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『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』ブレンダン・フレイザー 単独インタビュー

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『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』ブレンダン・フレイザー 単独インタビュー

観客がこの映画を楽しむ姿を想像しながら、撮影現場に立っていた

取材・文:シネマトゥデイ

世界中で続編が熱望されていた『ハムナプトラ』シリーズ第3弾『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』が、ついに日本で公開される。主人公リック・オコーネルを演じるのは、おなじみブレンダン・フレイザー。今回の冒険の舞台は中国。永遠の命を狙う悪の皇帝を、ジェット・リーが熱演する。あこがれのアクションスターであるジェット・リーとの対決、そして久しぶりのミイラたちとの戦いを心から楽しめたというブレンダンに、手に汗握るアクションシーンの秘密、そして作品の魅力を語ってもらった。

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パート3を作るって電話をずっと待っていたんだ!

ブレンダン・フレイザー

Q:前作から7年、ファンにとってはとっても長かったです!

本当だよね! 7年はほんと~に長かった。僕もこのときを待っていたんだよ。だってね、このシリーズにかかわってから、本当にたくさんの人たちに「続編はいつできるの?」「一体、いつになったらパート3が観られるんだよ!」って散々言われてきたんだから。ンなこと言われたってわかんないよ~って感じだったんだけどさ。だって電話がかかってこないんだもん! 「続編撮るよ~っ」っていう電話がさ!

Q:7年ぶりに電話がかかってきたときはどんな気持ちでしたか?

ついにきたって感じだったよ。それで「続編撮るよ!」って言われてさ。今度は、どこに行くんだ!? ってプロデューサーに聞いたら、「中国だよ」って。正直最初はびっくりしたよ。何で中国!? って。面白いけど、どういうこと!? ってね。そしたらスティーヴン・ソマーズが「中国古代の歴史を知ってるだろ? 兵馬傭の兵士たちを知ってるだろ?」って言うんだよ。確かにドキュメンタリーで観たことはあったんだけどね。それから「よく考えてみろよブレンダン。マミー(ミイラ)はいるはずだろ!」って言われたのさ(笑)。

Q:実際に中国のミイラたちと戦うこととなった本作ですが、完成した作品を観ていかがでした?

最高だよ! 今回は、とっても悪~い皇帝が出てくる。前作で描かれた永遠の愛に代表されるように、このシリーズのテーマは、やっぱり永遠。でも今回は、永遠の命が欲しい悪の皇帝。それも最高に強い(笑)。何といっても、悪の皇帝を演じるのはジェット・リーだからね。VS.ミイラ。VS.ジェット・リーなんて、面白くないわけがないでしょ!

「おれのケツを、けっ飛ばして~!」と大興奮!

ブレンダン・フレイザー

Q:ひさびさの、『ハムナプトラ』の撮影現場は楽しめましたか?

ああ、とってもね! 何といっても、これだけみんなから続編を熱望された作品はなかったから、いつでも観客が映画を楽しむ姿を想像しながら、撮影現場に立っていたよ。僕は人を楽しませることが本当に好きなんだ。だから素晴らしい共演者たち、それからスタッフたちと一緒にこの映画を作れたことはすごく幸せだった。楽しかったよ!

Q:ジェット・リーとの対決はいかがでしたか?

ジェット・リーが出てくれるって聞いたときは、ものすごくうれしくて大コーフンだったよ。だってジェット・リーだよ! ジェット・リーなんだよ!? ジェット・リー・ジュニアでもないし、なんちゃってジェット・リーでもない。ホ・ン・モ・ノ! そりゃ「おれのケツを、けっ飛ばして~!」ってなるよね。超クールな体験だったよ。

Q:ジェット・リーは、実際にあなたのお尻をけっ飛ばしてくれましたか?

あはは(笑)。本当はけっ飛ばして欲しかったんだけど、ジェット・リーはすごい紳士なんだ。もちろんアクションの動きは決まってはいるものの、けりやパンチをするたびにジェット・リーは本当にスレスレのところで止めてくれるんだ。いつも僕のことを気にかけてくれていて、すごくジェントルマンだった。今じゃとても尊敬しているよ。正直彼のパンチなんて受けたくないもんね。だって撮影中はどんなに殴り合っていても、撮影の後は一緒にランチ食べるんだからさ(笑)。

スリリングな映像だけじゃなく、家族のドラマも観てほしい

ブレンダン・フレイザー

Q:本作では、家族のきずなもとてもよく描かれていましたね。オコーネル・ファミリーのことをどう思いましたか?

オコーネル・ファミリーは、とってもいいパンツをはいてるよ! なんてったって一家そろって、砂漠であれだけ大暴れして、絶対に破れないんだから。丈夫でしょ(笑)!……って、それは冗談だけど、彼らに起こっていることっていうのはどの家庭でも起こりうることだと思うんだ。反抗期の息子に、頑固な親父のぶつかり合いっていうね。この映画のすごいところは、素晴らしいビジュアルエフェクトを使った映像と同時に、人間同士のつながりも見せてくれるところだよ。観客は、襲い掛かってくるミイラたちの集団に「ひえ~」ってなりながらも、でも一方でオコーネル一家のドラマを知っている分、彼らに感情移入することができると思うんだ。家族のドラマも観てほしいね。

Q:ティーンエイジャーの父親役ですが、ティーンの息子の父親を演じるのはどんな気分でしたか?

ワクワクしたよ! 反抗期真っ盛りの息子なんてね(笑)。僕の息子はまだ小さいから、そんな経験はしたことがないけど。でも楽しかった!

このシリーズが世界中に愛されている秘密は、魅力的なストーリー

ブレンダン・フレイザー

Q:ロブ・コーエン監督の演出はいかがでしたか?

ロブは、初めてこのシリーズに参加したんだけど、彼はとても情熱的で、面白い監督だった。彼が監督した『ワイルド・スピード』『トリプルX』はとても好きだったからね。CGIを使い、さらに深い人間ドラマをミックスしたエンターテイメントを作ることがとても上手な監督なんだ。特にアクションシーンのスピーディーさなんて、最高のものが出来上がったなと思うほどだよ。

Q:最後に、この『ハムナプトラ』シリーズが世界中に愛されている秘密はどこにあると思いますか?

難しい質問だね。でも、やっぱり魅力的なストーリーじゃないかな。ミイラってとてもミステリアスで、ちょっと怖いものだけど、でもそんな彼らが秘めているのは永遠の愛だったり、永遠の命だったり……。それってロマンチックさを感じない? 『ハムナプトラ』シリーズが愛される理由……、それはファンタジー、そして愛、家族のドラマ、それからキュートな僕のアクションかな(笑)。


とても40歳とは思えないほど、若いエネルギーにあふれたブレンダン。とにかくやんちゃで、インタビュー中も、いすからずり落ちてみたり、物まねをしてみたり、やりたい放題。まるで普通の生活が退屈で、いつでも刺激的な冒険に行きたくてうずうずしている主人公リックのようだ。げらげらと笑いながらおどけてみせる“永遠の男の子”ブレンダンには、50歳になってもこの『ハムナプトラ』シリーズに挑戦していってもらいたい!

『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』は8月16日より日劇ほかにて全国公開

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