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伊藤英明
『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』
初めて『スター・ウォーズ』を観たときと同じ気持ちになった
『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』伊藤英明 単独インタビュー

取材・文:シネマトゥデイ 写真:秋山泰彦

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空前の大ヒットを記録した『海猿』シリーズで主役を演じ、ドラマに、CMにと、大活躍中の伊藤英明が、次に選んだ作品は “和製ウエスタン”。鬼才・三池崇史監督の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』で、伊藤は全編英語セリフに挑戦。2丁拳銃を巧みに操り、西部劇のヒーローそのもののようなガンマン役をニヒルに演じ切った。海外からも熱い注目を浴びている本作で、ハリウッドスター顔負けの見事な銃さばきを披露した“ガンマン”伊藤に、話を聞いた。

■役名不明? “ジャンゴ”じゃないの?

Q:“ガンマン”という役名が決まったときの感想を聞かせてください。

撮影中も自分の役名が気になっていて、“ガンマン”ってことはないだろうと思ってたんです(笑)。それで何となく周りにも聞いてみたんですけど、「“ジャンゴ”じゃないの?」って言われていて……。そのときは気にも留めなかったんですけど、映画を観終わって、“ジャンゴ”の秘密が分かったとき、笑いましたね(笑)。

Q:本作では、鍛え上げた肉体を披露していらっしゃいますが、あのセクシーな色気はどこからきているんでしょう?

洞窟(どうくつ)でガンマンがやられてしまうシーンがあるんですよ。そこでの撮影は本当に寒かったんです。そんな寒い中で、上半身裸になっている僕を看病してくれている役の塩見三省さんの触り方がいやらしくて、妙に生あったかくて、何か変な気分になっちゃいましたね(笑)。今回は、木村佳乃さんとのラブシーンもあったんですけど、セクシーどころか、ベッドの中でも早撃ちだったんで、情けない感じでしたね(笑)。

Q:伊藤さんは小さいころ、ガンマンごっこはしていましたか?

そうですね、小さいころはよく遊んでいました。でも本格的に銃を使うことは初めてだったので、動きがすごく難しかったです。だから現場では、銃をくるくる回したり、手になじませるような練習をしたりしていました。

Q:乗馬に銃に英語にと、挑戦することがたくさんあったかと思いますが、何が一番大変でしたか?

大変というより、全部面白かったです。もともと馬に乗るのは好きだったので、練習は練習だけど苦痛に思うことなく、むしろ楽しんでいましたね。

Q:かなり過酷な現場で、馬も大変だったのでは?

大変でした! 馬が動かなくなることもありましたからね! 馬も嫌がるんですよ。テストをたくさんやり過ぎて嫌がるともう動かなくなっちゃう。銃に驚いて馬がバーッと走り出したり、巨大な扇風機で風を起こしたときは動かなくなったりしていましたね。

■初めて『スター・ウォーズ』を観たときと同じ感覚

Q:出来上がった映画をご覧になって、新しい発見はありましたか?

う~ん……、ガンマンって本当は弱いんじゃないかと……(笑)。じゃあ、一体おれの役目は何なんだろうっていうのが、気になっているところです(笑)。でも観終わったときに何か、初めて『スター・ウォーズ』を観たときと同じ感覚に陥りましたね。世界観はめちゃくちゃなんだけど、何か面白い! っていう。

Q:実際、ガンマンは弱いんですか!?

ガンマンが裸になったときに、どこに傷をつけるかって三池さんが細かく言ってたんですけど、よく観たら、背中に後ろから狙われたような刀傷があって……(笑)。しかも前からも撃たれている傷あとがあるし。結構生死をさまよってたんだなあと思いました(笑)。それは、木村さんとのラブシーンをよく観れば分かりますよ(笑)。

Q:衣装がとても個性的ですが、衣装合わせで皆さんの格好を見たとき、どう思いましたか?

みんなの衣装が派手だったから、うらやましいと思いましたね。誰がうらやましいとか特にないんですけど(笑)。

Q:三池監督は役者と一緒に作品を作り上げていくという印象がありますが、伊藤さんからアイデアを出されたりしましたか?

衣装についてずいぶん話し合いました。ガンベルトの位置や、銃は何を使いたいとか、銃の種類にはこだわりました。

Q:主演作の『海猿』シリーズは大ヒットを記録しました。その後に出演される作品として意識されたことはありましたか?

特に意識はしませんでしたね。とにかくそこに飛び込んでみよう! という気持ちだったので。『海猿』シリーズもヒットしたかもしれないですけど、でもそれはあくまでも日本の中だけじゃないですか。これは世界中の人に観てもらえる機会があるかもしれない映画なので、楽しみですね。

■自分の役をスキヤキの具に例えると……

Q:最後ですが、伊藤さんは『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の中で、スキヤキの具に例えると何だと思いますか?

……春菊。入れなくてもいいんだけど、入れないと寂しいから……(笑)。

長身でハンサムな伊藤は、クールなイメージだったが、実際にはとても気さくな好青年だった。シリアスなコメントもあり、時にはこちらが大笑いしてしまうようなことを、さらりと言えるユーモアも持ち合わせている、まさに何でも入った“スキヤキ”のような役者だ。恋愛ドラマ、アクション、そしてコメディー。これまでいろいろな役柄に挑戦してきた伊藤が持つ、役柄への柔軟さの秘訣(ひけつ)が垣間見えた気がした。主演作のヒットにも決しておごることなく走り続けている、伊藤から目が離せない。

『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』は9月15日より渋谷東急ほかにて全国公開

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