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奥菜恵
『シャッター』
自分の信じる道に一生懸命取り組むことができればいい
映画『シャッター』奥菜恵 単独インタビュー

取材・文:内田涼 写真:田中紀子

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オール日本ロケを敢行し、アメリカでスマッシュ・ヒットを記録したハリウッド映画『シャッター』。1枚の写真から巻き起こる怪奇現象をスピリチュアルな視点で描いたスリラー作品で、謎の美女・メグミを体当たりで演じているのが、奥菜恵だ。市川崑監督の遺作となった映画『犬神家の一族』以来、久しぶりのスクリーン復帰を果たした彼女に、役作りのこだわりからハリウッド・デビューの感想まで語ってもらった。

■ハリウッド・デビューに鳥肌!

Q:今年3月のアメリカ公開を経て、ついにご自分の出演作が日本で上映されることになりました。今の率直な気持ちを教えてください。

撮影したのが去年の初春くらいだったのかな……1年以上たっているので、わたしの中ではやっとという気持ちが強いですね。

Q:ハリウッド・デビューしたという感覚はご自分の中でありますか?

映画が始まって、20世紀フォックスのマークが出た後で、自分の名前がクレジットされているのを見たときはやっぱり感動しましたね。鳥肌ものでした。

Q:映画『パラサイト・イヴ』『感染』で知られる落合正幸監督のもと、日本でロケ撮影が行われた本作ですが、やはりハリウッド映画ということで「いつもと違う」と感じた点があったのではないでしょうか?

海外のキャストの方々(ジョシュア・ジャクソンやレイチェル・テイラー)がいるので、現場には常に通訳さんがいらっしゃいました。でも大きな違いはそれくらいですね。あとは自分のやるべきことをするという部分では、もう普段とまったく変わりなかったです。

■切ない部分もある謎の女・メグミ

Q:さまざまな怪現象を巻き起こす謎の女性・メグミを演じる上で、どのように役柄にアプローチしましたか?

すごく短い時間の中で、いろいろな気持ちの変化を演じなければいけない部分がありました。彼女の抱えている気持ちの背景を考え、それを丁寧にたぐり寄せることに重点を置きましたね。

Q:愛する相手に対し強い情念を抱く、という役柄をつかむのは難しかったのでは?

そうですね。わたしが演じたメグミは本当にまじめな女性で、初めて心から愛せる相手(ジョシュア演じるカメラマン)と出会ったのに、その相手を純粋にまっすぐ愛した結果、裏切られてしまう。そんな彼女の傷や悲しみが、いろいろな怪現象を巻き起こしてしまうというのは……ちょっと切ない部分もありますしね。

■幼いころに幽体離脱! スピリチュアル・フォト目撃も

Q:奥菜さんご自身は、映画に登場するようなスピリチュアルな存在は信じますか?

ええ、小さいころから不思議な体験が多かったので、わたしは信じています。幽体離脱のような経験もあるので(笑)。

Q:霊的な存在といえば、この映画ではスピリチュアル・フォトがとても重要なキーになっていますね。

わたしも心霊写真、見たことあるんですよ! 子どものころに行った林間学校の写真に赤ちゃんをおんぶした母親の姿がハッキリと写っていて。そういう経験も、霊的なものを信じている理由かもしれませんね。

■女優の道はマイペースに

Q:今後どのようなスタンスで女優業を続けていくご予定ですか?

基本がマイペースなので、自分のペースを守りながら、あまり一つのことにとらわれずに「これ面白いな」っていう自分の信じる道に一生懸命取り組むことができればと思ってます。

Q:最近はご自分でカメラを持ち、セルフポートレートを撮影されたりもしていますね。

写真を撮るのは好きですね。写真の魅力って流れる時間の中で二度と戻ることのできないその瞬間瞬間を切り取って残してくれる、ある意味とてもぜいたくなものだと思うんですよね。

Q:最後に公開を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

本当に一生懸命、メグミという女性を生きたつもりです。ぜひご覧になって、楽しんでいただければうれしいです。

しばらくの休業を経て2008年、舞台への出演や新作映画の撮影など再び精力的な女優活動を再開させた奥菜にとって、苦労の末に完成したハリウッド映画『シャッター』の日本公開はうれしいようだ。メグミというミステリアスな女性を演じた奥菜の姿は、これまでのイメージを打ち破る新境地であることは間違いない。今後の女優としてのさらなる可能性を確かめるためにも、ファンならずとも見逃せないスピリチュアル・スリラーの秀作である。

『シャッター』は9月6日よりお台場シネマメディアージュほかにて全国公開

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