取り付かれてしまった主人公を熱演したジムですが、評価のほどは散々。やはりコメディ大国のアメリカ人としては、“お笑い”を見せてくれないジムはダメダメのようで、ネットでのユーザーコメントも罵倒の嵐。作品自体は、初登場2位となりましたが、ジムも、そろそろコメディに戻ってきてもいいころなんじゃ?
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