シネマトゥデイ

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サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン
『セックス・アンド・ザ・シティ』
愛を追求する4人のヒロイン、そして許しは愛の追求とともにやってくる
『セックス・アンド・ザ・シティ』インタビュー

文・構成:シネマトゥデイ

ニューヨークに住む4人の女性たちの生きざまを、女の本音たっぷりに描いて大ヒットした海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」が、放送終了から4年の歳月を経て映画化された。ファッショナブルなキャリー・ブラッドショー役のサラ・ジェシカ・パーカー、性に奔放なサマンサ・ジョーンズ役のキム・キャトラル、幸せな家庭を築いているシャーロット・ヨーク役のクリスティン・デイヴィス、そして母親と仕事の両立に悩むミランダ・ホッブス役のシンシア・ニクソン。映画同様、女性として強く生きる4人の女優に話を聞いた。

■愛の追求と許しについての物語

Q:本作のテーマは2つのL。つまりLABEL(肩書き)とLOVE(愛)ということですが、それはどのような意味なのでしょうか?

サラ・ジェシカ・パーカー(以下S):それは映画の冒頭でキャリーが語ることでもあるわ。ナレーションで彼女は「女性たちは肩書きと愛を求めてニューヨークにやってくる」と言うの。肩書きは何でもいいの。仕事でも、称号でも、商品でも、物欲でも構わない。愛は友だちとの愛や恋人、家族との愛かもしれない。その愛をどう追い求めるのかが変化していくの。だから物語は友情と愛について、そして愛の追求について描かれるわ。それと同時に、許しについての物語でもあるの。許しは愛の追求とともにやってくる。この物語は、過去の自分と現在の自分を見事に描いていると思うわ。

Q:オスカー女優のジェニファー・ハドソンがあなたのアシスタント役で登場していますね?

S:ジェニファーに参加してもらって良かったわ。映画の中の彼女は美しいだけじゃなく、理想を持ってニューヨークにやってくる人たちの象徴なの。それに恋に落ちる無垢(むく)な感覚や、もっとシンプルなものが見えてくるの。そういったものすべてを脚本に織り込んだマイケル・パトリック・キングの功績は語り尽くせないほど大きいわ。

■サマンサに子どもが? 衝撃の裏エピソードを暴露

Q:ニューヨークでの撮影はいかがでしたか? 撮影中、ファンや大勢のギャラリーが集まってきて大変ではなかったですか?

キム・キャトラル(以下K):うれしかったし、圧倒されたわ。放送が終了してから4年の間に、わたしたちの番組は北アメリカから世界中へとファン層が広がったんだと思ったわ。撮影中、他国から来た人たちがいたんだけど、わたしたちのキャラクターの名前を知っているばかりか、監督の名前まで知っていたのよ。それどころか衣装担当のパトリシア・フィールドがロケ地にいると、皆が「パット、愛している!」って叫んでいたわ。俳優だけじゃなく、スタッフのファンまでいるの。わたしたちは夢中になってくれるファンたちに支えられているのよ!

Q:あなたの演じるキャラクターについては、マイケル監督と話し合われましたか?

K:テレビシリーズでは毎年始まる前に、マイケルと打ち合わせをしたわ。彼が大まかに説明し、どんな感じの脚本になるか概略を話してくれたの。だから基本的な輪郭はわかっていたけれど、後から大幅に変更されたものもあったわね。実はサマンサは子どもを持つはずだったんだけど、それは却下されたの(笑)。あと、ほかのキャラクターがガンになるはずだったんだけど、それはサマンサの物語になったわ。彼はわたしたち4人を本当に素晴らしく描いてくれるから、わたしはマイケルのことを本当に信頼しているわ。

Q:再びサマンサを演じていかがでしたか?

K:脚本を読んでとても魅力を感じたわ。一人の男性との関係に落ち着いたところで終わっていたでしょ? 最終話のサマンサは、彼女らしくなかったから、わたしはとても疑念を抱いていたの。この4年間、サマンサはスミスとの関係を続けてきたわ。でも今回、葛藤(かっとう)する物語の中で、彼女が4年後にそれをどうするのかを見てもらえる。うまくいったと思うわ。でも残念ながら、ここまでしか言えないわ。

■ギャラリーとパパラッチのエネルギーが日々の糧

Q:テレビシリーズが熱狂的なファンを獲得し、「本当にすごい」と感じたのはいつごろのことでしたか?

クリスティン・デイヴィス(以下KD):わたしたち4人が「タイム・マガジン」誌の表紙になったときね。見出しは「誰が夫をゲットするか?」あれはまさにシュールな瞬間だったわ。表紙にしたいと言われて、わたしたちは「何で?」って感じだったの。でもその記事には、わたしたちが自分で選択し、結婚観を持ち、消費するお金も稼ぐ社会経済にかかわる女性たちにつながる存在だと書かれていたの。すごいでしょ!

Q:今回のニューヨークでの撮影はどこか違いましたか?

KD:確かにギャラリーは増えたわね。それにパパラッチも増えたわ。でもそれっていいことだと思うの。わたしたちは彼らのエネルギーを取り込んで、それを使おうって考えるようにしたの。それがわたしたちの日々の糧になったわ。

Q:シャーロットのことを知らない人たちに対して、映画での彼女はどういう状態から始まりますか?

KD:シャーロットはハリーと幸せな結婚をし、リリーという娘を中国から養女に迎えているの。彼女は落ち着き、地に足がついている状態よ。でもシャーロットにとって物事がうまく行き過ぎているから、ちょっと罪悪感があるの。友だちはあまりいい状態じゃなかったり、良くないことが起こったりしているから。だから自分にも何か悪いことが起こるんじゃないかと心配になるの。でもテレビシリーズでシャーロットは、結婚や子どものことでつらい経験をしてきたわ。だから映画が彼女の幸せな結婚生活から始まることは素晴らしいことだと思うわ。

■サラの決断はいつでも素晴らしいから何の心配も要らない

Q:再びミランダを演じて、一番ワクワクしたのはどういうところでしたか?

シンシア・ニクソン(以下C):そうね。ほかの女性たちとの関係、特にキャリーとの関係だと思うわ。とても強烈だし見せ場もあるしね。それにミランダ自身が見どころよ。夫のスティーブとは今もゴタゴタしているし、苦悩する母親でもあるの。そんな風にいろんなものが詰まっているところにワクワクしたわ。

Q:サラとの共演はいかがでしたか? この作品に関して、彼女は製作も務めていますよね。彼女の特別なものを作ろうとする意欲は一緒に仕事をして、どう感じましたか?

C:シリーズを重ねるごとに、サラはもっとこの作品にかかわるようになっていったわ。そして自分の意見に対してもっと自信が出てきたみたい。わたしは彼女の意見を素晴らしいと思うわ。サラが指導的な立場になったことで、わたしたちは最高のものが作れると実感したの。彼女はいつも上質な決断をしようとしているから、わたしたちは何も心配する必要がないの。

Q:あなた方はニューヨークの象徴のような存在です。そのことを実感したことはありますか?

C:わたしがそう感じるのは、特に、外国から来た旅行者と話しているときね。今まで一度もニューヨークを訪れたことがない彼らにとって、わたしたちがまさにニューヨークの強烈な風景の一つになっているみたいなの。そういうときは、何となく親善大使になったような気がするわ。

ニューヨークに生きる4人の女性像を演じた4人の女優。もちろん映画のキャラクターとは違う部分もあるが、共通しているのは、全員が「人生を楽しんでいる」ということ。これまで、テレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」から、どれほどの女性たちがパワーをもらっただろう。劇場版では、さらに輝く4人の女優が放つエネルギーから、友情の大切さ、恋愛の楽しさを肌で感じることができるはずだ。

(C) MMVlll New Line Productions, Inc. Sex and the City(tm) is a trademark of Home Box Office, Inc. All Rights Reserved.

『セックス・アンド・ザ・シティ』は8月23日より日劇3ほか全国東宝洋画系にて全国公開

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